小学生の頃、校庭で遊んでいると誰かが「雨降ってきた危ないぞ、放射能の雨だ」と言う。
中国が核実験しているのだと言う。
そんなはずはない。
原子爆弾の悲惨さは、戦争で全世界が分かっているはず。
放射能を撒き散らすことを大人がするはずない。
その頃観た映画「千羽鶴」では、終戦後に放射能による白血病でなくなった少女が主人公だった。
楽しい夏祭り。
お面を被って喜ぶ少女。
そのお面に吐血が始まりだった。
外面状の被害はなくても放射能は怖い、この映画で知ったと思う。
だから、もう大人がそんなバカなことをするはずがない。
と、信じていた。
実際は、大人だから、やるのだと。
大義名分を携えて。
広島、長崎の原爆の日と続き、原発事故の不安も残ったまま。
諸々、、、