マックいのまたのMalt Whisky Distillery

モルト好きで株式公開/上場(IPO)の経営戦略,マーケティング,M&Aを支援する経営コンサルタントのプライベートブログ

BALBLAIR 1996

2015-10-15 10:59:06 | グルメ

いくら新興メーカとはいえ、ウィスキー蒸留所の創業者がバーを
回って試飲会を開くなどというのは、ちょっと滅多にない機会なの
ではないだろうか。数年前の秩父蒸留所を思い起こさせるエピ
ソードに違いない。その珍しい機会に遭遇するチャンスを下さっ
たJ's Barの蓮沼さんには感謝してもし切れない。改めて御礼を
申し上げたい。

さて、新興メーカの若い原酒の後には、やはりどうしても老舗の
クラシック原酒が欲しくなるもので、なぜならクラシックとは永遠
だからである。熟成した年数を味わうウィスキーらしい話では
ないかと思う。

樽詰め後数年の若い原酒を4~5種類もテストしたものだから
十分に酔っ払ってしまっているので、後ろ髪引かれる思いで
頼んだのは2種類だけ。

まずは、ハイランドの孤高の蒸留所であるバルブレアの1996年
ヴィンテージ。

balblair1996.jpg

ここの蒸留所は、映画の撮影にも使用された本当に本物の
クラシックなのだが、多くの方には知られていない通好みの蒸留
所と言っていいだろう。私にとってはその方が都合が良かったり
もする。

ただ不都合なのは、多くのバーで取扱いが非常に少ないことで
もあり、今回バブルレアを頼めたのはラッキーなことで、救いでも
ありました。

テイストは相変わらずのドライな辛口だけれども、しっとりとした
麦の穀物感や樽熟成の豊かさが出ているところなどは、最近
流行のコントラストの強いブレンドに対して良心を感じさせる
ところで安心させてくれる。

1996年3月23日蒸留、2015年4月2日瓶詰めの樽番号
414。19年熟成のアルコール度数は51.1度でした。

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感謝!

 



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