京都文化博物館で開催されている、「無言館 遺された絵画展」に行ってきた。
無言館とは長野県にある美術館のことなんだけど、ここには第二次大戦に命を取られた、画家志望の若者達の絵が展示されている。
今回、京都文化博物館に、この無言館から何点かの絵画や彫刻が出展されてきたのだ。
ここに飾られている絵の作家達はプロではない。将来画家になることを夢見て、毎日絵と向き合ってきた画家の卵達だ。
上手い人もいるけれど、正直言って大半は今まさに勉強中といった絵が多い。しかし、彼らの絵は上手い人もそうでもない人も、皆等しく誠実さにあふれていた。
本当に絵が好きなんだ、絵を尊敬しているんだ。ということが、油絵からも日本画からも彫刻からもスケッチからさえも、ひしひしと伝わってくる。
私は今まで想像したことがあるだろうか。
子供の頃から画家になることを夢見ていた、自由な青年のもとに、ある日突然一枚の紙が来て、強制的に戦場に連れて行かれる。
そして突然命を終わりにされてしまう・・・
そんな状況に置かれる自分を、想像したことがあるだろうか・・・
21世紀になっても、世界中で戦争が起こり、同じように前途有望な若者達が亡くなっている。状況はなにも変わっていない。
他人の不幸と比べて自分を幸福だと思うのは嫌だけれど、今の、好きなことをできる自分は確かに恵まれていると、嫌でも思い知らされる。
別に、彼らのためにも絵を描いていかないといけない。とは思わない。が、これから先、何かにつけて私は彼らのことを思い出すんだろう。
明日が最終日ということもあって、かなり会場は混んでいた。
だけど、ほとんどはお年寄りばかりで、若い人はあまり見かけなかった。
絵を見ながら、ご自分の若い頃と重ね合わせて涙ぐんでいるお客さん達を見ながら、本当は若い人達にももっと見に来てほしいんだけどな。と思わずにはいられなかった。
無言館とは長野県にある美術館のことなんだけど、ここには第二次大戦に命を取られた、画家志望の若者達の絵が展示されている。
今回、京都文化博物館に、この無言館から何点かの絵画や彫刻が出展されてきたのだ。
ここに飾られている絵の作家達はプロではない。将来画家になることを夢見て、毎日絵と向き合ってきた画家の卵達だ。
上手い人もいるけれど、正直言って大半は今まさに勉強中といった絵が多い。しかし、彼らの絵は上手い人もそうでもない人も、皆等しく誠実さにあふれていた。
本当に絵が好きなんだ、絵を尊敬しているんだ。ということが、油絵からも日本画からも彫刻からもスケッチからさえも、ひしひしと伝わってくる。
私は今まで想像したことがあるだろうか。
子供の頃から画家になることを夢見ていた、自由な青年のもとに、ある日突然一枚の紙が来て、強制的に戦場に連れて行かれる。
そして突然命を終わりにされてしまう・・・
そんな状況に置かれる自分を、想像したことがあるだろうか・・・
21世紀になっても、世界中で戦争が起こり、同じように前途有望な若者達が亡くなっている。状況はなにも変わっていない。
他人の不幸と比べて自分を幸福だと思うのは嫌だけれど、今の、好きなことをできる自分は確かに恵まれていると、嫌でも思い知らされる。
別に、彼らのためにも絵を描いていかないといけない。とは思わない。が、これから先、何かにつけて私は彼らのことを思い出すんだろう。
明日が最終日ということもあって、かなり会場は混んでいた。
だけど、ほとんどはお年寄りばかりで、若い人はあまり見かけなかった。
絵を見ながら、ご自分の若い頃と重ね合わせて涙ぐんでいるお客さん達を見ながら、本当は若い人達にももっと見に来てほしいんだけどな。と思わずにはいられなかった。