今回の台風15号により、名古屋市守山区で冠水被害が発生しましたが、これは、庄内川へ通ずる内陸からの水を排水する吉根の水門を閉めた「名古屋市守山土木事務所」による人災であったことが判明したことが報じられています。
僕も、庄内川の西側の春日井市側が冠水しないのに、何故、庄内川の東側の名古屋市守山区で冠水被害が発生してしまったのか、不思議な気持ちを抱いていました。
今回のこの冠水被害も「人災」と云う原因があったことが報じられていますが、何時でも、発生する問題には、その問題が発生する「原因」があります。
昨日、首都高の左カーブで、追い越し車線を走行していた大型トレーラーに載せられた「大型クレーン」が反対車線へ滑り落ちて横転する事故が発生していましたが、これは、カーブ高速走行時の遠心力で大型トレーラー上の「大型クレーン」が滑り落ちたものです。
この事故も安全を無視した「無責任な事故発生」と云えます。
福島の原発事故も、どんな事態になろうとも、水で原子炉内の核燃料を冷やし続けねばならないのに、東京電力がそれを実行しなかったことで発生したものですので、これは「とても愚かな人災」と云えます。
首都に最大瞬間風速60m/sec の台風が来れば「電車が止まる」ことは、その台風が来る前から予測可能です。
この様に、いつも問題の本質を考える習慣が、とても大事なことです。