こんなポスターを電柱やローソンにも貼って貰った。
私は子供頃からかなりの動物好きだった。兎も飼ったしもちろん猫や犬も、
熱帯魚,山椒魚、アヒルなども可愛がってきた。
どの動物もやさしくするほど面倒みるほど、気持ちが通じて楽しかった。
猫は何匹もいて、それぞれ性格気質が違っていて私に対する接し方もいろいろで、
動物と共生する良い経験にもなった。
今はもう面倒みられないからと犬も猫も飼えないが、現在は金魚、熱帯魚、メダカ、
池にはカメが2匹とフナが数匹、そして三代目のインコのミーちゃんと過ごしている。
4日前、そのインコのミーちゃんが庭から部屋に入るその瞬間に、いつもは椅子の背に
留まってじっと待っているのだが、その日に限ってガラス戸のカーテンに留まっていて、
戸を開けた瞬間に飛び出してしまった。
これはよくあることだと聞いていたし、戻った例はまずないとも聞いていたので十分気を
付けてはいたのだが。庭を横切り向こうの電柱の二本目迄飛んで見えなくなったという。
家族の一員でいつも肩に留まり、話しかけてきたり、かじったり突いたり、頭をスリスリ
してきたり、あんなに懐いて可愛がっていたのにと信じられない。
昔の猫や犬との別れの時とも又ちょっと違う感覚だった。かなりのペットロスの状態だ。
これも私が年のせいで、孤独だったり涙もろくなったり感傷的になのかもしれない。
今頃どうしているだろうと、エサはあるのか、水は飲んでいるか、寒くはないのか、カラスや猫に
襲われてはいないかと考えると夜も良く眠れない感じで、朝起きてはまず鳥かごを見て「おはよう!」、
庭の木を見ては奇跡を期待しているのだが…。
普段は歩けと言われているのに、私は全く歩かない、歩けないのだが、どうにも居たたまれず、以来4日
も続けて1時間位近所を探し回っているのだ。休み休みではあって、ヨロヨロ歩きで他家の庭の茂みを覗き
見したりして、人から見たらまさに不審者か徘徊老人そのものだろう。
足腰痛くヘトヘトに疲れて帰っては、しばしぼうっとしている連日の有様だった。
歩かなきゃいけない私を、ミーちゃんが誘い出して歩かせているんじゃなかとからかわれたりしているが
そうかもしれないと思った。
今日は夕方から雨がという予報だからその前にもう一遍探してやろうと思っている。
4日も5日も毎日歩けたのもミーちゃんのお陰だと感謝しながら、そして早くペットロスから立ち直らなきゃと
思っている。ミーちゃんよ、ありがとう! 元気でね!
ご心配ありがとうございます!
ミーちゃんが誘い出してくれてるんですよ、外は、広いよって。