干支と方位 |
社会の教科書で子午線が出てきますが、子午はねずみ年の『子』とうま年の『午』の事です。
十二方位だとちょうど干支と同じ数になりますので、真北から子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥となります。
二十四方位になると別の要素が入ってきます。基本の十二方位は一緒で十干の考え方が入ってきます。
十干は甲乙丙丁・・・と言うやつです。この甲乙は木火土金水×兄弟を表しています。甲がきのえ(木の兄)、乙がきのと(木の弟)と言う具合です。
この十干の中で土だけは中央、自分の立っている所を示すので、方位からは除かれます。木火土金水ですから木は東、火は南、金は西、水は北を表します。甲(きのえ)と乙(きのと)が東(木の属性を持つ)にあたる卯を挟みます。こんな感じで、子(北・水)、卯(東・木)、午(南・火)、酉(西・金)を十干が挟みます。
しかしこれでは十二支+(十干-2)=20にしかなりませんので、八卦を足します。使う八卦は四個です。まず、丑と寅の間に艮(うしとら)、辰と巳の間に巽(たつみ)、未と申の間に坤(ひつじさる)、戌と亥の間に乾(いぬい)が入ります。これで二十四方位になります。
昔の人はよくまあこんな面倒な事を考えたものですね。今まで書いた、十干と十二支と二十四方位が揃うと占いの真似事が出来ますよ。