SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

鉄道王夫人

2023-12-02 10:24:00 | 日記


朝、窓を開けると
椋の木が
黄色に染まっています。



寒暖差アレルギーが
酷くて
歯科検診はパス
しました。


  
  ✨✨✨✨✨


鉄道王夫人
「ナジェンダ・
フォン・メック」

16歳の時に彼女は
カ―ル・オット―・ゲオルグ・フォン・メックと
結婚しました。
28歳の夫は
運輸省に務める
国家公務員でしたが
子供が増えて
家計が苦しくなり
妻の希望で
実業家に転身します。

当時ロシアは
鉄道の黎明期で
モスクワ・リャザン鉄道の
大きな契約を獲得し
カ―ルの手元に
莫大なお金が
転がり込んで
きました。

彼は54歳で
世を去りましたが
家族には
広大な土地と
数十億円の資産が
遺されました。

妻は会社を継ぎ
事業を続けながら
音楽家たちを支援
するようになります。

チャイコフスキ―は
年に2100万円の
資金援助を受け
モスクワ音楽院の
教職をやめて
作曲に
専念するようになり
「眠れる森の美女」や
「弦楽セレナード」などの
名作を生み出しました。

支援に深く感謝した
チャイコフスキ―は
≪交響曲第4番≫を
献呈しましたが
匿名を願う
フォン・メック夫人の
願いを聞き入れて
『最良の友人に』と
書き込まれました。

交響曲第4番4楽章