Harvest*

日々の中で感じたことや思ったことの記録

スクナヒコ

2013-05-19 15:02:32 | 神社仏閣

きのう太平山三吉神社へ行ってみました。

5月にはいってから、定期的に頭の中に「スクナヒコ」という単語が何度も浮かんできていました。

それがあまりに唐突というか、ぼーっとしていると突然「スクナヒコ」と浮かぶので、なんだろう?と思って調べてみると、スコナヒコというのは少彦名大神だということがわかりました。

気になったので近場に少彦名大神がご祭神のところはないかな~と探してみると、太平山三吉神社のご祭神であることがわかりました。

よく通る道を曲がってすぐにある神社だったので、気軽に行ってみることにしました。

少彦名大神、大己貴大神(おおなむちのおおかみ)と三吉霊神(みよしのおおかみ)が太平山三吉神社のご祭神のようです。

行く前日、なんとなく少彦名大神について詳しく調べていると、医療や疾病平癒、薬などというキーワードを多く見かけました。

スクナヒコ神が医療や疾病平癒に関わる神様であると知った時、ふっと最近入院した母方の祖父のことを思い出し、おじいさんに病気平癒のお守りをあげようと思いました。

それで先々週の土曜日に神社で病気平癒のお守りを授与してもらい、次の日に病院へ行きおじいさんへ渡すことにしました。

母に病気平癒守をおじいさんに渡すことを伝えると

「おじいさんはもう寿命だから、お守りをあげてどうこうできるような感じではない」

と言われました。

そう言われて少しひるむ自分。

そもそも人にお守りなんて渡したこともないしやっぱり渡さないほうがいいんだろうか…という気持ちが頭をもたげる。

でも折角授与していただいたしなぁとも思い、やっぱり渡そうと病院へ赴くと、おじいさんはチューブで繋がれていて息をするのもしんどそうな感じでした。

わたしも、実際に行っておじいさんの様子を初めて目の当たりにすると、思っていたよりもなんだか深刻な様子だったのでたしかにこれは寿命かもしれないなぁ…とも思いつつも、寝たきりのおじいさんに向かって

「お守り置いていくね」

といってしばらく一緒にいたあと病院をあとにしました。

おじいさん、ちょっとヤバいかもしれないと思いつつも内心はあのお守りが効くといいなぁ、効いて欲しいなとも思ったのでした。


それから一週間ほど経ったある日、母からおじいさんが少しずつではあるけれど物を食べれるようになってきて、言葉も少し話せるようになってきているとききました。

(お守り効果だといいなぁ…)

なんてうっすらと思っていると、母までも

「もしかしてあのお守り効いているのかな」

と一言。

スクナヒコと何度も頭に浮かんだのはもしかして今回のお守りのことだったのかな?とふと思ったりしたのでした。



きのう再び太平山三吉神社からほど近い場所を通りかかった時に空を見ると彩雲を見かけました。

七色の雲が光っていて綺麗で清々しい気持ちになり、なぜかまた太平山三吉神社へ行ってみようかなという気持ちになって、少彦名大神にご縁をありがとうございますとお守りのお礼を伝えにお参りをしてきました。

天気のせいもあってか、先々週訪れた時とは全然雰囲気が違い、とても静かで清々しかったです。


天気がよかったので、境内の中にあるベンチに座り、秋田市と山を見つめながらぼーっとしてきました。

八重桜がとても綺麗に咲いていました。


不思議なことに、神社に行ってからは頭の中にスクナヒコ、と突然浮かんでくることはなくなりました。

ご縁に感謝です。