音楽はJAZZとRockが大好き、オーディオは少しでもライブの感動を再現できればなぁ、と。S-955パイオニア同士の相性(パワーアンプ、CDプレーヤーともパイオニア製)がいいのかはたまた、セッティングが功を奏したのか?(そんなアホな)驚くほど表情を変え驚かされた。
今宵の歌姫は笠井紀美子。アルバムは「KIMIKO IS HERE」。一時死亡説流れるほどパッタリと消息を絶ったが宝石デザイナーに転身したとのウワサが流れ早20年近い。
このアルバム、CedarWalton Trioの腕利きをバックにピットイン(新宿)でのライブ録音。なんと1974年実に40年前の録音である。ところがどっこい条件の悪いライブハウスでの録音にもかかわらず、優れもの。変にマルチモノ録音ではない良さが生かされ、定位が抜群。音がどんどん前に出てくる。
日本の女性JAZZ Vocalistでは中本マリが好きでよくライブに行ったが,、悔しいことにJAZZ Feelingでは笠井紀美子の方が数段上と認めざるを得ない。天性の才分だろうか。このアルバムは腕利き揃い(かつ拙者の好きなMusician揃い)のバックに負けないどころか、「私のバンドよ」といった風情で実に堂々とした歌いっぷり。豪快かつ痛快である。
お気に入りは6曲目の「SAD SONG」、Ciderのピアノが素晴らしく、メンバー紹介をしながら絡む紀美子との掛け合いに思わず身を乗り出す。とにかくこのアルバムは笠井紀美子の魅力を堪能するには必聴である。
それにしてもS-955ビックリするほど良い音を奏でている。今日も帰宅後5時間ほど練らしたがドンドン音離れがよくなり、低域も締まり弾む音になってきた。ケーブル類を吟味しセッティングをもう少し追いこみたい。
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