ぼちぼち日記

シニアの暮らし方や思い、猫たちのことなどをマイペースで記録しています。

こうじ。

2021-07-29 08:31:01 | 家族
明け方4時。皿に入れてやったチュールを美味しそうに食べた。
力尽きてシートに転々と失禁しているが、その前までは何とかトイレに行こうとしていたのだ。


水が溜まって肺や心臓まで圧迫しているからのけぞっている。このほうがまだ息がしやすかったのだろう。


さすって声をかけるが口を開けて苦しそうに呼吸するばかりだった。
ただ見守るしかないのが辛かった。


7時55分。少し痙攣して、その後は静かに呼吸が止まる。
相当苦しかったはずだけれど、鳴きも騒ぎもしない立派な死だった。


仕事を休み、以前お世話になった霊園へ、こうじと一緒に向かう。
こうじの好きだったおやつと花を乗せて。


こうじが焼かれる間、待合室では霊園の看板猫がずっと寄り添って慰めてくれた。




こうじ。
ニンゲンに甘えることを知らずに生きてきたけれど、最後の数日は身体をなぜるとゴロゴロと小さく喉を鳴らしていた。



きっとこの家に縁があったんだよね。
あなたのことを忘れない。
立派な家族の一員だからこれからもずっと一緒にいよう。


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こうじ。

2021-07-29 06:50:53 | 家族
おとといから下痢が続くようになった。
どうにかトイレでするのだけれど、力つきるのかその後また失禁してしまう。
昨日の夜はこうしてケージから出て、お腹をなぜてあげるとコロンと横たわっていた。
お腹は膨れたまま。
でも黄疸が出て顔つきも変わってきた。
ますます呼吸が苦しい様子だ。




明け方何度も寝返りを打っていた。
少しでも楽な姿勢を探しているようだった。
そして今朝。
寝ている姿をみて今日か明日には逝ってしまうだろうと確信する。
生まれてまだ1年にも満たない子猫だ。過酷な外の世界で、楽しい時間はあっただろうか?
「長く生きられなかったとしても、安心して死ねる場所を用意してあげて。」友人のこの言葉を頼りに、小さな生き物が死に向かっていく時間に向き合っている。



こうじがいきている証に、記録を残そうとパソコンに向かったら、花が膝に乗ってきた。その重さに何故か泣けてきた。
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