酒屋さんで試飲させてもらえるところはいっぱいあるのだけど、
中でも、温度の違いを楽しめる酒を、温めて出してくれたりすると本当に嬉しかったりする。
それだけ時間がかかるし、それだけ手間もかかるのに、
惜しまないで 「お酒のことを解ってもらいたいから」 と、やってくれるその気持ちが。
そんな酒屋さんが、店頭でお客さんに飲ませる「角打ち」をやると、こうなるの?!
と、思ってしまうお店に行くことに。
3人の飲み友達と待ち合わせたのは三軒茶屋駅。
そこから閑静で何も無い住宅街を抜け、テクテク歩いた5分後に、
世田谷線の 西太子堂駅 という、とっても小さな駅前に到着。
その線路脇にある 唐木屋 さんが目的地なのだ。
佇まいからして年季があるのだけど、
何だか賑やか、というか “ココは何?” と思わず立ち止まってしまいそうな外見。
日本酒に拘ってそうな、とっても面白そうな張り紙やラベルがいっぱい。
入口に入るとすぐには 杉玉 もあるし。
店内に入ると、中の広さと、壁一面のお酒が圧巻!!
4方向の壁全部、上から下までびっちりだ~。
入り切らずP箱にもいっぱい。
そして、中央の 角打ちスペース が、これまた素敵。
先客がまったりと座って呑んでいたので、写真は撮れなかったけど、
長机やテーブル代わりの樽があるだけじゃなく、折りたたみ椅子やソファも。
とにかく、立ち飲みじゃなく 「座ってまったり飲める」 場所が提供されていて、
びっちり詰めれば、20人近くは入れるのでは? ってくらい。
(もちろん、酒屋さんに、そんな大人数で押しかけたら、追い出されマス)
それに、何といっても、店内の年季のある装飾もイイんだよなぁ。
色が飛んじゃって上手く撮れてないけど、「アサヒビール」の提灯がいっぱいぶら下がってて、
淡い間接照明の雰囲気がまたGOOD。
さてさて。
友達3人と、店内をあちこち物色。
日本酒も選り好みしちゃうけど・・・
おお!!
冷蔵庫の中にあるビアサーバーの銘柄も魅力的!!
日本酒の「天青」を醸している熊澤酒造の 湘南ビール があったり、
「尾瀬の雪どけ」を醸している オゼノユキドケ があり・・・
何といっても、その種類の豊富さに、思わず 「わんだほーー♪♪」
わーいわーい!!だーい好きな IPA がある~!!
他にも、W-IPA、ブラウンヴァイツェン、ホワイトヴァイツェン、バーレーワインなどなど。
こんな貴重なビールがあるなら、と、最初はハーフパイントで、みんなで乾杯♪
しかし・・・ハーフで400円?!?! やっすぅー。
ちなみに、ホワイトボードには、軽いおつまみが。
枝豆やチーズ盛り合わせ、おでんは出来合いのパックみたいで、ホントに簡単なもの。
お値段も、どれも200円とか300円とか、そんな感じ。
もちろん、おつまみコーナーで乾きモノを買って食べるのもOKだし、
つまみ持ち込みも大歓迎なんだそう。
そんな我々は、友達が事前に買って持ってきてくれた、キューブチーズでちびちび。
ビールが空きそうになると、さっそく 「どれ飲む?どれ飲む??」 と、改めてワイワイ。
瓶には、白いラベルとブルーのラベルが付いている。
(ブレちゃって見づらくてゴメンナサイ)
白のラベルは、スペックと一升瓶のお値段が書かれた未開栓のもの。
そしてブルーのラベルがかかっているものは、既に瓶は開けられていて、試飲可能なもの。
試飲は 60cc からできるみたいで、150円とか・・・ってアリ?!(>_<)?!
そんな安いものから、だいたい300円程度で飲めてしまう。
「どうせなら、普段、飲まない銘柄とかにしようよ。」 ということで、
友達オススメの
米宗 山廃仕込み 純米吟醸 無濾過生原酒 と 菱屋 山廃純米 を。
お燗をつける場所は、お店に常備されているみたい。
頼めばもちろん適温をやってくれるのだけど・・・
「お酒でも物色してるのかな?」
と、席に居ないと思っていた我々のうち一番お燗好きな友達が、
気付けば、いつの間にか、その燗所を占領して、お店の人と化している(笑)。
彼の手元が、その燗どころ。
ホント、好きだな~(笑)。
「これで、ココに来たの、まだ3回目なんやけど。」 とか言うけど、
いやいやいや、お店に同化してますってば。
で、温めたお酒は、こうして大きな蛇の目猪口に。
一人一つの小さなお猪口までは用意されていないので、4人で回し飲み。
区別がつくように、メモも貼ったりするのは、ナーイス!でも重要重要。
しかも、友達の燗の腕は、さっすが!
いい温度につけてくれたからか、山廃純米らしい旨みと酸味のバランスがイ。
それに、どちらも、ちょっと温度が冷めてくる頃も、またうまい。
個人的には 菱屋 、いいな~と思ったり。岩手県の地酒だ。
他にも、冷蔵庫に入っていた 岩の井 山廃 も、お燗で。
ちょっと前の?!岩の井といったら、冷たいお酒なイメージだったけど、
友達も 「おお!コレは自分の知ってる岩の井と、ちょっとチガウ!」 とな。同感!
そして最後に選んだのは(っていうか、お燗番友達が “最後はコレ!” ってイチオシ)
3つ並んだお猪口のなかでも、ひときわ目立った色をしてるヤツ。
これは 剣菱 の 純米酒 。
世の中に沢山出ている大手のアル添酒と言われるお酒の中でも代表格?!
その剣菱が年に一度だけ、長期熟成純米酒 を出してるとのこと。
好みはあるかもしれないけど、ウマイではないですか。
変な甘さじゃなくて、ちゃんとお米を熟成させたときの旨さからくる甘みというか。
うーーむ、奥は深い。
「大手の蔵ってー・・」なんて話でも、いろいろいろ盛り上がってしまう。
それにしても・・・ここはワンダーランドだ。
面白そうで、飲んでみたいお酒が、他にもいっぱいいっぱい!!
んがしかーーし。
実はこれは、とある忘年会の0次会。
「遅刻するなよ!」って言われてた我々、そろそろ出なければ(涙)。
ああー。
後ろ髪を引かれる~(>_<)!
っていうか、こんなステキなお店、0次会にはもったいない。
また来たいな。
店内の雰囲気も、なんだかまったりしてて、おばあちゃんもイイ感じ♪
ちなみに、中で飲むには会員にならなきゃいけない。
すなわち 会員制。
とはいっても、そんな厳しいものじゃなく、
「ちゃんと、お酒の味を、当店でわかって欲しい」 という気持ちから始めたんだとか。
なので、会員と一緒であれば、会員にならなくて、中で飲むことは可能。
(この日、誘ってくれた友達が会員♪ ありがとう!!)
でも!
タダの酔っ払いになるのは、もちろんタブー。
その辺りの内容や唐木屋さんからのメッセージも、HPに書かれています。
日本酒勉強会 というのもやられてるみたいだし、
こんなお店が、こんな所にあったなんてなぁ・・・改めて感心してしまう。
[酒の唐木屋]
東京都世田谷区若林1-4-18
03-3421-3720
月~土 12時~深夜0時 (・・・え?!?!0時までやってるの?!)
日 12時~午後19時
http://www.karakiya.net/
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しかも、菱屋飲んじゃってるし(笑
っつうか、こっちが準備でばたばたしてる時に、、、うらやましいぞよ、、、
その剣菱、そりゃうまいさ
話によると奥○磨とか我々がよく知る純米蔵が納めてるやつでしょ?
唐木屋さん、、、
自転車で10分かからないのに、この店構えに負けてまだ入れてない、、、
ギリギリになっちゃってスミマセン(汗)。
すんごい面白いお店で、もっと満喫したかったんですが、
頑張って切り上げてきたんです~。
日本酒の蔵の裏話は奥が深いですが、
ここでは、この剣菱がおいしい、という話に留めておいて頂きたく・・・。
この店構えに負けずに、一足踏み込んでみてください。
意外と居心地イイです♪
でも、考え方はきっちり前を見つめてる感じ。
酒は兎も角つまみまであるのはビックリです。
まぁ、Barの場合だと一流と言われる店でも缶詰(オイルサーディンが多い)やナッツしか置いてなかったりするのは当たり前だったりするしね。
ビールもタップからつげるものが揃ってるのは魅力的だね。
0次会ね。
次に行く所分かった 笑
楽しい忘年会だったかな?!
もうなくなっちゃったけど恵比寿にあった日本酒の種類豊富な立ち飲み屋思い出しました。この店とはスタイルとかまったく違うけど
考え方が、「ただ酒飲みを酔っ払いに」というのではないのが
ステキだなぁ~と。
おつまみに関しては、もちろん店頭のものもありますが、
「自分が作ったり何処かで買ったりしたおつまみに合うお酒を実際に試しながら探してください」
という、本格的なおつまみ持込でもOKなのがすごいです。
ちなみに、この0次会は夕方。
んでも、飲み始めてたのは、ホントのお昼からなのでした~(笑)。
やっぱり“ワンカップに6Pチーズ”みたいな感じなんですよね。
そういうお店とは、
コンセプトも何もかも違うから
「角打ち」って言わない方がいいのかなぁ。
とはいっても自分にとっては、
こんな気軽に温度の変化も楽しめる試飲ができる場所なんて、
とってもありがたいのですが。
昔、京急の大師線の小島新田で電車を待っている間、
戸板をテーブルの代わりに呑んでいたことを
思い出します。
角打ちといえば、大分市の御手洗酒店にはジャズが流れます。
大分長浜角打ち学会と呼んでいます。
有名なミュージシャンなどが来られることもあるみたいです。
坂田 明、山下 洋輔 などです。
昔は北九州あたりで入っていたような記憶が、、、。
一般的には立ち飲み、肉体労働者向け、升酒、マスの隅に塩ってイメージが未だに有りますがこんなにいろいろな日本酒を楽しめるお店があるんですね。
まつみさんの隣にあるまきしまやさんを
思い出しますね。
おやぢさん、元気かなあ(遠い目。。。