立石散策 のち 祥 @ 二毛作（立石）

「とにかく　・　早く　・　立石へ　・　行くべし」　

えーーと。
若干、文言は変えておりますが、複数のメッセージを統合すると、こんなニュアンス・・・？！（笑）


とにもかくにも、こんな指令が降りていたものの、平日はここんとこ仕事が忙しくてムリだし、
普段、土日は相方と過ごせるよう飲みの予定は立てないのだけど、
こりゃぁ個人的にキンキュー事態。

日曜日に、なんとかヤツを撒いて、立石へGO！！
もちろん昼酒だーい♪


目的地は 二毛作 。

土日は12時からやっているので、その時間に到着すると、この日は13時からOPENと、店主の日高さん。

おっとっと。
前日はとっても忙しかったみたいなので、この日は準備が遅れているみたい。


時間つぶしに、立石を昔から知っている飲み友達が町案内をしてくれる。

「ここが、立石で昔、“赤線　青線”　って言われてたところだよ～。」　と連れていってくれたところは、
いわゆる昔の売春街（って言うの？！）。


1Fは、普通の居酒屋カウンター・・・に見えるけど、2Fに呼ばれると、そこでは売春が行なわれていた、
ってワケで、こんな2階建てな造りなんだそう。（・・・で合ってます？！（汗））

今は建物は昔の面影を残したまま、スナックや居酒屋、BARが軒を連ねている。

いやーーー、スゴイ。
ここ、「ホントに東京23区内ですか？」　と言いたくなる様な。
青線跡とはいえ、なんだか、とっても貴重な場所なんじゃないかな、と思ってしまう。


他にも、ちょっと路地の奥を行けば、なんかツゥなお店がいっぱいあるし、
立石・・・夜に来ると、ホントに奥が深そうだな～～～。


とはいえ、やっぱり面積的には“こぢんまり”な立石。
15分ほどで散策終了～～。


二毛作さん開店時間まで、近くのお店でビールでも飲んでましょう！
ということで、この時間からやってる二毛作さんの2,3軒隣にある 鳥勝 に入ってみることに。

外にかかっている青い暖簾をくぐると、カウンターのみ。
すんごい渋いけど、なんか年季あってイイなぁ～～。

ちゃんとNHK放送が流れているテレビは、どう見てもアナログテレビなのに、ちゃんと映像が流れている。
チューナー入れたのかな。
このお店にくるお客さんは、“酒飲みながらテレビを見る”　ってのが基本スタイルでテレビが欠かせないんだろうな。


昔は鮨屋さんだったのか、鮨屋さんからもらったのか、目の前には鮨ネタケースがあって、その中に入ってるのがまた面白い。
　
サラミ￥180　、　玉子￥50　、　ぎんなん￥200、、、これ頼んだらこのまま出てくるんだろうな。
市販で売ってるようなササミとか缶詰とかにも値段がついてる～～。


カウンター内の壁には、いっぱい料理の短冊。


そして、気になるのは、先客の常連さんっぽいおじさんに出されたツマミ。
鳥肉みたいな色の物体の上に胡瓜がいっぱい乗ってて、なんだか美味しそう・・・

と内心思って、一生懸命短冊の中から近そうなメニューを探していると、
友達もどうやら同じように思っていたみたい（笑）。
イヤーー飲兵衛同士、以心伝心ですネ。

「あれって鳥かなぁ・・・。どのメニューだろう。」
「鳥・・・っていったら、鶏皮ポンズか鳥唐揚くらいしか短冊にないですけど、唐揚じゃーないですよね。」
「でも、鶏皮・・・って感じでもなくない？」

などと、短冊を見上げながらヒソヒソ（笑）。

でもイイヤ、このメニューの中だったら、一番食べてみたいのが 鶏皮ポンズ だったので、
それを注文。

すると。



ビンゴ（笑）！なんか嬉しい。

これで45分ほど時間を潰し・・・


13時きっかりに、 二毛作 へ待ってましたとばかりに移動！


この日は、西村さんは ラムフェスタ に行っているとのことで、日高さんが1人。
「昨日の立石フェスタはどうでしたか～？」　なんてぼちぼち話しを始めつつ・・・


日高さん曰く、
立石フェスタは、めっっっっっっ・・・・・ちゃくちゃ忙しかったそう！

その反動か、この日は始終まった～～～～～りモード。


それにしても・・・やっぱし二毛作さんの出すつまみは、レベルがこの界隈から飛びぬけてるよなぁ。
まぐろなめろう 。


つぶ貝 刺身　は、なんとなんと！　雲丹醤油 で。
　
貝の肝もぷりんぷりん♪

さんま刺し のレベルの高さもGOOOOOOOOOD(>_<)!!



って、ツマミも美味しいけど、この日は冒頭の指令のために来たのだ。
日高さんにさっそく・・・

「広島のエージェントから指令を受けてきたのですが、、、例のブツを・・・」
（これもニュアンス訳で（笑））


そう言って出されたのが、コレ！！！

いろ、こぉっっっ！！（＝色、濃い！）

少しお燗につけてくれて、ほんとに温～～い程度の温度で出してくれたのだけど、
口に入れた瞬間は熟成ならではのまろやかさ・・・

でもその後、すぐに酸っぱさがやってきて、
でもインパクトが出る前に、す・・・っと消える。

なんていうんだろう・・・色の割りにはけっこうツルン・・・とした印象で、でもとっても優しい味わい。

この日本酒の正体は、鳥取は　梅津酒造 さんの 10BY のお酒だとか。

二毛作さんの“とあるお祝い”に、エージェントさんが持ち込んでくださっていたお酒・・・

そんなお祝いの品だから、ご本人たちが楽しんでくれればいいのに、
「取っておいてくれてるから、行って」　と指令を出されたら、んもうそりゃ相方を撒いてでも行かなきゃ！
ってなったワケで。


後日、お店の西村さんが、ラベル写真を送ってくださいました♪


てっきり、ラベルなしのエージェントさんの秘蔵酒かと思っていたら、
ちゃんと 祥 って書かれたラベルで出されていたんですね。

で、裏ラベルを見ると・・・

マイナスになると甘い、ということになる日本酒度が －10 。
そんなに甘かったっけ？と思うものの、きっと酸っぱさも一緒にあったからなんだろうな。

なんか、不思議なお酒だなぁ。

詳しい事は全然聞かなかったけど、
なんだかとっても貴重で・・・普通なら飲めないようなお酒なんではなかろうか。

それを飲ませていただけるなんて(>_<)。

エージェントさん、二毛作さん、ありがとうございました！
なんかもー、いつも二毛作さんに来ると、何かしら一つは「スゴイ！」って思えるものに出会えるなぁ。


［二毛作］
東京都葛飾区立石1-19-2
03-3696-6788

・2011/8/12 カレー絶品！
・2011/6/27 ラムもテキーラもスゴイ
・2011/6/20 念願の初訪問