(写真:田川児童相談所に視察に訪れました)
福岡県田川児童相談所訪問
福岡県議会が20数年前に購入したと言うバスで今回の視察は回っています。バスの座席にも暗黙のルールが存在するみたいで、前方は委員長や副委員長などの議員が座ります。最前列は議会事務局の定位置で、飲み物などを提供してくれます。後部の座席は同行の県の執行部が座り、私たちは中間の位置に席を設けます。
児童相談所に訪問するのは今回が初めての体験です。児童相談所は「児童福祉法」に基づき、都道府県、指定都市及児童相談所設置市が「全ての児童が心身ともに健やかに生まれ育成されるよう、また、児童がその持てる力を最大限に発揮して成長できるよう、児童及びその家庭等を援助すること」を目的に設置する相談援助機関です。
ここ数年の相談件数は減少しているとの説明を受けましたが、これは現実的には相談に来ていない数は相当数に上るためより深刻であると思います。
このような施設を訪問するといつも感じることですが、施設の老朽化が目立ちます。児童の食堂やお風呂やトイレ、学習室や相談室など正直にも綺麗で機能的とはいえませんでした。子供の夢を育て、将来に向け明るい希望を持って活動するには疑問符を感じるところがあります。人員も不足しているとの意見をもらいました。
福岡県は福祉の充実を最優先に考えなくてはなりません。
前日に産婦人科を訪問して、自分の子の誕生を何よりも優先して祈っている夫婦を見受けることが出来ました。「生まれてくる子供は私たち夫婦の宝です。健康だけをお願いします」と言う短冊のことばを思い浮かべました。