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YouTube: 【HD】機動戦闘車(MCV:Maneuver Combat Vehicle)
久々にマニアックな話題になります。
今日、防衛省技術研究本部・陸上装備研究所(神奈川県相模原市)にて防衛省が開発を進めている新しい陸上自衛隊の装備の試作車が公開されました。
機動戦闘車
※陸上自衛隊公式Facebookの機動戦闘車解説ページにリンクされてます。
陸上自衛隊が長らく開発を進めていた装輪式(タイヤ式)の装甲戦闘車輌です。平たく言えば
早くて打撃力が強い装甲車
の新作が登場したことになります。
74式戦車と砲弾の共用が可能な105mm砲、26トンという現在開発中のC-2輸送機で空輸可能な軽量さばど広い地域を少ない頭数でカバーする上で重要な
機動性重視の車輌
なのです。
前々から今日辺りに公開という噂はあったのですが、それ通りになった上に陸上自衛隊公式のYoutubeチャンネルやニコニコ動画チャンネルに早々に公式動画が上がったのは驚きをもって受け止められました。
自分自身もそうだったのですが、この機動戦闘車の画像を観た際に
チェンタウロみたいだ
という声がTwitterで多数上がりました。イタリアに自衛隊の機動戦闘車とほぼ同じ運用思想の
チェンタウロ(イタリア語でケンタウロス)
という装輪式の戦闘車輌(105mmライフル砲搭載)があり、二つを並べてみるとそっくりなのです。
チェンタウロも長いイタリア半島の海岸線を防御するために機動性の高い戦闘車輌が求められた結果の産物で装甲を犠牲にして火力と機動力を高めていたりします。
この機動戦闘車、2年後の2015年度の開発終了を目指して研究が進められていますが、日本の防衛に役だってくれることを願うばかりです。
そしてこの機動戦闘車が本来の意味での「活躍」をしないことをそれ以上に願うばかりです。
素直に60式自走砲の発展の方が良かったとしか思えません……。