日本酒まみれの静岡旅行 杉井酒造編

日本酒まみれというか、いつものごとく、
「どこかに行こう。」となると、酒蔵と美味しい日本酒が飲めるところを探してしまうワケで・・。

そんな感じで一人旅に選んだのは　静岡　。
静岡といえば、行きたかった蔵があるし、blog仲間の hirorin　に会えるし！！


というワケで、朝6時に起きて、静岡に着いたのは8:22。
朝が早いと、一日にたくさん色んなことができるのだ！旅行に早起きは大切なのだ！！
と、深夜まで仕事をしているらしいhirorinも早起きの道連れに。ゴメンネ。

待ち合わせ場所に向かいながら、
「どんな格好してるかな～。アオトラさんの時みたいに、添乗員の格好してないかな～。」と思ったら
意外と普通。

でもでも、なんとなく立ち居振る舞いが独特っす（笑）。
雰囲気が、ほんわり。
そういえば、「静岡人は、気候上、まったりした人が多い。」って聞いたことがあったっけ。
別の静岡出身の友人も、ほわ～～ってしてたな。


などと思いつつ、藤枝に向かう電車の中で、お互いのことを喋りまくり。
そうそう、blog上では毎日のようにコミュニケーション取ってるけど、
意外と何をやっているかって知らないもんな。


さて、まずは行きたかった酒蔵　杉井酒造　に向かう。



ここに伺うのは2度目。
以前は、お昼直前に来てしまい、蔵人の皆さんのお昼ご飯とバッティング。
恐縮な思いをしたので、やっぱり迷惑にならない時間に行きたかったのだ。

事前に連絡を入れていた均乃介社長が出迎えてくれた。
寝癖？がステキな（笑）、一生懸命な方。
おとうさん、って呼びたくなってしまう。

お話をした後は、さっそく蔵の見学をさせてくれることに。
hirorinも、日本酒の蔵をちゃんと見たことはないというので、彼女の反応も楽しみ。


蔵に入るには、衛生のため、シャワーキャップのようなものを被る。



そして、石鹸で手をゴシゴシ。
でも、いろんな酒蔵に行ったけど、シャワーキャップは初めてだ。




これは、蒸したお米を乾かしているところ。
こんな風にお米が流れて行くのを見るのは初めて！
それに、お米のすごく良い香り～～。

　

タンクの中は、山廃純米になるもろみが。
ふわ～ん・・・と、ここからも良い香り！！
プクプクと、元気に泡が立っている。もやしもん、元気に働いているのかな。


それにしても、やっぱり蔵は歴史を感じる佇まい。
柱の年季の入ったこと、階段も昔ながらのような。



背の高いhirorinは、危なっかし気に階段を下りる（笑）。
江戸時代の日本人は、もっと小さかっただろうからな～。

でも、小さな場所なのに効率よくモノが置かれてるね、と関心する我々。


最後に、ちょうど本醸造を搾っている現場へ。
ちょこっと飲ませてくれた！

渋いけどうま～～い！
こうして蔵で飲むと、どうして、こんなに美味しく感じてしまうんだろう。
蔵の雰囲気とか六感で感じるものとか、すべてのおかげなんだろうな。
はぁ、幸せだ～～。


一通り見させて頂いた後は、お待ちかねの　試飲ターイム！



定番の山廃純米や、山田錦　純米吟醸　などから始め、
よりお燗向きな　八百萬（やおよろず）　、
そして「出来た時はダメなお酒だったのに、○年後に飲んでみたら良くなっててびっくりしました。」
という山廃燗酒　と書かれたお酒、
さらに　京都の燗酒楽園　で飲んだ　山廃もと搾り　も。

この山廃もと搾り、その名の通り　酒母を搾る　んだとか？！
詳しくは、もっとやり方が色々あるんだろうけど、
均乃介社長曰く　「より、江戸時代の頃に造られていたお酒に近いものを実現したかった。」と。

それにしても、さすが・・・　すっぱい！！！

思わず眉毛にしわが寄ってしまうくらいすっぱいけど、こりゃ変にクセになりそう。
でも、これを2～3年寝かせたら、大変身するかも？！と盛り上がる。

hirorin、一緒に買った４合瓶は開栓してから押入れの奥にしまいこんでおきましょうね！！


ちなみに、お燗向きの八百萬が一番好みだった自分に、
こういうお酒を飲む方は、まだごくわずかです、と言う。

でも、磨きは少なくてもより普段から親しんで飲める、こういうお酒をもっと広めたい、
とも仰っていた。

確かに。
日本酒を飲んでる人がよりマニアになるだけでなく、
日本酒を飲む人の裾野が広がって行くと良いんだけどなぁ～。


などと、話は尽きず、気づいたらしっかり2時間以上経っている。
造りでお忙しい時なのに、こんなにも沢山試飲させていただいたり、お話もさせていただき、
本当にありがとうございました！！


って、その後も　かわかつ　というお蕎麦屋さんで、しっかり昼酒の予定だったりして。