【太忠岳】
標高:1,497m
メンバー :単独
天気 :晴れ
駐車場/登山口:ヤクスギランド→太忠岳 ※ピストン
標高差:497m
総歩行距離:8.2km
本当は
前日登る予定だった太忠岳、台風により登山口まで来ましたが、断念しました。
0530登山スタートです。一番乗りで入山しました。台風一過で見事な快晴、この日は屋久島を発つ日なので、気合も十分です。
まだ薄暗いヤクスギランド。しばらくはヤクスギランド内を歩くため、老若男女誰でも歩けるようなトレッキングコースです。
これから完全な朝が来る感じです。
吊り橋。
川がキレイだけど、
前日の雨のせいか、ものすごい勢いです((((;゜Д゜)))))))
人間なんて自然の前では本当に無力ですね。
ようやく分岐に。ここまで25~30分くらいかかったんですかね。準備運動完了、ここからが本格的な登山道に突入です!
いきなり急登が来た!
朝の新鮮な空気を吸い込みながら、心地の良い鳥のさえずりを聞きながら登っているのですが、この日はどうも調子が出ません(>人<;)
足は重いし、なんか息苦しいし、絶不調の部類です。参りました。
それでも一歩一歩ゆっくりと、屋久島の森を登って行きます。
いやぁ、絶不調だ(^◇^;)
早朝の山は最高に気持ちがいいんですが、もう体がダルビッシュです(>人<;)
ネーミングの意味はよく分かりませんが、天文の森に着きました。体は一向に良くならず、気力のみで登って行きます。
今日が屋久島のラストです。体は全くもって本調子ではありませんが、地道にコツコツ頑張って登って行きます。山登りは人生そのものを表してると思います。この試練や喜びに対峙するのは自分の性格ですから。全て自分自身の手で、自分の性格においてクリアしていかなければなんですよね。
あと1キロです。もう1キロまで来たら体がどうのこうのもありません。あと一踏ん張りで究極の達成感とスーパービューが手に入るのです。
よく整備されています。さすがはたくさんの人が訪れるヤクスギランドからのコースです。
※太忠岳まで足を延ばす人はほとんどいないため、多くの登山客の混雑に悩まされることは一切ありません。
石のトンネルをくぐります。
展望台みたいな岩場に出たら、太忠岳を象徴する頂上に突き刺さる米粒の形をした40mの天柱石が見えました!!
まだ7時半前です(^◇^;)
天柱石の下まで来ました。
デカイ(^◇^;)
何とか2時間かけて登頂しました(*^^*)
もう気持ちがいいなんてもんじゃないですね。最良の日にひたすら感謝です。
安房港が見えます。
巨大石の下は空母の甲板のような平らな石があり、休憩するのに最適です。
とにかく天気が良くて最高です。
安房港方面をアップ。
あのトンガリは一昨日登った愛子岳じゃないか!
寝転びながら撮影。
頑張った甲斐があった。本当に『百の頂に百の喜びあり』ですねぇ(*^^*)
屋久島ではだいたいどこのホテルでも、朝食を4時受け取りスタートの朝食弁当に変更出来ます。日の出弁当のだ(*^^*)
2年前にも食べたとこですね。
大げさ抜きでこの日、人生で1番美味しい朝食を食べました。
アレ私のザック。広い空母の甲板を完全に独り占めの30分でした!頂上に自然と長居したのは初めてかもしれません。こんな僕みたいな性格でも、30分ではありますが心から時間の概念を忘れて、大自然の恩恵を受けてリフレッシュ&リラックス出来ました!
頂上の素晴らしい時間に別れを告げて、下山開始。
空母の甲板上るのに、ロッククライミングみたくて危なくて、これ他の人は登れるのか?と心配しましたが、帰りに別の場所にロープを発見。本来ここから上るんですね(^◇^;)
下山開始。これは巨大石の手前にある標識。太忠岳は山頂標識がないんですね。ですので、その代わりにコイツの写真を撮っておきました。
吊り橋まで戻ってきました。
川が力強く、美しい。
愛車ヴィッツの元に到着!帰りは1時間15分で下りました。頂上での素晴らしい時間が良かったのか、体調は復活気味です。
愛子岳につづいて、屋久島2座目を登頂しました(*^^*)
総評です。
安房辺りのホテルからヤクスギランドまでは車で約30分~45分。かなりのクネクネした(途中からほっそい)山道を上って行くと着きます。その間に鹿や猿と会える確率は70パーセントくらいあると思います。
ヤクスギランドという屋久島の森の中をトレッキングするコースから始まるコースです。
そして少しでも体力がある人は、ヤクスギランドだけではなく、その延長で足を踏み入れて必ず太忠岳に頑張って登って欲しいです。人生観変わるくらいのスーパービューと感動が待っていますから。しかも苦しんだ後だからより最高です。苦しむと言っても標高差で約500m、往復で8.2キロ程度です。
縄文杉や
白谷雲水峡は観光客の数がハンパじゃありません。修学旅行やその他団体旅行もたくさん来ています。そんな中で、本当の意味で屋久島の大自然を満喫出来ないと思います。
ここ太忠岳、絶対にオススメです。ちなみに私は下山中に3組の登山者とすれ違いましたが、ヤクスギランドに入った途端、20人くらいの観光客と会いました。9時くらいでこれですから、ピークの時間なんかは恐ろしい人だかりになることでしょう。
私は3時間15分での山行となりました。※頂上で休憩は30分取りました。