WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

Enviro-News from Junko Edahiro/No. 1934 (2011.03.20)より~NRC・3月16日のプレスリリース和訳

2011-03-20 17:27:04 | 私らしく生きる。気づきと学び
転載許可がおりましたので、このご時世を考えて、
少しでも多くの方に読んでいただけるよう、
Enviro-News from Junko Edahiro
No. 1934 (2011.03.20)
を転載させていただきます。

テレビや新聞の情報は貴重ですが、海外の報道をはじめ、
違ったソースからの情報も入手して、
考えていくというのは、大切だと思います。
この機会に是非、お読みになって下さい。

以下、転載です。

興味を持った方は枝廣淳子氏の環境メールニュース http://www.es-inc.jp
にて、ご登録いただきますようお願い致します。



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Enviro-News from Junko Edahiro

No. 1934 (2011.03.20)

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★メールニュースはこちらにアップされます★
http://www.es-inc.jp/lib/archives/index.html


「避難先からなのでケータイでしか読めず、長いメールニュースは途中で切れて
しまう」というご連絡をいただきました。配信後、少し時差はありますが、上記
のサイトにアップされますので、ウェブからぜひ読んでいただけたらと思います。
大事なメッセージはできるだけ短いメールニュースでお届けするようにします!


さて、米国原子力規制委員会(NRC)が、3月16日、以下のプレスリリースを
出しました。
http://www.nrc.gov/reading-rm/doc-collections/news/2011/11-050.pdf

緊急和訳チームの和訳をお届けします。

~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~~~

NRCニュース No.11-050
2011年3月16日

米国原子力規制委員会(NRC)、米国の指針に基づき防護措置勧告を行う

米国内で同様の状況が生じた際に適用される国民安全指針に従い、NRCは福島
の原子炉から50マイル(約80キロ)以内に住む米国人の避難が適切であることを
確信している。

特に、米国においては、全身に対して1レム(10ミリシーベルト)、もしくは甲
状腺に対して5レム(50ミリシーベルト)を上回る放射線量が予想されるとき、
防護措置勧告が行われる。レムは放射線量を測る単位。平均的な米国人は、1年
におよそ620ミリレム(0.62レム)(6.2ミリシーベルト)の自然および人為的原
因による放射線にさらされている。

防護措置勧告を作成する際、NRCは天候、風向き、風速、そして原子炉の問題
状況など、さまざまな要素を考慮する。

今回のNRCによる勧告は、コンピュータによる2組の計算結果によって裏付け
されている。
(※シミュレーションのリンク
http://www.nrc.gov/reading-rm/doc-collections/news/2011/11-050_Attchmt.pdf )

原子力発電所での緊急事態を受け、NRCは他の米国機関と連携し、放出される
放射線(radioactive releases)の観測とその進路の予測を行っている。入手可能
なあらゆる情報はひき続き「ハワイ、アラスカ、米国領、米国西海岸が何らかの
有害なレベルの放射線を浴びるとは予測されない」ことを示している。


※翻訳してお伝えする情報は、原文通りに訳したものとなります。原文に誤りが
ある場合でも、著者に確認し、修正してもらうことはできないため、翻訳にも事
実と異なる部分が残っている場合があります。その点ご了承の上、お読み下さい。

~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~~

レム???と思ったのですが、専門家から、
「アメリカではまだレムを使っていますが、日本はすべてシーベルトに統一して
います。1シーベルトは100レム、1レムは10ミリシーベルトです」とのこと。

根拠も示さずに、ただ「こうしてください」「それ以外は、安全です、心配いら
ないです」というだけでは、全然安心できませんよね。ちゃんとわかっているの
かな、わかっていないんじゃないかな?と逆に不信感を増してしまいます。

この例のように、ちゃんと根拠を示してもらえれば、(その計算自体が理解でき
なくても)少なくともちゃんと計算したうえで、指示が出ていることがわかりま
すから、もう少し冷静に、いろいろな指示や説明を聞き、考えることができます。


※メールニュースに掲載されている内容・情報はそれぞれのご判断の上、出所
(枝廣淳子の環境メールニュース http://www.es-inc.jp)を添えて、引用・転
載くださってけっこうです。ただ、どの情報も「その時点での情報」であって、
のちに修正・追加等される可能性がある情報であることをご理解・ご明記いただ
ければ幸いです。

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さまざまな「震災・原発事故関連の情報」を掲載しています~海外の情報、支援
物資受付窓口、ヒントや注意、寄せられたメッセージなど
http://www.es-inc.jp/news/shinsai.html

英語で世界に伝えます~震災情報・海外からの支援のためのポータルサイト
http://www.japanfs.org/en/pages/030700.html

世界からJFSを通じて日本へ寄せられたメッセージ(日本語で読みいただけます)
http://www.japanfs.org/ja/pray4japan/message.cgi

原子力発電に集まる関心~私たちが選択する未来のエネルギー~

2011-03-20 10:42:57 | 私らしく生きる。気づきと学び
今回の原子力発電所の事故で、
原発のみならず、エネルギー政策全般への見直しが
世界的にはじまっているようです。

政府とか専門家とか偉い人たちだけではなく
一般の国民にも広がっている模様。

主婦をしている友人などからも、
原発に関する意見が寄せられるようになりました。

「原子力発電所って、本当に必要なの?」

「地震が起きて、こんなに危険な状態になる発電所を
頼ってまで、大量の電気をつくらなきゃいけないの?」

「何か他の方法はないの?」

「エネルギー問題は難しい」と考えがちですが、
個人的には、私たちひとりひとりの考え方や行動次第で
変えられるものだと思っています。

勿論、私たちの生活を何十年も昔に戻すことは
できませんし、病院はじめ必要な電力はあるでしょう。

しかし、今回の節電で私が気づいたように、
「小さな便利」をやめて節約できるエネルギーは、
他にもたくさんある筈。


日本のエネルギーをどうするか?
私たちが、どんなエネルギーを選択するか?

私たちひとりひとりが、考えていかなければならない、
大切なことだと思います。

こうしたことをしっかり考えることも、
「今、私たちにできること」だと思います。

●未来のエネルギーを考えるための本


エネルギー危機からの脱出 最新データと成功事例で探る“幸せ最大、エネルギー最小”社会への戦略
クリエーター情報なし
ソフトバンククリエイティブ


レスター・ブラウン エコ・エコノミー
クリエーター情報なし
家の光協会


プランB4.0
クリエーター情報なし
(株)ワールドウォッチジャパン






「節電日本」に思う「やればできる!」

2011-03-20 10:40:43 | 私らしく生きる。気づきと学び
ソトコト
http://www.sotokoto.net/setsuden/
や枝廣淳子さんが
「被災地の復興のために、わたしたちができること。節電努力。」
と呼びかけています。
http://www.es-inc.jp/news/001947.html

我が家そのものはふだんの生活そのものが「節電」なので、
(旦那が節電マニア)
これ以上節電することは難しいのですが(^^;
個人的にはかなり学ぶことの多い「節電日本」。

早速、お師匠に追随して「節電」を呼びかけさせていただきます。

●マスコミ各位、どうぞ呼びかけお願い致します。
http://www.es-inc.jp/news/001947.html

実際、今の状況では、私自身にできることって、
本業では義援金集めの裏方、
私生活では母親業以外は
「節電をする」「節電を呼び掛ける」
ということくらいしかないような気がします。

誰でもできるし、みんなでやれば効果絶大。

節電は、大きな「社会貢献」です!
何より無料です。

みなさま、どんどん呼びかけお願い致します。
特にマスコミのみなさま。(しつこい?)

「被災地の復興のために、わたしたちができること。節電努力。」
http://www.es-inc.jp/news/001947.html

ところで・・・。

東京では、ほとんどのお店で看板は消灯し、
お店の中も照明が落としてあります。
エスカレーターも止まっているところが多いです。

これって、みなさん、何か障害がありますでしょうか?

私自身は、あらためて、
「私たちは、小さな便利のために、なんと大きなエネルギーを
使っているのでしょう!」と思いました。

勿論、お店の開店時間などは、働いている方々には重要ですし、
エレベーターなどは、お年寄りや身体の不自由な方、怪我の方や
身体の弱っている方には必要だと思うのですが、
健康な人にとっては、短いエスカレーターは不要です。
そのほかにも「なくても大丈夫」なものは多いと気付きました。

お店が暗くても「昔のタイみたいだな~」と思うくらいですし、
「社員食堂」も、上司や先輩と
「ムーディーでいいよね」(ムーディって死語?)
って言っています。

唯一気になるのは、子供の登下校ですが、
これも、いまは明るいから大丈夫ですし、
真冬の日照時間が短いときでも、地域の見守りがあれば大丈夫?
地域にもよると思いますが。


被災地の方々の生活を思うと、寒いとか暗いとか言えないですし、
この機会に、今回の「節電」の工夫の中で
「これなら、ずっと続けても大丈夫じゃん!」
ということを、そのまま継続していけばどうでしょうか?

目指せ「節電日本」⇒「節電が普通の日本」

みなさま、どうでしょうか??