美味しい中熟、長塾のモルトが並ぶなかで、蒸溜所開設第1号
のボトルがあるというのは、奇異なことに違いないのですが、
されど、それが我らが日本の蒸留所となれば例外も許される
ものでしょう。
ご存知ベンチャーウィスキー秩父蒸溜所の第1号モルトです。
だから比較をすることが野暮なことを承知で、あえて比較して
みましょう。なぜなら比較することが、いちばんよく理解でき
る近道だからです。
このウィスキーは2008年蒸溜で2011年に瓶詰された
ものです。
秩父のウィスキーは、そのポットスチルの小ささから、よく
蒸溜された味がする素晴らしいものですが、これはいやはや
どうしてもアルコールがピリピリし、熟成感より蒸溜感の方
が強い荒削りなウィスキーです。
しかし、これは悪いことではなく、わずか3年でニューポット
の味ではなくウィスキーの味に進化しているということです
から、しっかりと丁寧に作っていることの証左といっても
いいのではないでしょうか。
創業当初の秩父では、ノンピートのバレル仕込みばかりだった
はずですので、我々飲み手はいわば素のウィスキーを作って
実力を高める、そのプロセスに立ち会う歴史の証人になって
いるということです。
これから時間が経過して、あの頃の秩父は荒削りでさぁ、と
いう話ができるようになったら、それはそれで我々みんなの
人生が豊かだということになります。
だって、それがウィスキーを飲む理由じゃないですか。
のボトルがあるというのは、奇異なことに違いないのですが、
されど、それが我らが日本の蒸留所となれば例外も許される
ものでしょう。
ご存知ベンチャーウィスキー秩父蒸溜所の第1号モルトです。
だから比較をすることが野暮なことを承知で、あえて比較して
みましょう。なぜなら比較することが、いちばんよく理解でき
る近道だからです。
このウィスキーは2008年蒸溜で2011年に瓶詰された
ものです。
秩父のウィスキーは、そのポットスチルの小ささから、よく
蒸溜された味がする素晴らしいものですが、これはいやはや
どうしてもアルコールがピリピリし、熟成感より蒸溜感の方
が強い荒削りなウィスキーです。
しかし、これは悪いことではなく、わずか3年でニューポット
の味ではなくウィスキーの味に進化しているということです
から、しっかりと丁寧に作っていることの証左といっても
いいのではないでしょうか。
創業当初の秩父では、ノンピートのバレル仕込みばかりだった
はずですので、我々飲み手はいわば素のウィスキーを作って
実力を高める、そのプロセスに立ち会う歴史の証人になって
いるということです。
これから時間が経過して、あの頃の秩父は荒削りでさぁ、と
いう話ができるようになったら、それはそれで我々みんなの
人生が豊かだということになります。
だって、それがウィスキーを飲む理由じゃないですか。
感謝!