そいえばセンター試験で選択したのは世界史だった。
歴史が好きで選んだはずなのに、いつの間にか「受験のための」お勉強になってた高校3年生。
頭に叩き込む単純な作業に 「こんなのが後々、役に立つのか?」 と思いながらも、毎日必死に勉強したもんだ。
でも、今だからこそ言える。
やってて正解だったよ、まさかアメリカに住むことになるとは想像もしなかった、当時の私!
お陰で、楽しい場所に連れていってもらえて、すんごい充実できたんだもん。
今の活動拠点はワシントンDCだけど、実際に住んでる町は ヴァージニア州 。
(アーリントン市という、DCの真隣。DCを東京に例えるなら・・・東横線の多摩川渡ってすぐの「新丸子」みたいな)
受験勉強でのかすかな記憶をほじくり出してみると、
ヴァージニアといえば、確か、タバコ・・・プランテーション・・・ポカホンタス・・・
そんなキーワードが・・・おお!そうだ!!
ヨーロッパ人が一番最初に北アメリカに入植した場所じゃなかったっけ?!
と、興味津々。
「今だったら、歴史のこともグイグイ吸収できそうなのになー。」 そんな事を言い出した自分を、
起源、歴史、当時の様子が分かるところに連れてってあげるよ、と、友達が車で連れてってくれたのだ!
ありがとー(>_<)!!
最初に向かったのは、ヴァージニア州の起源となった ジェームズタウン居留地 。
えーっと。 まず・・・ ジェームズって誰だったっけ?!
聞き覚えはアル!あるけど、思い出せないのが、こそばゆい!!(っていうか、よく聞く名前だし)
が、まぁまぁ。
それを知るための博物館なのだ。 中に入って、歴史を追って、お勉強。
(建物の中は撮影禁止。 屋外はOK。)
そもそも、アメリカ合衆国って国は、ご存知、先住民VS植民者から始まる。
一番初めに北アメリカを植民地化したいなーって、侵略したときの、イングランド国王が
ヴァージン(未婚)だった エリザベス一世 。
それにちなんで、「北アメリカの入植地は ヴァージニア って命名するぞ!」 って言い出したのが
今のヴァージニア州の名称の起源。 なかなかのネーミングセンスではないか(笑)。
が。
命名はしたものの、何度かインディアンにコテンパにやられて、なかなか植民地化できなかったらしい。
それでも、当時のイギリス人は何としても新天地を開拓したかったんだろうなぁ。
ロンドン・ヴァージニア会社 なんていう、入植のための会社を作ってしまうくらい必死。
とうとう。
その会社から送り込まれた3隻の船の植民地団が、インディアンの襲撃を受けずに占領できた場所がココ、
イギリス人初の永続的植民地 となった、という。
そして、その当時のイギリス王の名前は ジェームズ一世 。
おお!だから ジェームズタウン なんだ!!
(ちなみに、この頃の日本は、家康さんが65歳くらいの時。ちょい前くらいに「関が原の戦い」があったかな。)
その3隻の船といったら・・・
イギリスから大西洋を渡ってくるのに、こんな小さな船なの?!って思うくらい小さい!!
乗客人数は105人・・・ひゃ~~、ぎゅうぎゅう詰めだったんろうな~。
他にも。
(左)インディアンの暮らしを、こんなリアルに再現してたり。(マネキンじゃなくて人が実演)
(右)最初の入植者たちがインディアンの攻撃に備えるための砦を再現していたり。
砦のパフォーマンスで、すんごいビックリしたのが、本物の火縄銃!
実演してくれるのだけど、 ズドーーーーン!!!! って、すんごい音と振動!!
目の前でやってくれるから、迫力も満点!
しかも、この実演者(しかも女性)、耳栓も何もしてないのに平気なのがスゴイ!!
ちなみに、ディズニー映画でもある ポカホンタス の生きていた場所もココら辺だったって!
この入植地の指導者の ジョン・スミスさん が、探索中に先住民に捕まって村長に殺されかけたところ、
村長の娘のポカホンタスが「殺しちゃダメ!」って庇って救ってくれたのは有名なお話。
その後、この2人のお陰で、入植者と先住民とが仲良くなれたそうな。
ちなみに、この話は逸話かもしれない、って言われてるけど・・・いいじゃん!ロマンチックで。
さてさて。
“ヴァージニアを語るに、もう一つ楽しい場所があるよ” と、この後にもう一箇所へ連れていってくれた。
場所は ウィリアムズバーグ という都市に移る。
一番最初の入植地、ジェームズタウンは、水辺も近くて湿気があって、
当初からマラリアみたいな疫病が頻繁に発生しやすい土地柄だったみたい。
そこで、もうちょっと内陸で、安全なこのウィリアムズバーグに移動したそうな。
で、向かったところは コロニアム・ウィリアムズバーグ 。
いわゆる、歴史再現の観光地・・・とはいえ、友達曰く 「そこらの観光地とは次元が違う」 と。
来てみて納得。
いわゆる「テーマパーク」かもしれないけど、典型的な日本のディズニランドと比べてみて一番違うのは、
ここで働く人たちは、当時の再現をしながら“生活している”。
要するに、ここは実際に“町として機能している”。
だって、当時の洋服を着たカップルが歩いてきて、「わぁ、パフォーマンスかな!?」って思ったら、
フツーに、売店でクッキー買って、歩きながら喋りながら、バリバリ食べてるんだもん。
そんな町だから、中を散策するのは、 無料っっ!!
浅草裏路地や、神田、谷中などの、あの古い町並みに入るのにお金を払う?当然払わないよね、って感覚。
(ただし、一部の建物に入るにはお金を払わないといけないみたい)
当時は、こんな感じだったんだなぁ~。ヨーロッパらしい、カントリー。
イングランドの植民地だから、やっぱり旗はイギリスなのね。
もう春だから、たくさんの花や野菜を売ってる♪
さすが居住地として機能しているだけあって、民家の裏には畑があって、野菜も育っているのだ!
すんご~~い!!
大きな教会。
・・・の横には、当時使われていたという本物のさらし台。
こういう馬車に乗るのや、歴史的建造物に入るためには、アビリティチケットみたいなのを買わないとダメなのね。
私にはよくわからなかったけど、ここは言葉も “当時の言葉” を使っているらしい。
はぁーー、ここまでくると、もうさすがというか、レベルが違うというか、やることが違うや。
歴史を知って、町並みを見て、体験して、肌で感じて楽しかった~~!!
が!!
口・味覚で愉しむことも忘れちゃいけません(笑)。
やっぱり、地ビールは飲んでおかないとね!!
Williamsburg Alewerks の Red Marker Ale っていう種類のを。(→URL)
こりゃまた・・・うんまいです!! ホップの渋みも香ばしさも。苦すぎず甘すぎず、でもグっとくる美味しさが。
最近、泡なしのビールの方が好きなってきちゃった。
料理も、ここのはレベルが高いうえに、安くてびっくり!
日本でも、こんな肉厚のは滅多に食べられないよ、っていうくらいの蟹の身 with ホワイトソース。
こっちでは「クラブ・ミート」ってよく言うけど、「ミート=肉」っていうのが分かるなぁ。
こうして、お腹も満たされて、ホントに楽しい一日を過ごせましたー!
連れてってくれた、友達、ありがとう♪
ちなみに、我が家からここまで、車で飛ばしても2時間半~3時間もかかる。
それなのに同じヴァージニア州・・・。
日本で住んでた家から、車飛ばして2時間も経ったら、山梨県(もしくは千葉)に入っちゃうよ。。。
やっぱり広大な土地なんだな、アメリカって。と、改めて思ってしまった。
大草原の小さな家なのですが、
あれってその時代の話でしたっけ?
歴史に疎い自分(苦笑)
近代史になった辺りで、挫折しました。。。。
私も幼い頃、再放送か何かで見てました~。
これは、もちょっと先の話じゃないかなぁ。
記事に書いた内容の頃は、まだ入植したてですし、
アメリカ独立宣言がもっと先の1776年、
その後も混沌としていたでしょうから、その頃のお話だと思うのですが。。
違ってたらごめんなさい(汗)。
呑んべぇ、まき子に続け!
今日は飲むにはいい日だ!
今日は煮るにはいい日だ!
でも、またふと思い出して、興味を持って覚えたら、
なんと楽しいことか♪
今日は飲んだ暮れるにはいい日だ!
歴史もそうですが、地理も苦手な私には
ちんぷんかんぷん・・・
さらに、最近はアルコール性認知症なので・・・
植民地や開拓地なんて、言葉を思い出したら
やっぱり出てくるのは
「西部劇」かな・・・・・
でも、まき子さんのブログ、勉強になります!
「ヴァージニア」なんてどーでもいいですもんね(汗)。
私も最初は「ヴァージニアってどこ?ワシントンDCの右?左」でした。。。
でも、こうして興味を持ってみると、
ほんとに色々おもしろくて。
今度、日本に帰ったら、
自分の住んでいる場所を、こうして色々調べでみよう!って思うようにもなりました♪
絶対に「ウィリアム」さんって人が、どっかにいたと思うんですが、
町の名前にどう繋がっているのか分からず。。
・・・で、今調べてみたのですが、なんだか複雑すぎ!
でも、やっぱり「ウィリアムズ3世」から名前を取ったみたいです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A03%E4%B8%96_%28%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E7%8E%8B%29