(写真:ナースステーションに飾られた七夕の短冊)
北九州市立医療センター視察
大きく分けて3つのプランを軸に医療活動を続けている総合基幹病院です。
①がん対策
平成14年に福岡県知事からの推薦を受け、厚生労働大臣から「地域がん診療拠点病院」として指定されました。「地域がん診療拠点病院」とはわが国に多い5大がん(肺がん・胃がん・肝がん・大腸がん・乳がん)について緩和医療の提供や地域の医療機関との緊密な連携と協力により、継続的に全人的な質の高いがん医療を提供するために指定される施設です。
②総合周産期母子医療センター
平成13年に福岡県から総合周産期母子医療センターの指定を受けました。市立病院としては全国で初めての開設です。母子胎児部門、新生児内科部門の専門医やスタッフが連携を取り合い、24時間体制で出生前から出生後まで母子への集中治療を行います。
③緩和ケア病棟
平成13年に福岡県の公立病院としては初めての緩和ケア病棟が開設されました。がん患者さんでがん性痛をはじめ諸症状の緩和を必要とし、、ご本人が緩和ケア病棟への入院を希望している方が対象です。各科の専門医と協力体制をとりながら、個々の患者さんに合った方法で柔軟に対応しています。
ナースステーションにあった七夕に「元気な赤ちゃんが無事に生まれてくるように」とか「健康に育ってほしい」などお母さんやお父さんの思いを乗せた短冊がたくさんありました。こころの通う医療を行い続けてほしい限りです。