前から気になりながら見逃してきた映画。
これは2021年制作(高橋伴明監督)で、医師で作家でもある長尾和宏さんの同名の本が原作。(長尾さんの本には『痛い在宅医』もある)
在宅死、在宅医がテーマの、地味だけれど考えさせられる良い作品だった。
柄本佑が演じる在宅医。どこでも見かけるダメ医者が、あることをきっかけに少しずつ心ある医者に変わっていく。
私も日頃から多くの医師と会うけれど、正直残念な人が多いので、この映画はある意味気持ちの救いになった。
柄本さんもよいけれど、宇崎竜童さんの演技がいい。
ターミナルの患者を演じているのだけれど、温かみがありニンゲン臭くてとても魅力的だった。
