突然ですが、いわゆるゲームやアニメのキャラクターを模した
『フィギュア』
ですが、一昔前までは本当におたく趣味の中でも非常にコアな人達向けのアイテムでした。
1.素人には作れない
フィギュアの製作はプラモデルなどの製作に比べると非常に難しく、よほどの腕がないと作ることは不可能です。
2.値段が高い
市販されている物でも安くて一万円からというのがざらで、更に1と関わることですが、必要な道具類などへの出費も考えると早々手が出せる代物ではありません。
3.欲しいと思える作品がない※個人的主観として
フィギュアというと大抵『美少女フィギュア』と呼ばれるもので、自分の好きな作品に関連した商品という物は皆無と言ってもいい状態がずっと続いてました。
値段が高く付く、素人には作れない、何より欲しい作品がないということで、(キャラクター)フィギュアは本当に縁遠い代物でした。
それが最近になってかなり変化を見せてきました。
1.完成済みフィギュアの普及
ここ数年、PVC(ポリ塩化ビニール)を素材にした塗装済みフィギュアが数多く発売されるようになりました。価格も3千円~ということで、技術のない素人にも買い求めし易いものになっています。
2.種類の拡充
最近、ガンダムSEED(DESTINY)など、単なるマニア受けでない、一般の人にも名の知れた作品のフィギュアが数多く出回るようになりました。またアクションフィギュアなど、フィギュアそのものの種類も拡充してきたと思います。
3.低価格のトレーディングフィギュアの登場
トレーディングカードのようにフィギュアをトレードする、『トレーディングフィギュア』が近年登場し、価格の安さと(一体800円~)と種類の豊富さでフィギュアが単にコアな人向けでなくなる大きな要因になったと思ってます。
ただ、この手のトレーディングフィギュア、価格が安いこととサイズがかなり小さいこともあり、細かい造形に(フィギュアの種類によって)かなり善し悪しの差があることは否めません。
これらの要因で以前に比べればフィギュアがおたく趣味の中でも特別でない、普遍化してきたのは間違いないと思ってます。とは言っても、大抵の方にとっては置き場に困ることもあり、早々集めることが出来ないのが実情ではないでしょうか?
また個人的に真に欲しいと思えるフィギュアは全くと言っていいほどなかったりします。
昨年冬に発売された『ガンガントレーディングアーツ第一弾』の結崎ひよの(スパイラル~推理の絆~)が現在、唯一所持しているフィギュアだったりします。(写真のものがそうなのですが、人に頼んで塗装などに手を加えて貰ってます)
これから先も早々欲しいと思える商品はないんじゃないかと考えてます。
ところで個人的にフィギュア、厳密に言えばスクエア・エニックス関連の商品に対して一つどうしても納得出来ないことがあったりします。
スクエア・エニックス(旧エニックス)の看板作品である『スターオーシャンシリーズ』、過去にトレーディングフィギュアなどで3回ほどフィギュアになっているのですが、スターオーシャン3のヒロイン、マリア・トレイターが一度も立体化されていないのです。
本編に置いて
『存在自体が(ストーリーの)壮絶なネタバレ』
というキャラのマリアなのですが、そのことがあってか人気があるキャラにも関わらず関連商品では冷遇されているとしか思えない節もあったりします。
スクエニさん、次回自社ソフトのキャラをフィギュア化する時は是非是非、マリアをフィギュア化してやってください。