高知の醤油&味噌屋「マルキョー」ブログ

南国土佐の港町須崎で、大正時代から小さな蔵をやっています。

するどい子

2011年11月06日 | インポート
お昼から一人で工場奥にこもり
ある団体さんに頼まれているダシ醤油を試作してみたがです。

東北にて行なうイベントの一環で
うどんを提供するのに使うとのこと。

いろいろ数値を計算したり
量ったり混ぜたり沸かしたり・・・。

味醂やら醤油やら出汁やら
散らかってしまった机にも
最終的に3種の候補が残ったがです。

そこへ昼寝からのそのそ起きてきた6歳長女が
のそ~っとふらり~っと現れ
「私も食べた~い。」

しかも試食用のうどんが茹で上がったタイミングで!

近くで見てたんじゃないかと思わせるその登場に驚きつつ
「フフフ、美味しいねパパ」と嬉しそうにうどんを食べる愛娘に
目を細めよったがです、私は。

そしたら
「パパ、私はこれが一番好き。ちょうど良いね。
 こっちはちょっとしょっぱいし、そっちはもっとしょっぱいよ」と。

ガ、ガ、ガーン。

わかってる・・・。心得ていらっしゃる・・・。

そうながです、何にも言わず食べさせたけど
塩分濃度を微妙に変えちゅうがです。

そして確かめるようにもう一回食べて
「やっぱりこれが好き」と言い残し
ヒールの高いサンダルをカタカタ鳴らしながら
どこかへ行ってしもうたがです。

子供といってなめたらいかん。
ですね。