二代目のつれづれなる日記

大阪で別注家具・オーダー家具の製造、家具のリメイク・修理をしている丸一木工所の二代目の日々の日記です。

大晦日

2010-12-31 22:46:19 | Weblog
例年30日にしている工場内の大掃除ですが、今年は今日になってしまいましたが
なんとか無事に終えることが出来ました。

刺繍入りのチェストは、年内の納品予定でしたがこちらの製作が当初の予定より
遅れてしまった事もあり、来年の6日に変更していただきました。
(お孫さんの成人式のプレゼントという事もあり、10日までなら
大丈夫との事だったので助かりました。)

そういう事もあり、26日に問い合わせいただいたテーブルの修理(年内のご希望)
を先に仕上げさせていただきました。



小泉産業の「晩餐」というガスコンロ付きテーブルなる商品なのですが
ご家族が集まった時に、テーブルから座卓へとチェンジ出来る様に継ぎ脚式に
なっていて、30年使用されているという事もあり継ぎ脚のハンガーボルトと鬼目
がうまくかみ合わず、幕板の合板部分の接着も切れておりぐらつきがひどいので
修理してほしいとのご依頼でした。



ハンガーボルトのビス部分(木に食い込む方)の長さを長いタイプに交換する
だけでは心もとないので、エポキシボンドを塗布し、ピンをボルトに対して
直角にエポキシボンドを塗布の上打ち込んでおき、29日の夕方に引き取りに
きていただきました。


今年もたくさんの方からお問い合わせを頂き、ありがとうございました。
来年も自分のペースで、頑張らせていただきたいと思います。
よい お年を。

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マルニのベルサイユの修理(納品)

2010-12-25 23:19:06 | 修理
今日は、雪がちらつく寒い一日でしたが、朝からマルニのベルサイユの
伸長式のダイニングテーブルと椅子の納品に京都の精華町に行きました。

京都と言っても、うちから一般道でだいたい1時間ぐらいの距離なので
思っているイメージよりは結構近いんですよ。



無事に納品出来たので、次ぎは奈良の富雄に向かい、その場で御見積をさせて
いただき、話がうまくまとまりましたので来年の納品という事になりました。

工場に戻って一息ついてから、昨日の続きをしていたのですが今日は
薪ストーブが大活躍の日でもありました。

夏の間に、アリとキリギリスの「アリ」のように冬の為にせっせと廃材を
ためておいたので今日のように底冷えする日にガンガン焚いても
そう簡単にはなくならない量があります。

ちょっと遅くまで残業しましたが、おかげさまで工場内の室温は約15℃を
キープできていました。

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試作品(中国製)の修正

2010-12-12 22:15:24 | 修理
年末までに、壁面収納型の書棚と、刺繍入りのチェストを二点、伸長式の
テーブルの修理を納めないといけないのですが、比較的簡単な修理や加工の
依頼も連日のように、うちのHPを見てお問い合わせいただいておりますので
かなりバタバタと毎日を過ごしています。

ポリッシュ(シェラックニス)仕上げの天板の修理は、
こんな感じで仕上がりました。



マホガニーなんですが、木目があまり綺麗でないのをごまかす為だと
思うのですが、約0.6ミリのマホガニーの単板が表面のみ貼ってありました。





オークの方は、鏡板は突板(ベタ芯)で框は無垢です。


伸長式のテーブルの修理は、昨年の12月にも作業させていただいたのですが
マルニというメーカーさんの「ベルサイユ」と言うシリーズで、ブビンガの
突板のフラッシュ構造なんですが、ポリエステル塗装が経年で劣化して
ひび割れしており、ポリエステル塗料と単板を昨年とまったく同じ方法で
めくって、とりあえず木地の状態にしました。


今日は、某通信販売のメーカーさんの来年の商品の試作品(中国製)の
修正をしていました。



(全体の写真をお見せ出来ないので、一部の状態です。
品物の精度、仕上がり具合は販売価格相応なんだと思います。。)

パーティクルボードの下地に樺の突板を貼っています。
中国の工場で試作したそうなのですが、日本に送ってもらって耐久力試験など
をしてみたら、全然駄目だったそうで、うちに白羽の矢が
立ったそうです。

中国の現地工場と日本のメーカーさんとの間に入っている商社さんと
うちが取り引きがあるので、こういう依頼は結構多いのですが
今回は、一発勝負での修正(時間もあまりない状態でしたので)でしたが
問題なく仕上がりましたので良かったです


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ポリッシュ

2010-12-02 22:38:56 | Weblog
色々ご心配をお掛けしておりましたが、体調も戻りましたので遅れを取り戻すべく
無理のない範囲で作業の方を進めております。

先日のブログで紹介させてもらった婚礼家具の改造も無事納品が出来ました。





元々、一台の洋服箪笥だったのを、縦方向に半分にし高さも少し小さくさせて
いただきました。
新しく、作った側板の木口は、同じ色合いで塗装してから、コンパウンドと
ポリッシャーを使って磨いてあります。
(この、お客さんも私が体調不良でだった事をブログでお知りになったそうで、
ご心配していただき、ありがとうございました。)


さて本題ですが、ちょっとしたご縁で知り合いになったアンティークの家具屋さん
から、伸長式のテーブルの修復を依頼されているんですが、支給していただいた
ポリッシュ仕上げ(所謂、シェラックニス)が結構手強いです

タンポずりで根気よく塗り重ねていくのですが、私はアンティーク家具修復の
修行などをした事がないので、HPでやり方を取得しつつ試行錯誤の結果
ようやく仕上がりつつあります。

ウレタン塗装などど違い、塗料が完璧に乾いても水、アルコール、熱などに弱く
爪などでこすると、傷なども付きやすいのですが(塗料を販売されている
メーカーさんに電話で色々お聞きしました。)アンティーク愛好者の方はそれを
理解されていて、逆に良い意味で傷や汚れも、味わいのひとつだと考えて
おられるそうなんです。


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