まき子の酒

日本酒が好き。純米酒が好き。そんな飲兵衛が「母親」になってしまいました。今はムスコを飲兵衛へと英才教育中?!

-NAPA旅行⑤- Stag's Leap と Sterling と Peju 

2008-09-01 07:54:24 | アメリカ大旅行

NAPA旅行2日目の ロバート・モンダヴィとオーパス・ワン の観光を終えたあとは、ランチ。

どこに行ったかというと。
 
この景色・・・見覚えがある、と思った方。正解です。

また V. Sattui Winery で、ピクニックランチしちゃいました!!

だってだって、あまりにも気持ちの良い庭が広がるワイナリーだし、レストランで食べるより安いし、
初日から「明日も、ここでランチしたいね!」って言ってたくらい。

 
2日目は、フレッシュ苺 と 生ハム そして温かい ニョッキ を買って、
ワインは 2000 Monastero di Coriano Felicitá  というのを29ドルで購入!

イタリアっぽい銘柄だな~と思ったら、トスカーナ地方の契約農家の?!ワインを仕入れてるんだとか。
もともと、このワイナリー自体もイタリアからの移民だから、縁があるのかな。

それにしても、2000年のもので、この味で、またもや「このお値段でいいの?」という感じだ。
ちなみに100%カベルネ・ソーヴィニヨン。


さて。


ツアーはやってないけど、$5で試飲できると聞いて
Stag's Leap (スタッグス・リープ http://www.cask23.com/visit-us.htm) へ。
 

と、思ったら $15 に値上がりしておりました(汗)。 プレミアワイン試飲は$30→$40へ・・・。
 
HPをちゃんと見たら、ツアーも$40でやってるみたい。

 
白から
 ■2007 Sauvignon Blanc
 ■2006 KARIA Napa Valley Chardonny


赤は
 ■2005 Merlot
 ■2005 ARTEMIS Napa Valley Cabernet Sauvignon

うーん。 全体的に辛すぎてイマイチ。
開いてないだけかな?と、けっこう長く、くるくる回してゆっくり飲んだけど、
やっぱり・・・なんだかしょっぱい?! 残念ながら、我々の好みには合わず。。。



次は。
Sterling Vineyards 
(スターリング http://www.sterlingvineyards.com/en-row/VisitSterling/
 
大きな門、そして、まーーっすぐに伸びる道。

その先には・・・
 
なんと、ゴンドラ乗り場が。

そう、このワイナリーはゴンドラに乗って、カリストガの丘の上に佇むワイナリーに行くわけです。

ゴンドラに乗る=ワイナリーに入るには 20ドル 必要なのだけど、
セルフガイドツアーと、5つのテイスティング込み なのだ。


なんといっても、この眺め!
ずいぶん高いところからのナパの田園風景で、また今までとは違う角度。

ゴンドラを降りると入口すぐに、テイスティングコーナーが。
 
最初に 2007 Cellar Club Pinot Gris を手渡され、この後は飲みながらのセルフツアー。
もちろん時間もペースも自分の好きなように、自由にワイナリーの中を歩き回れる。

それにしても、真っ白な建物が、綺麗だ~~。 ココも青空と建物の白さのコントラストがたまりません。
 
たくさん付いてる鐘は、いつ鳴らされるのかなぁ~。

中心部へ行くと、まさに醸造場たる光景が。
 
ステンレスのタンクから、木製のタンクまで。
こういう 「まさに、ココで造ってます」 という雰囲気は、結構好き。

現場を見せている場所もあったり、いろいろ説明書きやスクリーンで説明している場所もあったり。
そんなのを、自分たちのペースで回れる「セルフガイドツアー」ってのも、なかなか良いかも。
 

そして、ワイナリーの季節の写真展示のある、この長~い廊下の先には。



一気に視界が広がる!!
 
すごーーい!! 山のてっぺんから、ワイナリーを見下ろす感じ。

ここに2つ目の試飲コーナーが。
 
2005 Reserve Chardonnay を、サングラスとお髭でクールなお兄ちゃんが、サーブしてくれる。

これは美味しい!
 
すぐに飲んでしまうのが勿体無くて、景色を眺めながらゆっくりと。

さて、セルフガイドツアーはこれにて完了。
この後のテイスティングは、専用の建物に入り、テーブルでゆっくりと。我々はテラスへ。
 
ここでは、サーブしてくれる担当者もワイナリーのプロフェッショナルで、
「セルフガイド」で分からなかったところも、聞けばとっても詳しく教えてくれるのだ。
  
赤ワインは2種類。
2004 Cellar Club Syrah  と 2005 Rutherford Cabernet

そして、最後に出てきたのが、なんと白ワイン。

2007 Cellar Club Malvasia Bianca というもの。

デザートワイン・・・とも、ちょっと違う?! でも、かなり甘めなワイン。

担当者さん曰く、このワイナリーは丘の上なので、
気温の低さを有効的に使って、甘味のあるワインに仕上げたんだそう。
こういう特有のワイン造りも工夫してるんだなぁ。



さて。
もう時間は、16時近く・・・ワイナリーもそろそろ閉園する時間なのだけど、
最後にもう1つどこか行ってみようよ、ということで、18時までやっている
PEJU (http://www.peju.com/) へ。

中に入ると、ショップが広がり、その2階からはセルフガイドでワイナリの中を見ることもできるのだ。
 
そのセルフガイドの一角も、美術館みたいに見どころたくさん。

ここは4種類飲ませてくれて$10、でも何か一本買えば無料になるという。(商売上手だ~)
 
でも、最後に5つ目のワインを出してくれた。
「おや?」と思っていると、「特別に、こんな面白いのもいかがです?」 と。

Fifty/Fifty 2005
という銘柄で Cabernet Sauvignon50% と Merlot50% なんだとか。
どっちの葡萄のいいとこ取りのような、まさにブレンドされた味わいで、おもしろい。


ワインもなかなか美味しいのだけど、ここの何が良いって、庭園がとーっても素敵なのだ。
 

美術館の一コマのような、広々とした空間は、見ていて飽きない。
 



こうして、ようやくNAPAのワインめぐりは終了です~。
ホントは1ワイナリーにつき1日記書きたかったくらい、もっともっと書きたいことはあったのだけど、
さすがに長すぎ・・・(汗)。

ちなみに、この日の帰りも、また進歩した会話が。

「なんで、ココで取れる葡萄はワインに向いてるんだろうね~」
「日本の山梨とかも、ココに似てるのかな~」
なんて、葡萄造りの話から地形の話まで。

やっぱり興味を持つと、
自分から「なぜ?」「どうして?」とか
「もっともっと知りたい」って次のステップを目指すようになるものなんだよなぁ。

まだまだ、知らない事がたくさんだけど、
好奇心や興味が湧いてきたことが、自分で楽しく感じるようになったのは良かったと思います。


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8 コメント

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六ヶ所? (Ben)
2008-09-01 09:54:06
行ったねぇ、2日間ほとんどワイナリー巡りでおわったんじゃない?! 笑

それぞれに特徴があって面白いね。

何処が一番気に入ったかな?!
さかれてる紙面の大きさの順?! 笑

いろいろ知ると余計に興味がますよね。
実際に訪れると余計に!
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■Benさん (まき子)
2008-09-01 10:38:02
初日で3箇所、
2日目で6箇所(うち、ランチのワイナリーがかぶります)です~。
今回は「NAPA」の為だけの旅行(+レイダースの球場を見に(笑))だったので、
ワイナリー巡りだけが本望です~。

今回の中では、一番気に入ったのは、
ランチを楽しんだV. Sattui Wineryでした。
でも、お察しの通り、紙面の大きさの順です(笑)。



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ブレンド (hirorin)
2008-09-01 19:09:17
日本酒をブレンドって、なんかピンと来なかったけど、そういえばワインだってそうだもんね。
Fifty/Fifty って見たら、そうだ、こういう感覚かぁ~って思えた。
ワインならなんとなく、あれとあれで・・こんな味?って想像できるぞ。ってことは、まだ日本酒は飲み方が足りないのだね。

けど、ここのところ、ワイン記事ばっかり見ているから、なんだかワイン飲みたくなってるよー


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Unknown (純米狂@takezo)
2008-09-01 20:19:06
勝沼(山梨)のブドウ生産が多いのは火山地形のため水はけがよく 
地中海性気候と近い土壌を生み出している部分があるからだそうです!!
それに比較的 標高の高いところでの栽培が主となっているようで・・・。
確かに小高い丘の上にたくさんのブドウ棚があったっけな!!
ただ勝沼はもっと観光地化されてしまっている感がありますけど(笑)
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地形 (狼亭)
2008-09-01 22:01:59
葡萄栽培にとって、地形はかなり重要な要素だそうですね。
南斜面が日照時間が多く、糖度の高い葡萄となるようです。
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■hirorin (まき子)
2008-09-01 23:51:35
日本酒の場合、タンクとタンクのブレンドもあるけど、
麹米と掛米とで違うお米を使うこともよくあるから、
そう考えると
葡萄もお米も「原料のブレンド」って普通に考えられるものなんだね~。
とはいえ、2つの原料の混ぜ合わせがよくわかるのは葡萄なのかな。
日本酒のブレンドは、なかなか難しい~。
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■takezoさん (まき子)
2008-09-01 23:56:54
東京から中央道通って甲府に行く途中、
勝沼あたりの山の斜面を見ると、
ほとんどの斜面が葡萄の棚で埋まってますもんね!
水はけもよさそうだし、盆地だから日照時間も長そうですよね。
でも、勝沼のあの観光地は、なかなか面白い光景だなぁと。
真夏の海水浴場の駐車場の呼び込みのような(笑)。
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■狼亭さん (まき子)
2008-09-02 00:01:27
どこでも葡萄が造れるワケではなく、
どこの場所でもどこのワイナリーでも、
やっぱり自分の場所の気候や土地に誇りを持っていますもんね。
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