
先日ついに最終回を迎えた
アニメ「ガールズ&パンツァー」 http://girls-und-panzer.jp/
昨年放送予定だった最終回が遅延した事もあり、地域格差が相当になってしまったため、つぶやきその他を控えていたら(最終のバンダイチャンネルといばキラTVのライブ配信)放送終了から10日も経ってしまいました。
昨年末放送の10話で新参のアリクイさんチームが撃破され、その直後からのスタートとなった11話。
様々な作戦で黒森峰を翻弄する大洗女子学園とそれに冷静な対処を行う黒森峰女学園の隊長西住まほとそれとは対照的に引っかき回される黒森峰のチームメイト。
おちょくり作戦の際の生徒会チームのヘッツァーの活躍は見事でした。
その後、渡河を行った際にウサギさんチームがエンストで落伍しそうになるもそれを助ける西住みほとその背中を押す大洗女子学園戦車道チームの面々。
仲間を見捨てない強さと優しさがあったからこそここまで来れたと評する秋山優花里の言葉が印象的でした。
そして市街地での戦いを挑もうとした大洗女子学園の前に立ちふさがったのが
ドイツの試作超重戦車マウス
このマウス(ドイツ語でハツカネズミ)、第二次大戦末期に試作された重量188トン、128mm砲搭載の怪物戦車で、ダージリン曰く
史上最大の超重戦車
が登場したことはまさに脅威でした。
11話の予告でヤークトティーガーがその強さを誇示していましたが、それ以上の怪物が現れたことで余りのことに視聴者が度肝を抜いたと聞いております。
そのマウスに風紀委員のルノーB1bisと歴女チームの 号突撃砲が相次いで撃破。猛威を振るうマウスと、市街地に向けて進撃する黒森峰の勇姿のバックに流れるパンツァーリートが印象的でした。
そして12話。市街地で黒森峰と決着をつけるにはマウスを倒すしかないという状況で武部沙織の一言にとんでもない作戦を思いついたまほ。
あえて詳細は書きませんが、あんな無茶な作戦を考える西住殿もそれを実行してしまう大洗女子学園の面々にも驚く以外になかったです。
そして数の上でも性能の上でも劣る大洗女子学園は最後の手段
フラッグ車同士の一騎打ち
の為に奔走する事に。一年生チームの
戦略大作戦(クリント・イーストウッド主演の戦争アクション映画、10話で一年生チームが観ていた映画がこれ)
には笑うしかなかったです。黒森峰の重駆逐戦車エレファントとヤークトティーガーを自らを犠牲にして仕留めた姿は感動的でもありました。
そして廃校を舞台に西住みほ達あんこうチーム(四号戦車)と西住まほのティーガー戦車との一騎打ち。
この一騎打ちの動画はどうにも自分の文才では表現出来そうになく、ただただ
凄い
の一言でした。そしてこの一騎打ちのために傷つき撃破されていく大洗女子学園の戦車達が非常に印象的でもありました。
そしてついに数々の苦難を乗り越えてまほのティーガーを撃破、大洗女子学園の優勝が決定した瞬間思わず涙が出ました。
その後西住殿は姉のまほと和解。みほの事を認めていなかった母しほも静かに拍手で次女の勝利を讃え、家族の和解もここに成った次第でした。
その翌日、鹿島臨海鉄道で大洗に帰還した大洗女子学園戦車道チームの凱旋で物語の幕はおり、録画を観ながら拍手喝采をしておりました。
最終回が三ヶ月の延長という思わぬトラブルもありましたが、無事最終回を迎えてこのガールズ&パンツァーという作品に触れ、好きになれたことが本当に良かったと思った次第でした。
ところで、このガールズ&パンツァーの最終回を迎えて思いがけない話を目にする事になりました。ガルパンの舞台となった茨城県大洗町の人達が心から大洗女子学園の優勝をお祝いしているというのです。
1.鹿島臨海鉄道大洗駅に大洗女子学園の第63回戦車道全国大会優勝記念の横断幕が掲げられる
2.大洗町の商店街の店舗が優勝記念セールを実施。きたる4月21日には商店街を挙げての大洗女子学園の優勝記念セールを実施予定 http://magarimatu.web.fc2.com/100en.html
優勝記念横断幕の話を聞いた時は本当に涙が出ました。アニメのためにここまでしてくれるのかとその熱い思いがファンとして嬉しかったのです。
大洗は所謂「聖地巡礼」の成功例として最近語られる事が多くなってますが、個人的にはその枠で語れる状況ではないと思っていたりします。
3月24日に大洗海楽フェスタに参加したのですが、あの大洗の雰囲気は
「聖地巡礼でファンが落とすお金目当てで色々やっている」
のではなく
「大洗の人達自身がガールズ&パンツァーという作品を楽しんでいる」
と切に感じたのです。街なかでガールズ&パンツァーのサントラをながしているところが何軒もあり、あんなのは早々やれる事ではないと思いました。
ありきたりな言葉かもしれませんが、ガルパンという作品に出会えて本当に良かったです。
リンク: ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)|公式サイト.(http://girls-und-panzer.jp/)