熱海＆酒蔵訪問 で 信じらんない…

酒蔵訪問も終わり、お酒をキャリーバッグに詰め込んで、熱海に到着。

さぁ、これから海だ！ビーチバレーだ！夜は宴会だ！


しかし、それにしてもキャリーバッグが重い。
そりゃ、海水浴セットに日本酒4合瓶2本とカップ酒２つ、さらにノートPC（ちょっと仕事をば…）
等などを入れていれば重いはず。
それに日本酒は生酒なので、ビーチに直行して煮酒になるのも困る。

そいうことで、チェックイン前だったけど、荷物を預かってもらうため、
友人２人でとりあえず宿へ向うことに。

しかし、向った先は、とにかく

とんでもない坂、坂、坂。

熱海の坂を侮るなかれ。
こんな急斜面を登ったのは久しぶりだ。（いつから久しぶりなんだか覚えてもいないが）

そして、こんな重いキャリーバッグ引き上げながら登る。
なんだか体育会を思い出す。
友人も一緒に引っ張ってくれたが、
海水浴日和のこの日は、気温も30℃以上の炎天下で、２人とも汗だらだら。

それに、宿までの道がよくわからない（涙）。

この分かれ道、「どっちじゃー？」と
ゼイゼイ息をはきながら立ち止まったときに、事件は起こった。


ふっ…と気を抜いてキャリーバッグの取っ手を離した私。

しかし、1000円という安さで購入したおんぼろキャリーバッグ（一部破損）は
この急斜面と、中身の重さに耐えられず

パタンっ

といってしまった。
もちろん山側ではなく、谷側に。

その時は　「おっと…」　とすぐ起こして、まだ「この道は右か左か～」とやっていたときのだけど、
ふと、キャリーバッグの真下から液体が流れているのに気付く。

一瞬「犬のおしっこ？」っと思うものの…んなわけない！！！
流れ出ているのは私のカートからではないか！！！


さぁ。
大パニックの予感。


キャリーバッグを開けてみてみたら、やっぱり…


隆のビンが粉々。

しかも、瓶をカートの一番上にむりやり詰め込んでいたため
下の方にある服やらタオルやらもびっっしょり。

ああああぁぁぁ・・・・

なんてこと（涙）。

　隆がその夜飲めなくなった事と
　一緒にお酒を買った友人に申し訳ない事と
　まだ旅行が始まったばかりのバッグの中身が日本酒まみれになった事に

頭の中が真っ白。


道のど真ん中で炎天下の元、バッグから全ての荷物を出し、一生懸命タオルで拭く私達。
坂の下の方でタクシーのおじさんが傍観しているのが、尚更むなしい…。ちくしょう…。


はぁ。なんとも…とんでもないハプニングに見舞われてしまったもんだ。


その後はなんとか宿へたどり着き、日本酒まみれの中身を一通りお洗濯。
それでも日本酒の匂い・・・もとい「香り」は完全には取れず・・・。


そんなこんなで、時間はかかったが、ビーチで海水浴は楽しめた。
夜もそれなりに豪勢な夕飯。
隣に座った　「fromインドネシアくん」　に一生懸命玉子焼きの作り方の説明をしたり
夜のカラオケも国際色豊かに楽しめ、一時、この事件を忘れていた。


しかし！　翌日の朝、宿からの帰り道で、例の事件現場を通り過ぎようとしたとき。

まだ、あのカートから漏れだし道路を伝って出ていった　隆　が地面に残っているではないか！



また、あの驚愕がよみがえる…

ああぁぁぁ～、無念…。
本当に無念。

もう、この1000円キャリーバッグとはおさらばだ。闇に葬ってやる。

帰りの新幹線は、このまま帰省するため、一人で「こだま」に乗り込んだが
悔しいので、カップ酒を飲んでしまった。
（最初から飲むつもりだったくせに）



途中の駅で隣に座ってきたおばさんが、チラチラ見てくる。
私のキャリーバッグから漂う日本酒の香りが気になったのか
それとも女一人、カップ酒を片手にノートＰＣ広げてカタカタ仕事している姿が異様だったのか。

まぁ、割れた　隆　は悔しかったが、
これもいつかいい思い出になるだろう・・・。

そうそう、試飲は楽しかったし
ビーチも楽しかったし
国際色豊かなコミュニケーションも楽しかったし！



（コメント）