まき子の酒

日本酒が好き。純米酒が好き。そんな飲兵衛が「母親」になってしまいました。今はムスコを飲兵衛へと英才教育中?!

バジェスタス島 と セビーチェ

2008-11-11 08:34:53 | アメリカ大旅行

ガラパゴス諸島・・・だったら、有名な島だし、ピンと来る人もいるかもしれない。
世界遺産に指定された、エクアドルの自然の楽園。

そこにも行ってみたいけど、ペルーとは違う国。
でも、ペルーにだって、「リトル・ガラパゴス」と呼ばれている島があるのだ。

その名も Ballestas Island バジェスタス島 という。

ナスカからちょっと北にある、パラカス という街のビーチ&ハーバーから、
その島を巡るボートが出ている。
 
朝はまだ冷えている海岸では、ワンコがいっぱい日向ぼっこしてる。

ナスカもそうだったけど、
日中は「これでもか!」っていうくらい暑いのに、朝晩は「これでもか!」っていうくら寒い。
なんとも着るものに困る国である。

寒さ対策に、Tシャツの上に、ババシャツ、セーター、フリースを着こんで、いざ。
 
島へ観光客が降りることは許されていないので、マイクを持ったガイドさんがボートで語ってくれる。
しかもスペイン語、英語、フランス語、と3種類も順番に。(=話が長い)

途中の半島では、またナスカラインの一種 El Candelabro というものを見かける。

半島の山の面積いっぱいに描かれた、この大きさも半端ない。
一体何のために・・・?!


さて。
いよいよバジェスタス島に近づいてきた!
 
こ・・・これはスゴイ!!
丘を埋め尽くさんばかりの鳥たちと、
波打ち際には オタリア というアシカたちが、隙間なく“ムチムチ”と寝そべってる。

何だ!あのデカい鳥は?!
 
カメラで限界までアップしてみると ペリカン だぁ~!
羽を広げて頭上を飛んでいくのを見上げると、本当にデカイ。人間よりデカイ!


”飛べる鳥” も ”飛べない鳥”も、もちろん、仲良く共存。
 
左の写真は、どんな鳥なんだろう?! 右写真の ペンギン も、よちよち、ペタペタ、と群れてます。
いやーでも、見た目には可愛いものの、天然のペンギンって、ホントに 臭~~い!!


岩場にいるオタリアには、ボートも近くに寄ってくれる。
 
あははー。
もう人間には慣れちゃったのかねー。なんとも無防備な寝顔だこと。

他にも無数の種類の鳥や磯の生物などが棲んでいて、
こういう動物たちには、まさに楽園なんだなーって思う。

動物園や水族館に囲まれてる動物たちとは、なんだか“余裕さ”が違うというか。


さて。
海から戻ってきたら、ランチタイム。

コテコテな海の家みたいなレストランしかないけど、そんなところで食べるのも、またオモシロイ。
 
午後になると、またアヂアヂの日差し。
昨晩も飲んだ クスケーニャ が、やっぱりこの炎天下では、うまさ倍増!

ビールのアテについてきたのは、トウモロコシを炒ったもの。
これの元は日本で見かけるスイートコーンではなく・・・

こんな、デカくて、白っぽいトウモロコシ チョクロ って言われる種類。
南米って一言でコーンといっても、本当にいろんな種類があるのだけど、このチョクロも一般的みたい。


メインで頼んだのは。
海だし!ペル名物のシーフードといえば!
 
やっぱ CEBICHE セビーチェ だぁ!
(タマネギこんもりで隠れてるので、ちょっと避けてみたのが右写真)

セビーチェは、いわゆる魚介類の酢漬けカルパッチョみたいなもの。
相方に 「生魚なんて、食っても知らねーぞ」 と言われたけど、何事も冒険冒険♪(←無責任)

でも、イカやタコは火が通ってるし、スズキかな?魚の白身も食べてみる分には大丈夫。
ライムのような爽やかな酸味と塩気が効いてて、独特なスパイスで味付けしてある。

メジャーなのはレモングラスなどのスパイスみたいだけど、
場所やレストランによって、そのスパイスの使い方も様々だとか。

これも、個人的にはヒットな味わい!おいし~い!!
ペルー料理、なかなかやるではないか。

しかも、これだけボリュームあっても、27ソルくらい。
観光地だから、もっとぼられると思ったけど、意外にも良心的なのだ。

ちなみに、1ドル=3ソルくらい。
だから、このセビーチェも、ドルにしたら、たったも9ドル!うれし~い♪


こうして、ナスカやパラカスあたりの海岸&砂漠地帯で、日本ともアメリカとも全然違う、
新しい自然を体験して、再び一般高速バスで、リマへ。

帰る途中、改めて外を眺めると、沢山の果物畑が目に入る。
中でも葡萄の木が海岸近くの畑に広がっている。
ペルーおばちゃんが言ってた、ペルー産ワインのメイン原産地の葡萄なんだろうなぁ。

なんて、ぼーっとバスに揺られながら、いろいろな想いをめぐらせていると、
バスの係員お姉さんに、何やら紙切れを渡された。

何かな、と思ったら・・・














び・・・BINGOゲームっすか(笑)!!!


マジで、バスのなかで盛り上がりました。ちゃんと商品付きで。




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20 コメント

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■じゃりさん (まき子)
2008-11-15 10:00:10
セビッチェは本当に美味しかったですよ~~。
でも日本で同じように調理してもおいしくないんだろうなぁ。
この風土・気候があってこそ「おいしい」んだと思います。
野生の島は、まさに、「人間の未知の世界」って感じでした。
すごい!!!
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Unknown (じゃり)
2008-11-15 08:29:11
でかいとうもろこしもセビッチェも美味しそう!!寒そうなワンちゃんは可愛いけど野生の海辺の動物たちはちょっとリアルでおっかないなあ
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■葛飾のオヤジさん (まき子)
2008-11-12 02:08:18
>太陽の光を鏡で反射させて

それはしりませんでした!
やってみたかったなぁ~~(笑)。
みんな行動が同じで可愛かったです♪

世界遺産巡り、やってみた~い。
っていうか旅行会社から、そんな手帳をもらってみてたら・・・
結構「治安わるい」国や場所に、その遺産ってたくさんあるんですね(汗)。
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■ぎっふぃいゆうちゃん (まき子)
2008-11-12 02:06:47
えええ!杜氏さんですと?!
知りたい~~、どこの酒蔵さんだろう~。
今度こっそりメールで教えてちょーー!

マチュピチュは、おかんが「あんた、行くならやっぱ今のうちでしょ!」って煽ったというのもあり(笑)。
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■Benさん (まき子)
2008-11-12 02:04:55
LLが並んでたので「バレスタスの間違いじゃ?」って思ってたら、
ちゃんとラテン語では「バジェスタス」でした~。
なんか、見た目よりかっちょいい名前ですね(笑)

魚もかなり豊富にあるみたいです。
主に「アンチョビ」が鳥やアシカには食べられてるみたいですが、
磯にはいろ~んな蟹も生息してました。

セビーチェは美味しかったです~~。
Benさんちなら、セビーチェが作れるスパイスもありそうです?!
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ペンギンさんのこと (葛飾のオヤジ)
2008-11-12 00:54:16
太陽の光を鏡で反射させて、ペンギンに向けると、一斉に振り向くって知ってた?!

「世界遺産巡り」・・そんな旅行もイイかも♪(じゃぁ、次はドコに行こっか!?)
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あ゛~??? (ぎっふぃいゆう)
2008-11-11 23:32:26
久しぶりに見てみれば・・・
南アメリカ?ペルー?マチュピチュ?ナスカ?

うらやましすぎるぞ!!

いいな~
そうそう最近友達になったこの彼氏が
杜氏?さんであなたのこと知ってるらしいよ。

ひょ~世間って狭い
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■akikoさん (まき子)
2008-11-11 22:23:40
おお!
こちらにも来てくださってありがとうございます~!
臭さも慣れれば(笑)、ゆるや~~かな光景でした。
いやしかし、ペンギンはキョーレツでした。
かわいーんですけどね~~~。
水族館でガラス越でしか見たことない人が、
現場に行くとショックを受けると聞いたことは前にありましたが、
いやまさにそんな感じでした。
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そりゃ臭いよね! 笑 (グイ)
2008-11-11 18:20:33
lleでジェって発音するんだね?!

バジェスタス・・う~ん格好いい名前だ! 笑

ここは知らない。
凄い数だね。
でも、と言う箏はここらはかなり魚も豊富って箏だよね!

セビーチェは私も食べたい!
上に乗ってるの、タマネギなんだね。
烏賊に見えた! 笑
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クサイ島? (akiko)
2008-11-11 17:21:28
こんにちは。「花暦」のakikoです。
写真だけ見てると、お日様の下、のどか~でゆるゆるして一緒にお昼寝したくなりそうなくらい心地よさそうですが、"くさい"んですね?
しかも島ごと。
その上ペンギンがさらにクサイ・・・ちょっとショック。 

私は毎朝通勤で有楽町ビッグカメラの階段を使わせてもらってるんですが、そこに時折お家のない方が座り込んでいらして。。。
階段の入り口ですでにただならぬ空気がピクっときますので猛スピードで息を止めて階段を駆け下りております。 いや、キツイ。 
ペンギン、そんな感じでしょうか?
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■タカサレさん (まき子)
2008-11-11 12:48:32
臭かったです!!とにかく臭かったです(笑)!!

とはいえ、臭さも島が近づくにつれ、鼻が慣れてきていたところ、
ペンギンの集団に近寄ったら、さらに「かっつーーん!」と来ました。
まるで、日本酒のもろみタンクに顔を突っ込んでしまった時のような(笑)。


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Unknown (タカサレ)
2008-11-11 12:06:26
バジェスタス島...これまた羨ましいです。

>左の写真は、どんな鳥なんだろう?! 

フォルムからすると鵜(ワナイ?)ですが、正式名は分からずです(ペルーと言えば鵜飼い、という話はありませんでしたか?)。
ペルーは海鳥の糞を肥料にすると聞いていましたが、なるほど糞の量の凄い事!ペンギンのみならず島全体から臭ったのでは?(笑)

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■hirorin (まき子)
2008-11-11 11:39:18
オタリオの群れにいようとも、hirorinは見つけ出す自信あり!
えーっと、えさを釣竿にぶらさげて、ぶらんぶらん・・・って私もひっかかりそうな要領で(笑)。

>近づくと、みんな同じ顔して振り向かなかった?

そーなの!それがまた可愛くて(笑)!
写真も、みんな一斉に、何か向かって右にあったらしくて
「右向け右!」状態(笑)。大爆笑しちゃったよ~~。

ペルー産のワインもいっぱい飲んでみたよ~。
ここまで来たらホントに日本酒のこと忘れちゃいそうだけど、
ペルーおばちゃんは「SAKE」に興味津々だった!
アルコール度数が14度くらいだよーって言ったら(ま、テケトーに)、
「あら、意外と低いのね」って。
そりゃ、ピスコとかラムとかと一緒にしないでちょーだい、と思っても、
英語で説明する気力がなかったっす。。。

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アシカ (hirorin)
2008-11-11 11:24:03
私がオタリオの群れの中にまぎれていても、見つけてもらえるかな・・
ペンギン臭いでしょーー(笑)
近づくと、みんな同じ顔して振り向かなかった?
アメリカあたりだと、「日本酒飲みたい」って思いそうだけど、ここまできたら諦めつきそう。ワイン飲んでみたい!
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■燗酒おやぢさま (まき子)
2008-11-11 11:19:01
お!
たぶん、その島というか半島は、バジェスタス島ではないカモ!
頂いたURLの場所は「半島」ですよね?!
El Candelabroが描かれているのは、確かにその半島なのですが、
バジェスタス島は、その西にある、ちっこ~~~~い島なのです。

Google Mapsで見ると、Isla De Sangayanの西にありますよね、ちっこい島。

セビーチェに睡龍生もと、合いそう~~。
っていうか、レシピ盗んできたので、日本に帰ってからも、作って日本酒に合わせたいっす♪
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Unknown (燗酒おやぢ)
2008-11-11 09:45:35
Google Mapsで見ると「Isla De Sangayan」となっているけど、同じ島だよね?
http://maps.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&geocode=&q=&ie=UTF8&ll=-13.835413,-76.397552&spn=0.629384,0.525284&t=h&z=11&lci=lmc:panoramio
上の地図にEl Candelabroの写真も♪

昨夜のアテにそのセビーチェがあれば…
睡龍生もと純吟がもっとうまくなっただろうに。:-D~~~
返信する
■bleu et rougeさん (まき子)
2008-11-11 09:29:01
私も、まさかバスの中でBINGOゲームが開催されるとは思いもしませんでした!
「修学旅行みたい~」なんて(笑)。

でも、オタリアの「ぐで~~」って姿は本当にカワイイっす。
首をもたげる時も、なんだかダルそうに、
「なあにー、なにが来たのぉ~?」って感じで。

bleu et rougeさんって波乗りもやってたんですね!
ペルーではリマの海岸も、いーーっぱい居ましたよ~~。
見てるだけでしたが、別に荒れているワケでもないのに、
波がかなりいい感じに立っていました。(すいません、素人で、どう表現したらよいのか分からず)

冬はスノボ派なのですが、夏のスポーツがイマイチ見つからなくて、
サーフィンかボディボードでもやってみるかなぁと思っている今日この頃です。
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■たく@酒遊倶楽部さん (まき子)
2008-11-11 09:22:37
バスみたいなボート、まさに!
日本でもよくあるような、観光用のボートっすよ~。
側がなかったので、ガイドのおっちゃんも
「片側に全員片寄ると、ボートも傾きますので、ご注意を」
って言ってました(笑)
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オタリア.... (bleu et rouge)
2008-11-11 09:14:43
National Geographicみたいな自然の景色ととっても俗っぽいビンゴ。落差が激しいっスね!!
オタリアに親近感を感じます。
以前、波乗りをやってた頃に黒いウエット着てたら「違う生き物みたい」と言われたのですが、きっとこんな感じだったんだと思います。
ボードの浮力以上に体重増加&ウエットの後ろが締まらない。そんなこんなで行けなくなっちゃいました。
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バス? (たく@酒遊倶楽部)
2008-11-11 08:46:32
バスみたいなボート・・。
側がないだけに、見るにはいいね。
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