先日、母親の同窓会旅行の帰りに北九州小倉の駅前で買ってきた豚まん。母は昭和7年に旧満州で生まれ14才で日本に引き揚げてくるまでは大陸で育ったので包子(ポーズ)の美味しさは忘れられないそうです。しかし日本ではなかなかおいしい包子が食べられないと言うんですね。横浜中華街で高級肉まんを買ってきても「もっと皮が薄くて、肉がたくさん入っていたのよねぇ」。彼の地で食べた包子は「満人(決して差別的な呼称ではないそうです)が道端の屋台で売っていた」というから高級ではありませんねぇ。その母親が「そうそう、こんな味だったの」と買ってきたのがこの豚まん。北九州小倉の
揚子江という店の豚まんです。セイロで温めパッカリと割ってみると・・・おぉ、肉汁というかスープがドワッとあふれます。お肉もいっぱい入っているぅ。生地はモチモチとしていてずっしり重いぞ。中身のお肉は濃いめの味付け。しょう油なしでそのままいけます。確かにうまいわ。
翌日、弟夫婦が「肉まんを作ったから」と持ってきたのがこれ。
生地もあんも手作りだそうです。ネットで作り方を調べて作ったとか。
こちらもセイロで温めて食べてみると・・・自分で作ったにしてはおいしいじゃないですかぁ。生地もずっしりしていて やはりモチモチ。中のあんは昨日の豚まんに比べると薄味ですが、からし醤油をちょこっと付けて食べるとこれがちょうどいい味。子供らはそのままで「おいしい!」といって食べていました。特に具のタケノコの歯触りがとてもよろしい。おいしくて合格点!ホントは最後に生地をつまんでギュッとつまんだ方を上にしたかったらしいのですが、どうしても口が開いてしまうので下にしたそうです。
そして今日。中村屋の肉まんをいただきました。
こちらもセイロで温めました。食べ比べてしまうと生地が違うんですねぇ。中村屋の生地はフカフカでズッシリ感はありません。中の肉にはちゃんと味は付いているものの 肉の塊ではないんですね。揚子江の豚まんや、弟の肉まんは中の肉がギュッと固まっているのですが 中村屋の中華まんはそれほど固まっている感はありません。これは包餡器を使用する関係でしかたないことなんだけど。
でも冬の寒い日、バイクで立ち寄ったコンビニの肉まん。ホカホカでおいしいんだよなぁ。お腹の中から温めてくれるんですよね。それはそれでおいしいく感じるのだから これも合格なのかな。