「このお酒、おいしーですね!」
「そりゃあそうですよー、“山田錦” 使ってるんですから。」
で終わってたら、日本で作る日本酒も限界があるのかなぁ。
Napaのワイナリー巡りを思い出す。
パッと見、隣合ってるワイナリーなのに「うちと、その小川を隔てた向こうのワイナリーでは土壌が違うから、同じぶどう種でも味が違うの、だから造り方も違うの。」と熱弁してた。
そんなのを思い出したのは、毎年、この時期恒例の 本田商店 さんへの酒蔵見学。
今年も、東京から来る先輩の恒例事業について行きました〜♪
今回はムスコは家でパパとお留守番。
(2人してプログラミングするマイクラにハマりだした…)
そして、私はといえば、神戸に引っ越してから知り合った、灘の某蔵で長年杜氏をやっていた某店長をお誘いしてきちゃったし、先輩の友達も初めてお会いする蔵元さん(蔵見学に伺ったことはある!)やチーズのプロが居たりして、なんとも楽しいメンバー!
テンション上がるー(笑)!!
今年は、到着するなり、こんな場所へ通されました。
すっごーーーい!!!
龍力 テロワール館 ですってー!
去年(2020年)の11月にOPENしたんだとか。
「有料試飲」って書いてあるから、蔵に遊びに来る人はここでも龍力を飲めるし、龍力情報もバッチリ仕入れられるわけですね。
何と言っても、一番の見モノは、ずら〜り並んだ、田んぼの土壌を「縦」に抜いた標本。
これは、山田錦の産地「特A地区」のいろんな田んぼから取ってきたもの。
2018年に伺った時 だったかな…その時には、別の研究室みたいなところで見せてもらったもの。
本田商店さんでは、山田錦で龍力を造る場合は「特A地区の山田錦」に昔からこだわっているけど、特A地区と一言でいっても、もっと地区を細分化してみると、実際に出来上がるお酒の味は、場所によって違う。
「それはなんでやろ?」
気候? 水? 農家さんの手腕? などなど、疑問を次から次へと突き詰めて、土の中、土壌に行き着いたんだとか。
同じ特A地区でも、こうやって土壌を並べてみると、全然違うもんなぁ〜。
そんな話を熱心に語ってくれる5代目の龍さんの話は、いつもいつも、ほんっとに面白い。
そしてアツイ!
今年は、はるか昔、日本が形成される前のことにまで話が及びました。
スケールでかい!
さらに、3つのテロワールの違いが楽しめるセットを試飲も♪
龍さん、“お店の人” になってる(笑)。
社(やしろ)、東條(とうじょう)、吉川(よかわ)。
ほんっとに味が違うのー!!
で、冒頭に戻る。
「うち、山田錦使ってんだぜー」って言ったって、美味しいのができるとは限らない。
「どこの米が一番」だなんて野暮な決めつけもしない。
そんな話もそこそこに、扁平精米の話だったり、表示法改定の話だったり、clubhouse の話なんかにも脱線しつつ(笑)、次から次へと試飲させてくださいます。
あぁぁ…美味しい。
いや、龍力が美味しいのは分かってるんだけど、一人で飲むのより全然美味しいし、蔵元さんとお話ししながら飲むと、もっと楽しい!と言う意味。
コロナ云々以前の問題で、小学1年生の子育て真っ最中なので、家の外で気のおけない仲間と一緒に日本酒談義に盛り上がる時間なんてそうそうない上に、今は日帰りで行ける範囲でしか行動できないんだもん。
ほんっと貴重な時間です。
さぁー、この後は、蔵の中を1年ぶりに見学だ♪
…と思ったら、想定外の展開に。
これもコロナのせいかー(笑)。
続きは、また追々。
【本田商店】
兵庫県姫路市網干区361-1
079-273-0151
【これまで行った日記】
2017年 初めての蔵訪問
2018年 酒商熊澤の店長たちと
2020年 ムスコ早くも2回目
大島の牛乳にも塩土壌の独特のテロワールを感じたような気がしましたが、日本酒にも感じられるんですね。
続き、楽しみにしています。
でも比べて飲むと「これはキレイな口当たりだな」とか「硬いというか鋭利というか、ミネラル感があるね」とか「酸っぱいんじゃない酸味がしっかりしてるね」とか、感じるんですよ〜。
牛乳に塩土壌を感じるって面白いですね!
ちょっと塩ミルクという感じでしょうか?!
今、家では京都の伏見のお酒を呑んでいます。
まき子さん、アプリの さけのわ っていうのやっておられますか?^_^
そのアプリ、仲良しの飲み友達がやってますよ〜。
飲んだお酒MAPとかがつけられるんですよね?
やってみようかなー?!
地図にも記録されるし、他の人の投稿をみてるとまだまだ知らないお酒、呑んだことのないお酒があるなーと♪
水、大事ですよね!😊
飲んだことないお酒って、ほんっと、すごーくいっぱい!
日本酒が好きになって此の方、いろいろ飲んで来たけど、まだまだ知らないのがいっぱいです。