久々に新宿は2丁目の 松の屋 さんに行きたいなーと思っていたのと、
帰国してすぐに鳥取に行ったものの、まだ 辨天娘 の方とは会ってないなーと思っていたのとが
うまい具合に絡み合った!
松の屋さんでの辨天娘の会、偶然知る機会があって参加することに。
辨天娘といったら。
冷たいお酒しか知らなかった自分が、“お燗で飲んで、日本酒がこんなに美味しくなるなんて!” と、
もっともっと日本酒のことに興味が持てたお酒の一つ。
そして、心で飲めて、心から幸せを感じられて、
何より、造っている蔵のみんなの顔を思い浮かべるだけで、情がわいて、もうもうもう・・・
この日は、杜氏さんと、その蔵ではなくてはならない“奈良漬”つくりを担っている蔵人さんが、
2人そろって来てくださった。
相も変らぬお二方、そしてお元気そうで、もうもうもう・・・(しつこいけど(涙))。
料理は、“材料とまごころ直球!” な辨天娘に合うような(って勝手に言ってます)、
まさに素材直球!なおつまみがずらり。
豆腐 はそのままで、もしくは塩で食べると美味しい~。
つぶ貝 でかー!
みんな必死に尻尾が切れないように頑張ってるのを見て、
私は、今は熊本にいる飲み友達に教えてもらった “切れたら、手のひらでポンポン” 技を披露。
ホントにこれ、尻尾の先まで“くるんっ”って取れて、気持ちいい♪
店長兼お料理長しーちゃんが、「このトマト、甘くなく渋くなく、中間でウマイんだよ。」って。
ほんと、甘すぎない、なのに旨い。
しかも、この時飲んでいた 純米 玉栄 H19BY 五番娘 +9 が、すんごい合う!のだ。
トマトの酸味と、この辨天娘の酸味が重なると、アララ不思議、ふんわりとした甘みへと変わる。
ふっしぎ~~。
松の屋さんに欠かせない焼鳥も、いろんな辨天娘にピッタリ。
レバ に ハツ に 右のはわからな~い!けど、とってもじゅーしーな部位のニラ巻き?!
それにしても、奈良漬を作ってらっしゃる清人さんは、ほんと~に伸び伸びと、語ってらっしゃった、
“奈良漬”が嫌い、苦手、という、美味しくない弁当なんかに付いてくる香りや味を想像している人に
是非とも食べてもらいたいくらい。
ちなみに、胡瓜も大根も、地元・若桜のもの。
そして、最後には、美味しいそうめんもいただき。
さてさて。
こんな料理をつまみつつ、同じテーブルになったみんなとの会話も楽しいけど、
やっぱり気になるのは、お酒担当のるみさんの紹介から始まった杜氏の乾杯のお話。
“造れば造るほど、わからんくなるんです”
サラっと仰ってたけど、なんかひっかかる言葉。
“酒造りは難しい”とか、そういうニュアンスじゃなくて、なんかもうちょっと違うような。
その後、杜氏と一緒に卓を囲んでお話をする機会があり、その言葉の真意を聞いてみたら
「みなさんは、どんなお酒が飲みたのかなぁ~と思っとりまして。」と。
“次に造るお酒は、どんなものがいいのか?” とか、“今後どんなお酒を造っていくのか?”
と、悩んでらっしゃる感じ。
飲み手に投げかけられた “どんなお酒を期待したい?” に応えるにも、テキトーなことは言えない。
そして、自分は、門外な質問かもしれないけど、
「初めて、自分でお酒を造ることになった時って、何を目標にしたんですか?」 って聞いてみた。
中島杜氏は、すぐに 「このお米を、お酒にしなければ、としか思わなかった」 と。
そうかー、その違いなのかあ。
“お酒にしなきゃ” という時と、“それをクリアした次の段階” って、
またムツカシイのかなぁ。
そんな酒蔵さんの問いかけに、いろいろ想いをめぐらせながら、
こんなラインナップの辨天娘を、たっくさ~ん堪能。
どれもこれも、美味しい・・・心からじんわり温まる。
そして飲みながら思った、タダの飲兵衛の、イチ想いだけど、辨天娘のよさは・・・
農家の方が手塩にかけて育たお米、その美味しさが発揮できるような、
若桜の太田酒造のみんなの素朴さが感じられるような、
タンクごとに○○娘、って楽しめるような、
温めて、料理と一緒に味わって美味しいような、、、
そして、
“あぁ、日本っていいな。” って思えるような感じ?!
(どんな感じじゃー)
最後に・・・
まったく酒造りに関してヒヨっこだった自分らに、
昨年お手伝いさせてくれた H19BY 純米 五百万石 七番娘 。
やっぱ、コレがいっちゃん、うまーーーーい!!!!
(じこまん、自己満(汗))
[松の屋]
東京都新宿区新宿2-15-13 ナカエビル3-1F
03-3351-3115
17:00~24:00
定休日:日曜
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>いや生の苦味は苦手で巣という意味です。
>這い届きましたよん。
と、二箇所も変換ミス(苦笑)!
それぞれ「・・苦手ですという意味です」「ハイ届きましたよん」と訂正してお詫びします(某国営放送風)。
私はどっちも好きです(笑)。
また景気がよくなったらゼヒ!
なんだか気温の変動が激しいです。
昨年はお米が大変な環境だったとか?!
でもどんなお米ができても頑張ってください!
それは痛い痛い出費でしたね(涙)。
リベンジをぜひぜひ!
秋の若桜って、やっぱり紅葉が綺麗なのかなぁ。
いつも冬にお邪魔するのですが、
他の季節も良さそうです~。
いや生の苦味は苦手で巣という意味です。焼くと苦味が抑えられてそちらが好きですって事なのです。
>桂自然さんの携帯にメールしたのですが、
届きましたでしょか??
這い届きましたよん。今回は残念ながら御一緒できませぬ、悪しからず。
また景気が良くなったら御一緒させてください。
キャンセル料いっぱい払って....まだ悔しいのですよ....。
いつか行けるとは思っているんですけどね....。
そうですか~、松の屋さんに行こうとされていたんですね!
今度こそ、ぜひ。
だいぶ町並みは変わっているかもしれませんが、
このお店は本当に良いです♪
このあたり、ぜひ行きたいと一昨年の秋上京の折新宿に宿をとりましたが、1次会で酔いつぶれて
願いがかないませんでした。
次回はぜひぜひ・・・・・・・・・・・・・・
まだ日本酒を好きになる前ではあれど、
「尻尾の苦味と磯の香りが好き」という
“お酒飲み”の潜在意識はあったワケですね(笑)。
でも・・・そのワザ(っていうのか?!)いただきます!
刺身サザエで、殻がついてきたら、要チェック!ですね。
って、そいえば今朝がた、桂自然さんの携帯にメールしたのですが、
届きましたでしょか??
大変お久しぶりですね。何か日本語が変かな(笑)!
その昔(まだ日本酒が好きになる前の事でゴザイマス)出張で三重の二見ヶ浦に泊まった時の夕食にサザエの刺身が出ました
殻の中を覗くと尻尾が入っていたので、図々しくも「これ焼いて頂戴」と尻尾をつぼ焼きにしてもらって美味しくいただきましたとさ。めでたし、めでたし・・
あ、何が言いたいのかというとですね、生の尻尾は苦いが焼くと磯の香がたち、私はそっちが好きですって事なのさっ
お行儀よくしなくても大丈夫なお店だったら、
ばりばりとやっちゃいます(笑)。
食欲丸出しでも良いのです!
だって、先っちょが一番美味しいところなんですもん~~。
日刊ゲンダイに載るとは~。
食楽にも、また載るそうですね。
この前家でやったときは一目がないのをいいことに殻をバリバリ割って取り出しました。ムリヤリに。 もう食い意地優先。
奈良漬けは実は苦手。。。
お酒大好きなのにね~(笑
飲み手と造り手をつなげる、こういう会も、
酒屋さんと一緒になって開いてくれるので、
とってもありがたいです♪
Benさんだったらなおさら?!質問攻めにしちゃいそう~。
中島杜氏は、そんなにお酒は飲めなくて・・・
でもご自身の気持ちにまっすぐに造れる環境が整ってると良いですよね。
確かにみんな迷って迷ってそして一歩ずつ進んでいくんですもんね、
これからの辨天娘も楽しみです~♪
でも行ったら杜氏さんにいろいろ言いたい事言って困らせたかもね! 笑
さっきも一寸話したけど、やっぱりこの方本人がお酒呑むの好きならそれに従ってほしいかも。
でも、「このお米をお酒にしなければ」から始まった酒造り、素晴らしい成長ではないでしょうか?!
悩むのは決して悪い事ではないと思います。
寧ろものづくりなら無くしてはいけないもの。
その上で自信をもって進んで頂きたいですね。
私は美味しいと思ってます!!
実証済みです(笑)。
コツは、うーーん、あるかも!
“上から落ちてくる感覚を感じとりつつポンポンする”でしょうか。
ただ、上下に揺さぶるだけじゃダメなんです!
思わず?!お会いできてビックリしました!
奥のテーブルも楽しそうでした(笑)。
中島杜氏と清人さんの、あのお二方だからこその、
“まったりとした”充実感がありましたね~。
「初音」さん・・・えー・・・どこだろう。。。
はつねさん…はつのさん?
もしかして「初乃」さん?!
こんな技が有るとはね~(笑)
「コツ」とかあるの?
「造る」って大変だなぁ・・・。
私もいろんなお酒を楽しむのが好きです。
たくさんある中、今日は●●の気分だから辨天娘、
○○の気分だから鷹勇、って
銘柄に定着しつつある味わいがあります~。
でも定着しつつも、いっつも同じ味わいじゃあ確かに飽きますもんね。
はぁーワガママな飲み手です。
家でも作って合わせられそうですね。
今夜は柏で蔵元さんをお呼びして《日本酒の会》を開催すると誘われたのですが、あいにくあちこちの総会が重なって行けそうにありません。今夜はたぶんワインかな~。