今日は78回目の8月15日終戦の日です。
1945年昭和20年に日本政府がポツダム宣言を受け入れ昭和天皇の
玉音放送で敗戦が国民に知らされた日です。 直立不動の姿勢で
ラジオから流れる天皇の声に耳を傾けている日本人の姿がとても
印象的で終戦の瞬間と天皇崇拝を物語る写真として非常に有名です。
10年ほど前まではこの玉音放送による敗戦と天皇の人間宣言は殆ど
同じ様なこ事として扱われていましたが、厳密には天皇の玉音放送
と人間宣言は別々の事です。 人間宣言は終戦から4か月後の194
6年昭和21年1月1日に天皇の発した詔書(しょうしょ)の『新日本建設
に関する詔書』の一部だそうです。
今から考えると敗戦直後に日本政府の大政翼賛会と軍部は戦争責任
を天皇一人に押し付ける為に天皇の神格化によるカルト洗脳こそが
純朴な国民を戦火に駆り立てた最たる原因であると結びつけたかっ
たのかもしれません。 それ故玉音放送と人間宣言を終戦という形
で同一視させていたのかもしれない。 実際に戦時中も天皇の名の
元に多くの兵隊が召集され、天皇万歳で死んでいった。
結論から言えば軍部や政府が天皇の存在と影響力を利用するために
担いでいたに過ぎなかったのかもしれない。こう考えると日本の終
戦から何か別のモノが見えてきそうだ。
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