ぼちぼち日記

シニアの暮らし方や思い、猫たちのことなどをマイペースで記録しています。

マザーテレサにはなれない。

2024-07-29 12:36:05 | 自然・生き物
ぐーは、今日も生きている。水だけかろうじて少し飲む。それから自力でトイレまで移動して排せつも何とかできる。



庭に毎日のように現れるようになった去年の春。
カラスに襲われたのか、肉がえぐれるような大怪我をしていて、何とか治ってはまた別のところを怪我しているといった状態。体も真っ黒に汚れていた。
食べ物を与えた責任上、何とか捕獲して動物病院へ。
去勢が目的だったが、その時に重度の貧血と膀胱に石が溜まっていることがわかった。




幸い去勢手術とともに膀胱洗浄も行い一命はとりとめた。
エイズでもあり、数日遅ければ死んでいてもおかしくなかったとの先生の言葉で、保護することを決心。
どれだけ生きられるかわからないけれど、せめて安全な場所で最後の時を過ごさせてやりたい。そう思った。

これまでにも弱った野良猫と家猫4匹を看取ってきた。
家族や友人には動物のホスピスと笑って話していたけれど、全然だめだ。
覚悟などやはり出来ずに毎回迷い、悲しみ、オロオロしている。
死にかけている動物を保護するのだから想定内の状況なのに。
そのうえで引き取っているはずなのに。
一年以上一緒に暮らせたから、仕方がないなどと慰めることが出来ない。
もっと生きられないだろうか、と考えてしまう。
何もせず自然のままのほうが動物の苦しみは少ないことを経験しているのに。心が揺れすぎだ。


マザーテレサ。
彼女は、死にゆく人をどのような心で見守っていたのだろう。
死が目の前に迫っている人たちに対して、どのように接していたのだろう。

人も動物も等しく死は避けられない。
仕事上沢山の人と、沢山の生き物の死を見届けてきたというのに。
死についていつも考えているはずなのに。
動物のホスピスだなんて笑わせる。
(´・_・`)





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