
こりゃあすごい山だな(^◇^;)

この山と私の愛靴カメレオン2の相性は抜群でした。木の根も岩もほとんど滑らず上れました。愛子岳の下りは相性が悪くて何度も滑り、2度くらいは手をつくほど転びました。
実は『4年モノのカメレオン2(ブラック)』と『3年モノのカメレオン2(イエロー)』の2足は、ソールに穴が空いたり、普通に破けたりしていた為、この鹿児島&屋久島遠征を以って勇退(破棄)したのです。長い間本当にお疲れでしたm(._.)m

長かった樹林帯を抜けると、突然展望台となる石が現れ直下の集落と海が見渡せました。

アレがモッチョム岳。もうすぐですね。

ここから恐ろしいくらい下ります。

アレレ?かなり下るのは覚えてますがここまで下ったっけ?とものすごく不安になり、不安に耐え切れず一度案内板のあったピークまで上って戻ることにしました(>人<;)
万が一間違えてたら、体力的に取り返しのつかないことになってしまうので、転ばぬ先の杖です。

案内板まで戻り確認。うげっ、道合ってたよ( ;´Д`)
結構上って戻って来ちゃった( ;´Д`)
また下ります。10、15分は無駄にしました。

まあ相当下ります。

下り切った後はものすごい急登が始まります。ロープでの岩登りは楽しいですね。

また眺望抜群のスポットに顔を出しました。

いよいよモッチョム岳は目の前です。

海と反対側もものすごい崖になっています。

また1度ドーンっと下ります。

上り返し。もう四肢を使ってよじ登る感じです。

この先が頂上です。

登頂です(*^^*)2時間かかりました。
頂上からのスライドショーです。

何と頂上を独り占め(*^^*)
5組くらいすれ違いましたから、本当にラッキーです。

岩場を少し降りると祠があります。今日の快晴と無事の登山を感謝し、手を合わせました。

生きてて良かった(^◇^;)
2座目なのでキツかったけど、上って良かった(*^^*)

ザックを置いて撮影。気分はスカイダイビングです。

30分ほど頂上を独占して、スーパービューと気持ちのいい風を満喫しました。時間が経つのがあっという間でした。

上り切った瞬間に張り詰めてた気持ちが切れたんでしょうね(笑)。下りはグダグダでした(笑)。体の疲れやダルさが一気に襲ってきまして、キツかったです。
再度ですが、人間ってメンタルに支えられてるんですね。写真は登山口が見えて来たので、嬉しくて撮りました。

車まで戻って来ました(*^^*)
ケガなく無事下山出来て良かったです。
下りは1時間40分かかりました。上り2時間なのに下りがコレ。いかに下りがグダグダになったかって話です(笑)。
いやぁ、やり遂げました。自分なりの厄払い。1日に2座の登山です。これは100%自分自身の為にやり切りました。これで40代もイケるぞと、自信がつきました。
大袈裟かもしれませんが、人生って、目標を立ててそれに向けて努力して、いざ本番があり、成功して達成感と自信を手にするってことの繰り返しだと思うんです。それこそ勉強でも運動でも仕事でも遊びでも。
総評です。
個人的にこのモッチョム岳山頂からのビューは日本一の『絶景』だと思っています。
ずっと昔に屋久島の雑誌を見てて、登ってみたいと本能で思った山です。
そこで前回に登ったわけですが、残念ながらガスがすごくて目的のビューにはありつけませんでした。雲の流れから奇跡的に一瞬見えたビューが、快晴時の凄さを想像させてくれました。
それで余計に恋い焦がれる気持ちが強くなり、快晴の日に絶対また登りたいと思っていました。
今回ようやくそのチャンスが訪れて、実際登頂してみてそのスーパービューを体験してみて、間違いなく日本一の『絶景』だと思いました。
絶対に友人や知人にもこのビューを見せてあげたいです…。
山自体はスタートから急登の連続で、腰の高さまで足を上げて登り続けたり、まぁとにかくキツイ山です。
標高は1,000mに満たないですが、どのガイドブックを見ても上級者コースに位置づけられていて、屋久島最難関との評判も多く聞こえてきます。
まさにその通りでそこそこキツイ山であることは間違いありません。
一旦1,000mくらいまで一気に上りつめた後に、信じられないくらい(コース間違いじゃないかと思います)下ってからの、上り返しは本来地獄ですが、ここモッチョム岳ではロープ上りや岩場上りになるので、そこがキツイけど楽しめます。
そして最後の岩を超えてから見える360度のスーパービューですよ。
もうスカイダイビングをしているのと等しい気持ちになれます。
空、風、山、陸、海と一体化出来ます。
生きててこんな感覚ってなかなか感じる事が出来ないと思います。
特に日常では感じられません。
私は今回3時間40分(休憩は別に30分取りました)で上り下りしましたが、通常では5時間、5時間半は見た方がいいと思います。
キツイ行程を経ての頂上での眺望のギャップが感動を誘う山です。
キツイのにまた行きたくなる、そんな山です。