旅の途中で

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宮部作品の投票

2005年09月26日 23時24分45秒 | 
宮部みゆきさんのサイトを運営されている、やまももさんから教えて頂いて、宮部みゆき作品の投票に参加してきちゃった。
あらためて考えると悩むわ~~。
どの作品も思い入れの強いものだから、なかなか順番をつけるのって難しい!

宮部作品をはじめて読んだのが「火車」なんで、これはかなり強烈な思い出がある。興奮しながら読みふけったのを覚えている。

初めて読んだ短編は「我らが隣人の犯罪」だった。短い枚数の中にギュっと濃い内容が詰まっていて、密度の濃い話だった。

今まで読まず嫌いだった時代物もどんどん読んだ。時代物に超能力(?)を組み合わせた「震える岩」はおもしろかった。

が!実は一作品だけ語れない本がある・・・「模倣犯」だ。
言わずと知れた人気作品で、私も「これを読まないと!」と買ってみたのはいいものの、実は上巻の最後の方でストップしている・・・(^^;
だって、怖いんだもん!ホラーじゃないよ。人間の引き起こす犯罪物なんだけど、人間が起こす事だからなのか、ものすごく生々しくて怖くて怖くてたまらなかった。とうとうページをめくれなくなって、それっきり放ったらかしになっている・・・

もちろん、宮部さんの力量がすごすぎるからだ。あまりに真に迫っていてその世界に引きずり込まれてしまったのだ。
読んでいる間、絶望感と恐怖感に囚われて、このままじゃどんどん暗くなっていってしまうと思って、読むのを止めたのだ。

このまま止めるつもりはない。いつか最後まで読もうとは思ってるんだけど、もうしばらくは本を開けることができそうにない(^^;
こんな軟弱な私だけど、これからもついていきます宮部さん!(笑)