ここ数日生き物の命について考えている。
白血病の猫を保護することは、先住猫や他の猫たちを感染の危険にさらすことにもなるのかもしれない。
できる限り隔離して、食器もきれいに洗って、勿論トイレも何もかも別にしているけれど、狭い家のことだから完璧に離して暮らすことはできない。
栄養のあるものを食べて暑さや大雨から守られた環境の中で過ごせば、免疫力があがり病気は落ちつくのではないかと期待している。
一番長い先住猫の花は、交通量の多い公園で餌もなく独りぼっちで鳴いていた。
わたあめはバイパスの植え込みで今にも車に轢かれそうな状態だった。
風太も同じようなもので、保護しなければ多分おとなになるまで生きることはできなかっただろう。
贅沢な環境ではないけれど、みんな仲良く今日まで生きてこれた。
もしこの先病気になればそれはそれで仕方がないと考えよう。
生きものには寿命がある。死ぬときは寿命と諦めよう。
十分ではなくても雨風を防げて、食べ物にも困らない生活。それだけは約束してあげたい。
保護前はゴミ箱の横で寝起きしていたこうじ。
外に出たいと騒ぐこともなく、おとなしくケージの中で過ごしている。
多分外にいるよりは体が楽なのだと思う。
後は、少しずつならして、他の猫と接触させないように注意しながらケージから出る時間を作ってあげたいと思っている。