「戦争と平和 愛のメッセージ」という、なんともべたな題名の本を読んだ。
作者は、あの三輪明宏さん。
私にとっては「もののけ姫」のモロ声とか、「ハウルの動く城」の悪い魔女の声役が印象的だった、あの三輪さんだ。
どこか独特な雰囲気のある人で、テレビで見てるだけでも結構好きなんだけど、実際に舞台を見たりしたことはなかったし、どういう考え方の人なのかも全然知らなかった。
そんな三輪さんが、「戦争」に対する自分の気持ちを私たちに差し出してきた本だ。
すごく短くて字も大きいので、ほんの20分程度で読み終えてしまう(私は会社の昼休みで全部読み終わったし)。本の題名のように、とてもシンプルにストレートに伝えてくれている。誠実な人柄がにじみ出ているようだ。
戦時中の悲惨な体験を書いているのだけど、もちろん子供だったので戦場の体験ではなくて、戦争の中で日常生活を送っている女の人達が、暴力をふるわれたことなんかを書いていて、読んでて心に痛い。
戦争体験だけじゃなくて、いかに日本が愚かな歴史を歩いてきたか、そして今また時代が逆行して戦争前夜の状態になっているということを、するどくそして淡々と語っている。
国のトップにいる、手の届かない人達だけの責任じゃない、私達一人一人の責任で未来を変えることができると、本当にストレートに純粋に主張しているので、ある意味すがすがしささえ感じる。
軽い気持ちで読み始めたけれど、ほんの20分がこんなに貴重で重い20分になるとは思わなかった。
作者は、あの三輪明宏さん。
私にとっては「もののけ姫」のモロ声とか、「ハウルの動く城」の悪い魔女の声役が印象的だった、あの三輪さんだ。
どこか独特な雰囲気のある人で、テレビで見てるだけでも結構好きなんだけど、実際に舞台を見たりしたことはなかったし、どういう考え方の人なのかも全然知らなかった。
そんな三輪さんが、「戦争」に対する自分の気持ちを私たちに差し出してきた本だ。
すごく短くて字も大きいので、ほんの20分程度で読み終えてしまう(私は会社の昼休みで全部読み終わったし)。本の題名のように、とてもシンプルにストレートに伝えてくれている。誠実な人柄がにじみ出ているようだ。
戦時中の悲惨な体験を書いているのだけど、もちろん子供だったので戦場の体験ではなくて、戦争の中で日常生活を送っている女の人達が、暴力をふるわれたことなんかを書いていて、読んでて心に痛い。
戦争体験だけじゃなくて、いかに日本が愚かな歴史を歩いてきたか、そして今また時代が逆行して戦争前夜の状態になっているということを、するどくそして淡々と語っている。
国のトップにいる、手の届かない人達だけの責任じゃない、私達一人一人の責任で未来を変えることができると、本当にストレートに純粋に主張しているので、ある意味すがすがしささえ感じる。
軽い気持ちで読み始めたけれど、ほんの20分がこんなに貴重で重い20分になるとは思わなかった。