風吹くままに

温泉県に暮らすマリの日常

普通の人々

2018-07-28 23:04:39 | 映画・演劇等
 平穏な日常生活を送っていた家族4人の家庭に、長男の事故死、続いて次男の自殺未遂という事件が起こる。この出来事を契機として、愛情と信頼によって固く結ばれていた筈の一家が、激しく揺り動かされ、目に見えない緊張が家の中を支配していく。そして映画は、3人がそれぞれの苦悩を抱えて噛み合わない歯車のようになったお互いの関係に直面する様子を描いてゆく。




話したくなければ、他人に話さなくてもいい。
それが身内でも。
あまりにつらいなら、逃げることも、ふたをすることも時には必要だけど
「つらいから今は向き合えない」自分を認めてあげようよ。
明るく頑張っている自分を褒めちゃいけないよ。
って、この母親に言いたい。
言いたいけど、一筋縄ではいかないでしょうねこのお母さん。

ネットでこの作品を検索したら「家族は崩壊していく」なんてのもあったけれど、
ラストで希望は見えた!と、私はとった。
家を出た母親を、息子がきっと大きく包み込む存在になっていくと。

いい映画でした。
「グッドウイルハンティング」を思い出したけれど、
こっちの方が断然好き。
ロバート・レッドフォード監督の1980年の作品。
アカデミー賞の作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞の4部門を獲得しました。








コメント (6)
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