山で鍛える

修行・訓練・山行の記録用

日光白根山攻略戦2

2015-05-16 14:18:55 | 修行・訓練
三角点もありますねー。

男体山と中禅寺湖。天気がいいと頂上でのご褒美がすごいっすよね。頑張って上った甲斐があります。


しかし男体山、デカいなあ。素晴らしい山だ。

五色沼。



遠足のように、お互いお菓子交換(笑)。
サラプリが体に染み渡りめちゃくちゃ美味かったです!

八ヶ岳とか南&北アルプスも見えます(*^^*)
30分ほど頂上を満喫して、下山開始です

雄大な景色を見ながらの下りです。登山の醍醐味ですね。

下りは滑って危険なので、雪道に入ると同時に軽アイゼン装着。

かなりの急斜面ですが、軽アイゼンがあるとこの最悪な雪質でも助けにはなります。

滑り落ちる課長(+_+)



止めておけばいいのに、調子に乗って走りだしたりします(^◇^;)



すごい急斜面を下りてるんですが、行きの巻道とはどうも違うルートで谷沿いを下山しているようです(^◇^;)

ピンクリボンだけが命綱です。

いつの間にか行きと違うルートを進んでいるなんて、雪道って怖いですね。



ここでびっくりしたのが、近くで落石が発生して、こっちに転がってきて、逃げる僕の近くまで落ちてきたこと(^◇^;)こんなの初めてです。大きさが分かるようにグローブ置いてみました。直撃はないんだろうけど、直撃したら間違いなく死ぬ大きさですよ。

落石地帯。

落石地帯で、これ噴火後では?火山のガスが出ていないか?なんて課長に冗談で言ったや否や、矢のようなスピードで駆け下りる男。僕を1人置き去りにして、自分だけ全速力で逃げます(^◇^;)
まだそんな体力あったのね…。

そして、登山口からすぐの平原に到着。帰りが予定していないルートになってしまったので、同じ菅沼登山口に下りれたのかとても不安だったので、この案内板を見た時の嬉しさと言ったらハンパなかったですね!
無事に下山出来ました!!

完全にビクトリーロード(笑)

駐車場到着。帰りは雪道の急斜面を直線コースで戻ったことになり、なんと1時間半で下りてきたようです(^◇^;)
しかし、登山後に登山靴脱いでサンダルに履き替える瞬間が一番解放感ありますねぇ。
最高の気持ちです。

総評です。
残雪はバッチリ残っていましたが、雪質が最悪でした。この後の時期はしばらく行くもんじゃないかもしれませんね。
深い踏み抜きで危険だったり、雪が融け出してジャボジャボの沢みたいになった道を歩くのも最悪ですもんね。
ギリギリ楽しめるかなという最後の時期にタイミング良く行けたと言えるのかな。
菅沼登山口からのルートは想像以上にキツかったです。雪歩きのせいで時間もかかりました。しかしキツイ分と言うか、弥陀ヶ池からの登山は景色も雰囲気も最高でした。最後のガレ場の急登はこの山一番の頑張りどころです。
それを上り切れば日本百名山に相応しい素晴らしい頂上が待っています。
夏道になれば迷うことは全くない山なのでしょうが、雪道ではルートをロストする可能性が結構あり、単独行だと危険を感じますね。2名以上で登るべきかと。
この山は幾つかを縦走したり、周回するようなコースが一般的でしょうが、この日はピストンで行きました。


日光白根山攻略戦1

2015-05-16 13:29:48 | 修行・訓練
【日光白根山】
標高:2,577.6m
メンバー :2人
天気 :晴れ
駐車場/登山口:菅沼登山口→弥陀ヶ池→日光白根山 ※ピストン

ゴールデンウィーク最終日は、以前から企画していたAuto事業部課長との日光白根山登山です!

個人的には5日間で5座目の登山という、厄払い5番勝負の最終戦です(^◇^;)
ケガだけはしたくないから、ゆっくり登ろうっと(*^^*)

菅沼登山口駐車場に到着。アクセスは悪いですよね。沼田インターからもまあまあ距離あります。

この日はもう何年か前に買ってはあったのですが、おニューというカメレオン2を投入。残雪歩きに備えて新品ゴアテックスで靴濡れを防ごうと思います。

スタートからいきなり残雪がありますね。0930スタート!

この人、いつもゆっくりゆっくり行こうよと声かけをしても早いんですよ。後でバテが来ないように、とにかくゆっくり行こうゆっくり行こうと声をかけ続けました。

雪の質は良くないです。固まっていないので、場所によっては膝や腿まで踏み抜きます。

しばらくは練馬ナンバーで来てた65歳くらいの男性2名のハイカーと同じペースで進んで行きます。



分かってはいましたが、本当に嫌な雪質です。





見事踏み抜きした課長(笑)。しかしどこがアタリなのかハズレなのか一切分からず、正に運次第なんです。

土を歩くとそれが一瞬でもすごくホッとしました(笑)。

気候は東京は30度という予報でしたが、こちらは登山口の高度が2,000mくらいありますから、とても気持ちのいい気温でしたね。

また踏み抜いた(笑)。この日は各自30回づつくらいは踏み抜きました。踏み抜き地獄です(^◇^;)

おじさん達も元気ですねー(*^^*)
半袖で登ってますからね。

ピンクリボンだけが命綱。常に見落とさないように意識しました。





あっ、また踏み抜いた(笑)!





クマの足跡みたいのがあると、課長は僕を先に行かせます(笑)。

クマの足跡みたいのが無くなってしばらくすると先に行きます(笑)。

基本的に巻道ルートなので、斜度はキツくないんですけど、ズボズボの雪の中を歩いているので、まるで重い砂浜を歩いてるような大変さが付き纏います。これは恐ろしいくらいのトレーニングになりますが、普段絶対使わない筋肉を使うので、次の日の筋肉痛が恐ろしかったです。

とにかくマメに小休止を取り、水分補給と体力回復を図りました。

何度かピンクリボンが無くなって、その都度5分ほど道をロストしました。練馬ナンバーのおじさん達のおかげで方向が分かったこともしばしばあり、感謝ですね。

弥陀ヶ池目前の斜面で滑って転んだ課長。何かとオーバーです(^◇^;)

もうすぐで雪歩きが終わる雰囲気です。なんだかんだで休憩多めで来ましたので、ここまでで2時間くらい経ってます。今日は終始一貫ゆっくり登山です。

そして弥陀ヶ池が見えて来ました!池の淵はまだ凍ってますねぇ。昨日まで屋久島でしたから、本当感動してしまいます。でも気温のおかげで寒くないんですよ。とっても登山日和の気温と天気でした。

アレが日光白根山ね。もうすぐですね。

いい感じですねぇ(*^^*)素晴らしい絵だ。

一瞬雪が無くなり、標識がはっきりと確認出来ました。日光白根山、あと1.1キロです!どの山でも残り1キロ程度になるとあと一踏ん張りですから、最後の気力が湧いてきます。

あるところまでは雪道を登っていきます。ちなみに雪と言っても凍って滑る雪質では全くなくて、ズボズボと溶けかけた雪を歩く感じなので、2人ともノーアイゼンで最後まで難無く登り切りました。

誰かが残したはっきりとした踏み跡に続きます。

アレ?クマのなのかな(^◇^;)?
キックステップで上った人の足跡かな。



結構な斜度を上ってきました。



雪も無くなり、いよいよもって総仕上げです。

ガレガレで大きい石でも動くので、慎重にゆっくりと登って行きます。



こりゃあ日本百名山に選出されるわという、素晴らしい壮大な景色を眺めながら登って行きます。

こここに来て課長の疲れが一気に来たので、かなりちょこちょこ休憩しながら登って行きます。

登り途中でも素晴らしいビューです。



さあ、頑張れフク君!もう一踏ん張りだ。

弥陀ヶ池からはかなりの急登です。登って来た道を眺めます。

ラスト数百mがこの山の頑張りどころです。



うおっ!頂上の標識か?



頂上標識が2つあるんですね。

ついに登頂です(*^^*)
13時を少し回っていましたので、3時間半ちょっとかけてゆっくり登りました。

つづく




モッチョム岳攻略戦2

2015-05-16 11:37:10 | 修行・訓練


こりゃあすごい山だな(^◇^;)



この山と私の愛靴カメレオン2の相性は抜群でした。木の根も岩もほとんど滑らず上れました。愛子岳の下りは相性が悪くて何度も滑り、2度くらいは手をつくほど転びました。
実は『4年モノのカメレオン2(ブラック)』と『3年モノのカメレオン2(イエロー)』の2足は、ソールに穴が空いたり、普通に破けたりしていた為、この鹿児島&屋久島遠征を以って勇退(破棄)したのです。長い間本当にお疲れでしたm(._.)m

長かった樹林帯を抜けると、突然展望台となる石が現れ直下の集落と海が見渡せました。

アレがモッチョム岳。もうすぐですね。

ここから恐ろしいくらい下ります。

アレレ?かなり下るのは覚えてますがここまで下ったっけ?とものすごく不安になり、不安に耐え切れず一度案内板のあったピークまで上って戻ることにしました(>人<;)
万が一間違えてたら、体力的に取り返しのつかないことになってしまうので、転ばぬ先の杖です。

案内板まで戻り確認。うげっ、道合ってたよ( ;´Д`)
結構上って戻って来ちゃった( ;´Д`)
また下ります。10、15分は無駄にしました。

まあ相当下ります。

下り切った後はものすごい急登が始まります。ロープでの岩登りは楽しいですね。



また眺望抜群のスポットに顔を出しました。

いよいよモッチョム岳は目の前です。

海と反対側もものすごい崖になっています。


また1度ドーンっと下ります。



上り返し。もう四肢を使ってよじ登る感じです。

この先が頂上です。



登頂です(*^^*)2時間かかりました。

頂上からのスライドショーです。














何と頂上を独り占め(*^^*)
5組くらいすれ違いましたから、本当にラッキーです。

岩場を少し降りると祠があります。今日の快晴と無事の登山を感謝し、手を合わせました。





生きてて良かった(^◇^;)
2座目なのでキツかったけど、上って良かった(*^^*)

ザックを置いて撮影。気分はスカイダイビングです。

30分ほど頂上を独占して、スーパービューと気持ちのいい風を満喫しました。時間が経つのがあっという間でした。

上り切った瞬間に張り詰めてた気持ちが切れたんでしょうね(笑)。下りはグダグダでした(笑)。体の疲れやダルさが一気に襲ってきまして、キツかったです。
再度ですが、人間ってメンタルに支えられてるんですね。写真は登山口が見えて来たので、嬉しくて撮りました。

車まで戻って来ました(*^^*)
ケガなく無事下山出来て良かったです。
下りは1時間40分かかりました。上り2時間なのに下りがコレ。いかに下りがグダグダになったかって話です(笑)。
いやぁ、やり遂げました。自分なりの厄払い。1日に2座の登山です。これは100%自分自身の為にやり切りました。これで40代もイケるぞと、自信がつきました。
大袈裟かもしれませんが、人生って、目標を立ててそれに向けて努力して、いざ本番があり、成功して達成感と自信を手にするってことの繰り返しだと思うんです。それこそ勉強でも運動でも仕事でも遊びでも。

総評です。
個人的にこのモッチョム岳山頂からのビューは日本一の『絶景』だと思っています。
ずっと昔に屋久島の雑誌を見てて、登ってみたいと本能で思った山です。
そこで前回に登ったわけですが、残念ながらガスがすごくて目的のビューにはありつけませんでした。雲の流れから奇跡的に一瞬見えたビューが、快晴時の凄さを想像させてくれました。
それで余計に恋い焦がれる気持ちが強くなり、快晴の日に絶対また登りたいと思っていました。
今回ようやくそのチャンスが訪れて、実際登頂してみてそのスーパービューを体験してみて、間違いなく日本一の『絶景』だと思いました。
絶対に友人や知人にもこのビューを見せてあげたいです…。
山自体はスタートから急登の連続で、腰の高さまで足を上げて登り続けたり、まぁとにかくキツイ山です。
標高は1,000mに満たないですが、どのガイドブックを見ても上級者コースに位置づけられていて、屋久島最難関との評判も多く聞こえてきます。
まさにその通りでそこそこキツイ山であることは間違いありません。
一旦1,000mくらいまで一気に上りつめた後に、信じられないくらい(コース間違いじゃないかと思います)下ってからの、上り返しは本来地獄ですが、ここモッチョム岳ではロープ上りや岩場上りになるので、そこがキツイけど楽しめます。
そして最後の岩を超えてから見える360度のスーパービューですよ。
もうスカイダイビングをしているのと等しい気持ちになれます。
空、風、山、陸、海と一体化出来ます。
生きててこんな感覚ってなかなか感じる事が出来ないと思います。
特に日常では感じられません。
私は今回3時間40分(休憩は別に30分取りました)で上り下りしましたが、通常では5時間、5時間半は見た方がいいと思います。
キツイ行程を経ての頂上での眺望のギャップが感動を誘う山です。
キツイのにまた行きたくなる、そんな山です。