あなたの想いはあなたそのもの

おばあちゃんの知恵袋!

睡眠の世界が変わる

2015-11-08 15:43:00 | 日記
人は人生の3分の1を寝て過ごす

睡眠は人にとって欠かせないもの



なぜ人間は眠くなるのか

1998年筑波大学
国際統合睡眠医科学研究機構
柳沢正史機構長が
オレキシンという物質を発見


脳内に信号を送る神経伝達物質
このオレキシンが睡眠に深く関わっている

オレキシンが分泌されるのは
脳内の視床下部

脳には覚醒を司る覚醒中枢
睡眠を司る睡眠中枢が

オレキシンの働きが活性化されると
覚醒中枢が活発になり脳全体が
広がり覚醒状態が作られる

反対にオレキシンの分泌が足りないと
睡眠中枢の働きが活発になり眠くなる


つまりオレキシンは脳内の覚醒系の
神経細胞群を最終的に束ねている

オレキシンの量が多くなると目が覚め
オレキシンの量が少なくなると眠くなる



睡眠は生きている生物にとって
とてもリスクの高い行為

健康的であるのに意識のない状態
生産性も全くなくなる
さまざまな危険や外的から身を守ることも
出来ない状態でそのリスクを補っても
あまりある価値あるものが睡眠なのだ


視床下部は本能を司さどる

オレキシンが非常に重要な能内での
覚醒睡眠の調節を担っている物質


さらに光と遺伝学との融合によって
光で神経細胞の活動を操作する
オプトジェネティクスの働きを使い
オレキシンの働きを調べる事が可能に

光ファイバーを使ってオレキシンをコントロール

その実験で光によってオレキシンの働きが
如実に明らかとなって行った


日本人の5人に1人は睡眠障害の日本


この研究が人々を救ってくれるかも

このオレキシンの研究から
次世代の睡眠薬が誕生


それがスボレキサント


これまでの睡眠薬は脳全体の興奮を抑える作用

スボレキサントはオレキシン受容体に入り
オレキシンの働きを抑えて自然な睡眠を促す

スボレキサントは睡眠覚醒のメカニズム
そのものに作用する、より安全な薬に



一方オレキシンの欠乏によっておこる突然
睡眠状態に入り覚醒状態をキープ出来ない
過眠症ナルコレプシーの治療薬も研究
オレキシンの代用をしてくれる物質
YNT185が開発され睡眠をコントロール
出来る時代がやってくるかも


だが睡眠の謎はまだまだ深い

睡眠覚醒のスイッチオレキシン
このオレキシンを出している大元が
まだ何もわかっていない

睡眠は謎だらけ

鍵になるのはやっぱり遺伝子


近年は凄まじいスピードで遺伝子解析が進む

体内時計の遺伝子も研究が進み
個々の体内時計の差が睡眠障害に影響が

時計遺伝子は睡眠や覚醒だけでなく
ホルモン分泌や心拍数も決めている
1人ひとりの体内時計の周期を測れると
睡眠障害やリズム障害の原因を精密に
診断することができると言うこと

睡眠障害を持つ人ひとりひとりにあった
医療を展開できることが期待されている


もっともっと研究が進めば
個々の体内時計や遺伝子に合わせた
医療や生活も可能になるかも


うつ病や肥満も睡眠障害の可能性も


もっともっと研究が進んで

すべての人々が心地よい睡眠を手に
入れる時代が来るといいですね




(○´∀`○)



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琳派 京を彩る

2015-11-08 06:44:21 | 日記
京都国立博物館

10月に行われた琳派 京を彩る

特別展が開催された

琳派400年を記念して

170件の作品が展示された



琳派の祖とされる本阿弥光悦

書や工芸や陶芸に秀でた

1615年徳川家康から京都市の北の鷹峯に
土地を授けり親類縁者と移り住んだと言う

琳派は狩野派のように師弟関係や
血縁関係があって互いの顔が見える
関係で引き継いでいくものではなく
琳派は後の人によって言われた流派
当時の人々には、そんな意識はなく
創始者たちの作品に触れることで
模写をして発見して描いて加わっていく
顔も見たことのない人々が出会って
加わっていく、そういった特殊な様式




本阿弥光悦や俵屋宗達や尾形光琳など
本格的に流派の作品がこの発祥の地
京都で開催されるのは初めてのこと


本阿弥光悦の舟橋蒔絵硯箱
この作品に描かれている鶴の絵は
俵屋宗達の仕事と言われる

鶴下絵三十六歌仙和歌巻も
本阿弥光悦の書に俵屋宗達の画である

風神雷神図屏風
俵屋宗達の代表作
100年後この宗達の作品を発展模写し
受け継いで行ったのが尾形光琳

また、さらに100年後に光琳の作品を
発展模写させたのが酒井抱一




琳派は装飾的である
琳派はデザイン的である
琳派は王朝文化の江戸時代での復興

日本古来の美しい美を受け継いで
発見して模写して発展させていく

100年前の先人たちの作品から
模写しながら発見し発展させて来た

模写することで琳派の一員である事を
主張した後世の芸術家たちの想い

その想いが琳派という名前を生んだ

京都の公家や武士の文化が江戸時代には
町衆たちの間にも広がりを見せる
京都には多才な才能を持った人々が


琳派は京都ならではの芸術様式

京都で時代をかけて時間をかけて

先人たちの作品を大切にしながら

育てられていった芸術様式


本阿弥光悦や俵屋宗達の愛した美を

江戸時代の町衆たちがまた愛し

尊敬を交えて模写し発展させて行った


その想いは今も受け継がれている




(○´∀`○)




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