アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

似た者同士(AMCRON  XLS402登場)

2015年01月28日 01時25分43秒 | オーディオ






またまた、新人くんの登場である。かなり草臥れたお疲れな様子。(笑)写真ではもう少しキレイな印象だったのだが。業務用のパワーアンプ、AMCRONのXLS402だ。620B自体いわゆるスタジオモニタースピーカーで、プロ用途のスピーカー。コンシューマー向けではなく、スタジオ録音という業務用なわけだ。

AMCRONの場合、主な用途はPA用。コンサート会場でデカいスピーカーを鳴らすのが目的だ。XLS402は比較的出力も小さく、スタジオ用としての用途もあるのかもしれない。(8オーム負荷で280w+280W)
ALTECのスピーカーと組み合わせるアンプは純正組み合わせ以外これ、という決定版も推奨版もなく手探りの状態で、エージングの済んでいない620BとM4がシックリこず、悩んだ末のAMCRONである。皮肉なもので、すでに記したようにM4君とは蜜月に入ってしまったところに、XLS402の到着となったわけ。

意外や意外、ハイファィな出音で驚かされる。音の分離、粒立ちが良く、音像が左右に広がり、各楽器の位置が明確。M4と比べると、まるで逆の印象である。なぜか聴感上ではこちらの方がSNが良く聴こえる。粗さは微塵もなし。もっとも繊細か、というとそれも違う。

ここ一発のドスンとした低音は実はM4の方がリアリティがある。例えば渡辺貞夫のアルバム「IN TEOPO」の冒頭、右チャンネルからの強烈なBassの一発の力強さはM4の方が上。荒々しいまでにガツンと響く。
全体の押し出し感はXLS402に分があるが、M4も負けていない。前者がモダンでフレッシュなサウンドで外へ外へと広がるサウンドとすれば、後者は内へ向くやや古風なサウンドだろうか。真空管的な出音である。Jazz spotやbarで聴くには断然M4だ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿