悦凱陣 丸尾社長を囲んで @ 坐唯杏 （池袋）

「ある職業のプロ」として尊敬する以前に、「人として」素晴らしいと思える方が居る。
その中でも、丸尾社長 は、いろんな意味で飲み手の心をぐっと掴む方だなぁ・・・と思ってしまう。

悦凱陣 というお酒を醸している、その丸尾社長を呼んでの会が 坐唯杏 で行われるというので、
久々にお会いしたくて参加することに。

昼蕎麦酒ができる別館の方で。久しぶりだな～～。

お店に入ると、丸尾社長は既に顔が赤～い。
会が始まる前に、料理とお酒の相性を事前に確認したりしてたんだそう。

各席には、料理とお酒の献立表が。

純米大吟醸　山田錦35％　斗瓶囲いしずく酒　での乾杯に始まる。　
友達は「ひえ～～、これ、めっちゃ良い（高価という意味）酒だよ～～、これが飲めるなんて」とな。
でも・・・35％も削ってるのに、やっぱり凱陣らしい野太いものを感じる。

出してくれるお酒に合わせて、献立も考えられているそう。

最初の　むかご　百合根　銀杏　の天ぷら　に合わせては 阿洲山田錦70％　。

次は、「献立から急遽順番を変更しました」 と、鰹刺身　が。

きっと直前の丸尾社長の確認で、「やっぱりコレはコッチのお酒でしょう」なんて変わったのかな～。
この鰹のツヤ、すごい！

続いて　ムール貝スモークと彩り野菜の炊き合わせ　に　鶏スープ仕立て　。
　
「このムール貝には 神力（というお米）65％ が、合うんですよ～。」と出してくれる。

だがしかし！！

誤算（というのか？！）だったのは、自分が座ったテーブルのみんなってば、
自分もしかり　“飲むと食べるペースが落ちる人たち”　ばかりであった（汗）。

みるみるうちに、テーブルが料理と徳利でいっぱいになっていく～～～。

乾杯酒は別として　い・ろ・は・に・ほ・へ 　の6種類が用意されていたのに、
「ほ」が来ても、まだ最初の鰹が残ってたり。
なのに、空になった徳利を次から次へと店員さんに渡して「追加お願いします」なんてやってたり（笑）。

しかも、「この鰹の大根のツマと、オオセト55％ が合いますわ。」などなど、
あらゆる料理と悦凱陣との相性を知り尽くそうとする友達の言葉に、みんなも試して「ほほ～！」

全然皿が空かな～い（笑）。

でも、寿司中川さんのお言葉
「土の下（大根とかジャガイモとか）にはオオセト、土の上（葉っぱ系）には亀の尾」　
も話題に登ったりして。お勉強になりますm(_ _ )m　。


続いて　戻り鰹叩き　に　漬物盛り合わせ　。　　　　　　
　
これも、さりげなーく添えてある　「このトマトに　神力　が合いますわ。」　と友達。
またまたお勉強になりますm(_ _ )m　。

戻り鰹タタキに使われているスパイス的なものには山廃が合うということで、
赤磐雄町68％山廃　に　海老名亀の尾68％山廃　も。


鯖醤油炊き　焙烙焼き　に　五目けんちん包み揚げ　銀あんかけ　。
　
銀あんかけが来る頃には、順番にテーブルを回っていた丸尾社長も加わって、会話に大盛り上がり！
昨年の造りは、米が上手くいかなくて、本当に大変だったお話も。。。
でも、みんなが、香川は丸尾酒造に行きたくなる気持ち、本当にわかるなぁ。
丸尾社長と入れ替わってCEO武内さんが加わっても、オモシロ話に大盛り上がり！

いやー楽しいです。

それに、事前に決められていたテーブルは、
自分が誘った日本酒友達以外、初対面だったのに、そう思えないほどの盛り上がり。

しかも、個人的にはモーレツにビックリなことが！

アメリカに居るころ何度もお世話になった、ニューヨークに滞在しているＮＹ特派員一合さんの、
日本での同僚さんが、そこに！

「去年は何本もひやおろしをスーツケースに入れてニューヨークに行きましたよ～。」

はっ・・・ということは！！
あの時、私がＴ寿司で飲んだ　神亀のひやおろし　は、もしやアナタが持って行かれたので？！？！

海を渡っての繋がりが・・・ひょおえ～～（笑）！！　ってなカンジである。
またもや、T寿司さんの懐かしい話で盛り上がってしまい。

今は過去の思い出、でも縁はこうして、これからも続いていくのですね～～。
一緒のテーブルになれたみなさま、楽しかったです！ありがとうございました！
そして、丸尾社長、また会えて本当に嬉しかったです。


［坐唯庵　別館］
東京都豊島区東池袋1-30-12
03-3986-1955
11:30-24:00
無休