SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

最も大切な儀式

2023-05-13 07:34:00 | 日記






アン王女




戴冠式から間もなく
1週間。
ウエストミンスター寺院の
聖別式の儀式が
youtubeにありました。

  ✨✨✨✨✨

戴冠式中の
一番重用な部分の
塗油の儀式ですが
秘儀とされていて
映像は放送されずに
覆いの中で
行われたのです。


キリスト教国である
イギリスでは
カンタベリー大主教が
新君主の手と腕と頭と胸に
聖油を注ぎ
神への忠誠を誓わせる
儀式が行われます。
新国王は儀式用の
ローブを脱ぎ
白シャツの御姿です。

鷲の形をした
聖香油の容器と
スプーン




起源は旧約聖書の
「列王記下」に
記されていて
ソロモン王が
王冠を受けた時に
塗油され
聖別式を行ったことが
記されています。

   ✨✨✨✨✨

儀式に先立って
歌われるのが
グレゴリアン・チャントの
Veni Creator Spiritus
(聖霊来たりたまえ)


本来はラテン語ですが
ウエストミンスター寺院
聖歌隊により
英語で歌われたので
少しとまどいましたが
とても美しいでした。



そして聖別式に
ヘンデル作曲
「Zadok the Priest」
(司祭ザドク)

1727年
ジョージ2世の戴冠式に
ヘンデルによって作曲され
戴冠式讃歌と
呼ばれています。
塗油の儀式の折に
オーケストラと
合唱で演奏され
華やかです。

(9‘46‘‘)


初めての英国の戴冠式を
興味深く拝見させて
頂きました。