あぁ・・・バカバカ自分、酔っぱらった状態でやっちゃうなんて(涙)。
なんといっても、リカバーができない、かつダメージが長引くのがイタイ。。。
それは・・・
髪の毛を切ること。
1年以上伸ばした髪の毛を美容院で切りに行ったあと、家で晩酌しながら、
「前髪、もちょっと短くしたいな~」 とジャキジャキ切って、「おっしゃ!これでOK!」と満足気に寝た。
翌朝。
ガーン!斜めじゃん!しかも超短いじゃん!誰だよ、“OK!”なんて思ったの!(涙)
“イメチェンでーす♪クリエイター系でーす♪” と言いたいけど、
あまりにも自分の理想から遠い髪型で、プチショック。 しかも、伸びないとどうにもしようが無い。
まぁ、自分の気にしすぎで、思っているほど他人は変化には気づいてないんだろうけど。
それでも2年ぶりに訪れる 天★ (てんせい) さんのお店に入る瞬間は、
「顔を忘れちゃうくらい久々なのに、こうも髪型変わったら、分かってもらえないんじゃないか。」
と、心配になってしまう。
ところがどっこい、やっぱりちゃんと覚えてくれていた(たぶん?!)のが嬉しい。
天★さんのお店は本当にこぢんまりしていて、入口も“居酒屋”っぽくないのがまたイイ。
一緒に向かった友達に「ほら、もう目の前にお店ですよ。」って歩きながら指差しても「え?どこどこ?」
予約していったのだけど、お店に入るともう我々以外の席はびっしり!
普通に入れば、席は7人ほど。
そして何と言っても、腰を落ち着けたときの・・・P箱の上に座布団椅子 。
この、ゆる~~い感じもイイのだ。
最初はハートランドの瓶ビールをいただきつつ、
お通しに、チーズと蜂蜜と胡椒 という新鮮な組み合わせ。胡椒というスパイスがまたイイ!
すぐに日本酒もお願い。
天★さんだから、やっぱり 天青 が飲みたいのだ。
純米吟醸 千峰 は1年熟成とのこと。
一升瓶は冷蔵庫に入っているので、もちろん冷えているのだけど、錫の徳利に入れていただいた。
すると、店主の早坂さんは、ササ!っと湯銭の容器も用意してくれるだ。
その後、ちょっとだけ温めてみる。
おお、 ぬる燗にしても、おいし~い!
さて。おつまみ~。
天★さんでは、青森シャモロック が名物。
肝刺し盛りは前回も頼んで大満足だったので、またそれを頼んでみると、
「すいません・・・砂肝がちょびっとしか残ってなくて。。。」 と、店主の早坂さん。
いえいえ、ちょびっとでもイイですよ~♪ と出してもらった 砂肝の刺身 は、やっぱり美味しい!
そして、お隣さんが食べていて美味しそうだなーと思いつつ、
さらに「まだ アオヤギ ある?!」とおっしゃる言葉に触発、我々もお願い。
が、、これまた困った顔の早坂さん。
「ソレ(お隣さんのお皿を指して)、貝3つ分なんだけど、もう2つしか残ってないんです・・・」 と。
シマッター!(汗)
でも、
お隣さんが「イイ、イイ、それならまだ食べてらっしゃらない方が食べなきゃ!」と、譲ってくれる形に。
うううう、ありがとうございます(涙)。
なんだか私の一言が横取りしたみたいで・・・申し訳ないっす。
ちなみに、日本酒は冷蔵庫に入っている分もあるけど、
奥には常温でいっぱいの日本酒が置かれている棚が。
そこに 始禄 を発見!
“禄が始まる” とは “元禄時代が始まる年” という意味。
その年に創業された酒蔵さんは、実家に近くあり 小左衛門 を造っている 中島醸造 さん。
この始禄は 山廃本醸造 だけど、“ちゃんと美味しい”本醸造なのだ。
青森シャモロックもイイけど、冒頭の貝をはじめ、魚もたくさん。
メニューを見て、すぐに目が行ったのは カツオ塩タタキ 。
うあーー美味しそう! と、即効思って頼んだのだけど、なんとなくデジャヴ・・・・?!
早坂さんに 「前も同じ時期に来たんでしたっけ?同じのを頼んだ記憶が・・・」 と、
と、2人して“う~~ん?いつだっけ?”てな話をしていたら、やっぱり同じ時期でした。
(前は6月1日。 2年も経っちゃうと忘れちゃうよ~~)
ちなみに、カツオも、最後に残ったちょびっと。なので、普通に頼むと、もうちょっとあると思いマス。
そして「イイ脂のりだよ~!」とオススメしてくれた イサキ炙り刺し もお願い。
おお?!意外な見た目。
ただ炙るだけじゃなくて、たっぷ~りな大根おろしに和えられてる。
でも、食べてみて 「なるほど!」 と思ってしまった。
脂ノリノリなイサキに、このサッパリな大根おろしが、とっても合う。
日本酒は、この頃合になってくると、早坂さんにおまかせ。
「お燗でよさそうなのをくださーい。」
と、出てきたのは カネナカ 生もと純米 。
これは初めてみる!(と思う)。山口県のお酒。
冷やだと「普通に美味しい」と思う味わいが、温めてみると、旨みがぐぐーーっと増してくる。
こりゃうま~い!!
この後、またオマカセで出してもらった 仙禽 せんきん も、また「おお!」と思えた。
冷や(常温)を飲んでみて、すぐに 「これは、ある程度あっつく上げても大丈夫だよね。」 と、
お燗酒も好きな友達と揃って言うくらい。
コシがしっかりあって、砕けない感じの味わいで、このお酒、続けて2回ほど頂いてしまった。
さて。
そろそろ青森シャモロックを!
手羽先 +&(オマケとのこと・・・ありがとうございます!)。
すんごいじゅーしー!すんごい美味しいです。
日本酒も美味しくてドンドン進むので、おつまみも、もうちょっと追加。
写真だと大きく見えてしまうけど、つまむにちょうど良い大きさの 新生姜の天ぷら 。
そして、これもおもしろ~い見た目 がっこチーズ 。
クリームチーズと酒粕といぶりがっこ を、こんな風にだんごにしてしまうのだ。
この “いぶりがっこ” 、出来合いのものを買っているのではなくて、
早坂さんが自分で燻製しているんだとか!
すかさず 「どんなチップで燻製してるんですか!?」 と、燻製好き?!な友達が食いつく。
そして、それに嬉しそうに答える早坂さんとのやりとりも、
「周辺に人が居ない時に、こそっと燻製しないと、香りがネ・・・」 なんて、色んな話で楽しくい。
とーっても久々だったけど、
そんな感じが全然しない、楽しいひと時だったなぁ~。
それに
カネナカ に 仙禽 かぁ♪
久々に、良いお酒と出会えたかも。これから注目してみたい感じ。
[天★ てんせい]
東京都杉並区梅里1-21-17
03-3311-0548
18:00~24:00
不定休
どんな基準で酒を選んでるのか聞いたことがあります。店主が言うには皆が行く逆に行くんだそう。純米純米言わないで単純に美味しいと思う酒で良いじゃんって言ってました。そんな姿勢に好感が持てるんですよね。
>そんな姿勢に好感が持てるんですよね
確かに。何も知らない人ではなく、色々知ってらっしゃるからこそ?!
頭でっかちではない、そういう姿勢はスッキリしてますよね。
私も細かい裏ラベルとかよりも
「目をつむって心で飲んで美味しいもの~」が好きです♪
私も今日は美容院に行ってきます!
前髪は酔っぱらって自分で切らないよう気をつけます。
イイですね~♪ いかにもうち等が好みそうなお店ですね♪
しかし出てくる料理はその椅子からは想像出来ないほど
素晴らしいものばかりで驚きです!!
「青森シャモロック」
う~む 食してみたい!!!!!
最初に入口でチラりん、とお会いしただけだったので、
気付かなかったんだと思います~。
当日、楽しみにしててください(涙)。
やっぱり気にしすぎるのは自分だけですね(汗)。
たけちゃんのような、気さくさ加減とでもいうのでしょうか。
同じように店主1人でやってますし。
そして、料理もお酒も、レベル高いというのが
希少なお店です~♪
手ずくり感あふれる個性的な酒と感じました。
近くに酒屋にあるので便利です。
名古屋でも売られているところがあるんですね!
手造り感、本当にそんな感じです。
こぢんまりと、一生懸命作っている、というような。