話すと長くなるので、だーいぶ端折ると…
バイト先の一つ 酒商熊澤 は株式会社として独立しているんだけど、実は ケインズリカー という母体があって、母体は熊澤グループ(酒商熊澤・ボンゴレ本店・ボンゴレ亭)3軒含めて、10軒の飲食店&酒屋を展開している。
その一つが、ポルトガル料理 Par Ta Vinho IZARRA(イザラ)
プライベートでもよく飲みに行く、熊澤グループの ボンゴレ亭 の2Fにありまーす。
イザラは本来はランチはやっていないのだけど、この日は、熊澤の定休日=月曜の昼に “集合”。
というのも・・・
熊澤グループで活躍してきた大学生のバイトさんたちが、バイト卒業&就職するということで、壮行会&親睦会をイザラで開催しよう!とマネージャーが声をかけてくれたんです。
店名にある「Par Ta Vinho」はポルトガル語で「ワイン棚」っていう通り、ポルトガル料理とワインが楽しめるお店…ということで、お店の存在はもちろん知ってたのだけど、日本酒好きな私はなんだか行く機会がなくて。
でも、気になってたから、今回、声をかけてくれて嬉しい!
お店の立地もそうだけど、店内も隠れ家的な小さなお店。
カウンター6席に、テーブルは13席。
白とネイビーで、ヨーロッパの港町って雰囲気。
女性が好みそうなお店だな〜。
…という雰囲気にそぐわないのが、約1名(笑)。
ただいま、絶賛春休み中のムスコ。
4月で新2年生になるとはいえ、まだ一人放って私だけ出かけられる年齢ではない。
熊澤店長も「ムスコくんも一緒でいいよー」と言ってくださって、午前中のサッカー春合宿の後に連れてきちゃいました。
すると、集まったのがみんな女子ばかりで「えー?男、僕だけ?恥ずかしいよ…」と、私の耳に顔を近づけて、こしょこしょ言うムスコ。
ちょっと前まで「男」も「女」も意識してなかったのに、そういうお年頃になってきてるのね〜。
これも成長成長。
まぁ…この後、綺麗なお姉様たちに構ってもらって、きゃっきゃとマイペースで遊んでおりましたけどね。
ムスコにとっては初対面のみんなに「人見知りしないねー!」って、相変わらず言われるムスコ…飲み屋で場慣れさせてきたおかげ?(笑)
ちょくちょく会ってる熊澤店長は「(年長のわがまま言い放題な頃と比べると)ちょっと大人しくなったね」ともw。
もとい。
この壮行会&親睦会の料理はイザラのコースなのだけど、お酒は よろずや熊澤 からいい感じのものを熊澤店長が持ってきてくれました。
乾杯は 都農ワイン のロゼの泡、 キャンベル・アーリー 。
酒商熊澤でも定番のワイン。
最初はピンチョスのような料理が、ぼちぼち出されます。
サラミも美味しいけど、チーズの マンチェゴ が美味しい!
羊乳のチーズだけど、ぜんっぜんクセがない。
黒いツブツブはトリュフなんだとか。
牡蠣のアヒージョもうまーい!時期的にも牡蠣が大ブリブリ。
ポルトガルオリーブオイル を添えて出してくれるバゲットは、ムスコがいたく気に入ったようで。
ホタルイカとカンパチのコリアンダー風味サラダ
ドレッシングの味わいが絶妙!
コリアンダーも、そんなパクチーパクチーしてなくて、さりげなーい風味。
ポルトガルの代表食材、塩鱈の バカリャウ を使った玉子とじ。
椎茸がまたすっごい美味しい…これって塩鱈の出汁を吸ってるから?
イワシのフリット も、サックサクでうまーい!
ポルトガルは、イワシの漁獲量が多くて、イワシ料理もいっぱいあるんだそう。
これ、イワシ嫌いな人でも食べれちゃうんじゃないかなーってくらいサクサク。
塩加減もちょうどよくて、白ワインがクイクイ進みますよっ。
このあたりで出してくれた、熊澤店長チョイスの白ワインが、これまたイワシのフリットに合う。
酒商熊澤の定番かつ大人気の かざま甲州(甲斐ワイナリー)。
コストパフォーマンス良いテーブルワイン的な価格なんだけど、和食全般的に合うんだよなぁ。
この日は、他にもいろんな面白いお酒を、よろずや熊澤から持ってきてくれました。
稲とアガペ × 土田酒造 プロトタイプ03 。
これは日本酒。
事前知識全くなく、ラベルも見ないで飲んでみると、「ん…?吟醸酒?」って感じ。
でも、なんと ササニシキ 精米歩合90% なんだとか。
面白い…どうやったら、こんな風に仕上がるんだろう。
お燗にしてみたかったけど、ちょっと “場違い” なので、そこまではしゃしゃり出ませんでした(笑)。
伊勢角屋麦酒 の 雪りんご Hopped Cider も面白い!
伊勢角屋麦酒といえばクラフトビールが美味しいとこだけど、社長スペシャルで、木に生ってる間に凍ってしまって廃棄処分になるはずのリンゴを使って、シードルを作ってみたんだとか。
なんか白ワインっぽい? なんとも言えない初体験なお味。
でも、後味が「確かにリンゴだ〜」という感じ。
これも面白い!初めて聞きました Hard Seltzer ハードセルツァー 。
銘柄ではなく、お酒の分類名?
「Seltzer セルツァー」は「炭酸水」って意味。
それにアルコールが加わると「Hard Seltzer」。
そんじゃ、日本にある酎ハイと何が違うの?って突っ込みたいところで、ザーッと調べたんだけども、えーっと、まだよくわかりませーん(笑)。
「Hard Seltzer」の定義は置いといて、この缶の原材料は、ヘルシーがコンセプトで、黒豆&柚子 。
飲んでみると、黒豆っぽさは全然ないんだけど、糖質に豆を使っているってあたりでなんだか独特。
柚子の風味は、なんとな〜〜〜〜く。
兎にも角にも、全て新!感!覚!
と、お酒を楽しみつつ、ポルトガル料理コースのメインが出てきましたー!
こんな立派な鍋に入って出され…
パカっとオープーーーン!!
ポルトガルの郷土料理、魚介と季節野菜の カタプラーナ!
「カタプラーナ」って言葉自体は、この鍋みたいな、銅版を叩いて作る打ち出し鍋のこと。
中に入ってる具材も豊富。
車海老、あさり、牡蠣、ムール貝、鱈、イカ、ブロッコリーなどなど。
しっかり出汁を吸った新玉ねぎがまた甘くて美味しい。
そんな中、見慣れない貝が。
みんなで「これ何だろう?ミニ青柳みたいな…」と、イザラの料理長に聞いてみたらば 沖シジミ でした。
シジミって普通は湖に生息してるけど、沖(=海水)で生息してる子はこんな感じになるのね〜。
そして、〆。
カタプラーナで十二分に出た出汁で作るリゾット だぁー!
こーれーは、たまらんです!!
とろけるチーズも程よく入っていて、シメの飯っていうより、お酒のアテ(笑)。
最後の最後はコーヒーにデザート。
中盤、食べるのに飽きたムスコは、カウンターで一人、料理長(女性)やスタッフの女の子に絡んで遊んでたけど、デザートが出るや否や、スチャ!と席に戻る。
まぁでも2時間、よく大人しく(でもないか?(笑))付き合ってくれました、ありがとう、ムスコ。
おかげで、ほぼ初対面のみんなとも仲良くなれたし(コロナでねー、ほとんど私、裏方シフトすら入れてないんで…)、まさに「親睦会」になった感じ。
卒業&就職する子も、とっても頼もしくて、まだまだコロナで不安な要素はいっぱいあると思うけど、またきっと熊澤に顔を出してくれるだろうなー♪
IZARRAの料理も、ほんっと美味しい!!
ポルトガル料理ってピンとこなかったけど、海に面してる国だから、そりゃ日本と同じように魚介料理が郷土料理だよね。
改めて、見直しました。
いい機会に、IZARRAの料理を味わえてよかった!
【Par Ta Vinho IZARRA(イザラ)】
兵庫県神戸市中央区中山手通1-2-3
クレイエールビル 2F
078-322-1303
https://hitosara.com/0006126953/
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ポルトガル料理、改めて見直しちゃいました。
お隣がスペインだから、ピンチョス文化もありますし。
若の鼻の下、のびのびでしたよ〜〜(笑)。
私とか店長みたいな、男っぽい服装の女子は相手にせず、髪の毛パーマでふわっとしててスカート履いてる女子が好みのようですw。
牡蠣プリプリでおいしそう。
バカリャウ、ジャガイモや卵とあいますね。
銅のカタプラーナ欲しいんですが、IHだと使えないんですよね、、。
若の鼻の下がのびていそう。(笑