ハレルヤコ―ラスで
知られる
オラトリオ
「メサイア」は
年末になると
多くの合唱団が
とりあげる
ヘンデル作曲の人気曲。
彼はオペラのために
王室音楽アカデミーを
立上げて
ヨ―ロッパ中を
飛び回っていましたが
ロンドンに出現した
乞食オペラという
滑稽な内容のものに
人気をさらわれ
莫大な負債を抱えて
倒産します。
更に脳卒中で倒れ
右半身麻痺となります。
54歳の彼が
この悲嘆の中で
書き上げた作品が
「メサイア」でした。
メサイアの
成功を機に
お金のかかりすぎる
オペラから
簡素な舞台装置で
上演できる
オラトリオに切り替え
舞台の合間には
得意のオルガンを
左手で演奏して
ロンドンっ子を
魅了します。
74歳の時
コベント・ガ―デン
王立歌劇場で
指揮した直後
ステージで倒れて
8日後に安らかに
旅立ちました。
✨✨✨✨✨
メサイアはその後、
モ―ツァルトが
ウィーンで
演奏しましたが
この作品がポピュラーに
なったのは
サンドウィッチ伯爵などの
3人のヘンデルの熱狂者が
ロンドンの
ウェストミンスタ―寺院で
1784年に
「第1回ヘンデル音楽祭」を
開催して「メサイア」を
上演したことに始まります。
それ以後
音楽祭の定番となり、
国王の臨席も
なくてはならない
イベントに
なったのです。
「ハレルヤ」