今日放送のNHKクローズアップ現代
アニメを旅する若者たち “聖地巡礼”の舞台裏
2000年代以降深夜アニメの数が増加し、アニメ制作会社が増加する仕事の軽減のために実在する市町村をモデルにするようになり、それをファンが探し出すようになったのが聖地巡礼の始まりだと番組内で紹介されていました。
花咲くいろは
で実際にモデルになった町で聖地巡礼人気にあやかろうと作品内の架空の祭りを実際にやってみたりと聖地になったことでの経済効果はかなりのようです。
その一方で、埼玉県でわざわざ地元紹介のためにアニメを制作したり
輪廻のラグランジュ
のように地元(鴨川)が積極的にアニメファンの取り込みを狙うも逆に「あざとすぎる」とドン引きされる現象も起きたりと
聖地巡礼
を巡る悲喜こもごもが近年起きているというまとめでした。
個人的に『聖地』と言われるとアニメ「けいおん!」の旧豊郷小学校(主人公達が通う“桜ヶ丘高校”のモデルになった建物)や京都市内(主人公達の住む町あるいは京都への修学旅行で風景の描写あり)が真っ先に思い浮かびます。
けいおん!の場合この世から消えていたかも知れない(10年ほど前に当時現役だった豊郷小学校の校舎を解体するか否かで全国ニュースになるほどの大騒動になった)ものがなんとか残り、その後けいおん!のモデルになったことで町の活性化に一役買っている現状を思うに非常に感慨深いものがあったりします。
今後も新しいアニメ・ゲームが登場する度にモデルとなった地域が新たな聖地となるのでしょうが、これだけ聖地巡礼で地域が盛り上がるのであれば
福島県・宮城県・青森県の東日本大震災の被災地三県を舞台にアニメを作って聖地巡礼で人を呼び込めないのかな?
と本気で考えてしまいました。
リンク: アニメを旅する若者たち “聖地巡礼”の舞台裏 - NHK クローズアップ現代.