歴代のヴァイオリストの中で
群を抜いているのが
ニコロ・パガニーニです。
ジェノバ(現イタリア)
出身のパガニーニは
「悪魔と契約した」と
言われるくらい
人間離れした
演奏テクニックで
観客を魅了しました。
11歳で演奏活動を始め
18歳で家を飛び出して
自分でプロデュースをして
演奏会を開き
名声を得ますが
演奏技術の高さは
「悪魔的」と畏怖されて
いました。
一方でその生活は破天荒。
演奏会の前に博打で
出演料を失うのは
日常茶飯事。
奔放な恋愛遍歴も有名で
トラブルの絶えない人生
でした。
世を去った時には
教会が埋葬を拒否する
事態になったのです。
✨✨✨✨✨✨
そのパガニーニが書いた
ヴァイオリン協奏曲は
6曲ありますが
いずれも至難の技術を
散りばめた難曲揃いです。
特に協奏曲第一番は
激烈な彼の生き方
そのままの作品ですが
それを11歳の
天使のような
吉村妃鞠ちゃんが
演奏していますので
よろしければどうぞ。
5月9日 NHK交響楽団
ヴァイオリン HIMARI
指揮 ケリ・リン・ウィルソン
(40‘16‘‘)
アンコール
バッハ
無伴奏ヴァイオリンソナタ
第1番アダージオ