SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

保守的な天才

2023-12-15 17:56:00 | 日記


1835年、
パリに生まれた
サン・サ―ンス。
生後すぐに父を失い
ピアニストの
大叔母に育てられ
2歳半からピアノの
手ほどきを受け
才能を発揮します。
3歳になると作曲も
始めました。
10歳の時に
デビュー・リサイタル。

パリの
聖マドレーヌ教会の
オルガニストになり
名声を轟かせました。

彼が作曲した
「交響曲第3番」
オルガン付きは
パイプオルガン
だけではなく
ピアノ奏者2人を
必要とする
大がかりな曲で
オルガンが壮麗に
鳴り響く素晴らしさに
聴衆は圧倒されました。
オルガンを用いて
これほどの迫力で
効果をあげたのは
サン・サンサ―スが
最初でした。
オルガンの名手だった
彼らしい着想です。

この交響曲は
初演直後に世を去った
リストに献呈しています。





サン・サンサ―ンスは
保守的で
後世に名を残す
ドビュッシーや
ストラヴィンスキ―を
宿敵とみなすくらい
近代的な音楽を嫌悪
していました。

ドビュッシーとは
目指す音楽が違うので
烈しく批判しあった
ようです。