これ!どう思います?

マスコミがあまり報道しない様な問題を、私なりに考えてみます。

自民党の最大の問題 (その1)

2024-07-27 14:43:57 | 政治
【はじめに】
 岸田文雄氏は、政治資金規正法を少し手直しして、派閥を解散して→→政治資金パーティーの問題の幕引きをしようと考えている様に見受けられます。

 政治資金パーティー問題で、自民党は”ドタバタ劇”を演じてしまったので→→「自民党には重大な問題が幾つか有る」事を露呈してしまいました。 今回は、私が「最大の問題だ!」と考えている「何で『空っぽの政治家』を総理大臣にしたのか?」についての私見を書きます。

 「今、衆議院選挙をやったら野党連合が勝利しそうだ」と自民党の議員達は考えている様ですが、2009年~12年の民主党政権の”体たらく”、特に『鳩ポッポ政権』と『空き缶政権』の記憶が鮮明に残っているので→→自民党が大敗しないで→→維新を取り込み→→自民・公明・維新の3党連立政権が誕生するのでは?と予想しています。

 小林鷹之衆議院議員(49歳)を自民党総裁に担ぎ上げて→→年末までに衆議院選挙を実施したら→→自民党と公明党で過半数を維持出来ると私は予想しています。

【政治資金パーティー問題の経緯】
 共産党の新聞『赤旗』が昨年11月に自民党の政治資金パーティー問題を報じました。 その後の出来事を、ご参考までに時系列に列記して置きます。

★ 赤旗のスクープ  :2023年11月6日
★ 政治刷新本部の立ち上げ :2024年1月11日~
★ 派閥解散表明 :2024年1月17日~25日 ・・・麻生派を除く5派閥
★ 裏金議員の処分 :2024年4月4日 ・・・36人処分
★ 衆議院補選 :2024年4月28日 ・・・島根1区で敗れ、東京15区と長崎3区には候補者を擁立し無かった。(全て立憲民主党の勝利)
★ 政治資金規正法を改正 :2024年6月19日
★ 都議会補選 :2024年7月7日 ・・・9選挙区に自民党は8人擁立し→→2人しか当選しなかった。
★ 自民党総裁選挙 :9月下旬(?)

【問題点➊ :空っぽの政治家を総理大臣にした!】
 A氏が、「○○を実現したいと言う政治家が『志の有る政治家』で、岸田文雄氏の様に政治が家業だから→→やりたい事は特に無いが→→政治家になったのを『空っぽの政治家』と呼んでいる」と話しました。 上げ足を取って、「杉村太蔵氏は高級料亭に行きたかったのだから→→『志の有る政治家』だね!」返しました。

 確かに、岸田文雄氏を『増税メガネ』と呼ぶよりも、『空っぽの政治家』と呼ぶ方がピッタリですね!

 自民党の最大の問題は、『空っぽの政治家』を事も有ろうに自民党の総裁に選んだ体質だと思います。 岸田氏が所属していた岸田派は『宏池会(こうちかい)』の事です。 池田勇人氏が宏池会を設立し、①池田勇人氏、②大平正芳氏、③鈴木善幸氏、④宮澤喜一氏、⑤岸田文雄氏の五人の総理大臣を排出した名門派閥です。

 今年の1月に岸田氏が岸田派を解散すると言った時、岸田派に所属していた国会議員は『46人』もいました。 『志の有る政治家』もおられたと思いますが、どうして?『空っぽの政治家』が派閥の長になれたのでしょうか? 派閥に所属していた議員達は、お互いに”人となり”を熟知していたはずです。岸田氏が特に金集めが上手だとは思えませんし、演説が上手いとも思えません、国民に人気が有るとも思えません。 不思議ですね!

《派閥は劣化します!》 考え方が近い人達が→→「○○を実現しよう!」と集まって→→派閥を作ります。 民間企業にも有りますが、政治の世界では”どの国”でも”どの時代”にも派閥は存在します。

 派閥は、設立から時間が経つにつれて”劣化”して行きます。 『志の有る政治家』が少なくなって来て→→『空っぽの政治家』が増加して→→「特別にやりたい事は無いが、大臣になりたい!」と考える輩が増えてきます。 小選挙区制が、この傾向を強める様になったと思います。

 麻生派以外の五派閥が解散しましたが、自民党が余程の大改革をしない限り数年もしたら派閥が出来始めると予想しています。

《私が勤務した会社の派閥》 1958年~74年(16年間)、社長/会長を歴任したTK氏がいました。TK氏は強力な派閥(T派閥)を構築しました。 それ以来T派閥の中から社長と会長が選ばれる慣習が出来てしまいました。 (私が入社したのは71年です。T派閥以外に弱小派閥が幾つか有った様です。)

 役員改選は2年毎に行われたと記憶するのですが、神戸市の花隈に有った某料亭(H亭)を貸し切って→→T派閥のトップ達が集まり→→徹夜で重役の人事を行いました。(T派閥以外の人間も少し重役に選ばれましたが、T派閥以外の有能な人間は、子会社に出向させるなどして早めに芽を潰しました。)

 1987年の重役改選の時、社長候補が二人いて→→拮 抗(きっこう)していました。 漁夫の利を得たのが、大酒飲み/大食漢/遊び好きのKS氏でした。KS氏は悪知恵が働く人間で、禁断の手段を駆使して社長と会長の席を11年間も温めました。その後、会社は低迷し→→胡麻摺が重役になるケースが増えました。 (東大工学部卒でしたがトンデモナク無知で、『ナショナルのゴマすり器』と揶揄されていた方が重役になりました。)

 社長や会長まで上り詰めると、生涯秘書が付いて→→H亭での飲み食いは会社持ちでした。 水道のトラブル、給水機の取り換え等は会社に出入りの業者が行いました。 勿論、代金の請求先は会社です。・・・脱税ですよね!

・・・ 自民党に関連する私のブログ ・・・  日付は投稿日
 私の夢は、「日本に政権が担える二大政党が出来る事」です! 自民党には国会議員が多いいので→→大臣になって仕事をこなせそうな方が結構います。 然し、今までは当選回数と派閥の力学で大臣を選ぶケースが多く→→適任とは言えない大臣がいました。 それでも、大臣になって勉強してくれたら→→少しは真面な仕事が出来る様になると思いますが、勉強嫌いがいます。 (例えば、河野太郎氏は2022年8月10日から2年間もデジタル大臣を続けていますが、デジタル化とは何か?、デジタル化の重要性/問題点など、理解出来ていない様に見受けられます。河野氏は勉強嫌いなんですね!)

 「政治資金パーティー問題等でガタガタになっている自民党を政権の座から引きずり降ろしたい」と私は思っていますが、野党連合政権では旧民主党政権よりもっと悪い状況になると予想しています。 自民党には『TOKYO自民党政経塾』等が有ります。立憲民主党と国民民主党も政経塾を設立して『志の有る政治家』を育てるべきです。(維新には政経塾があります。)

★ 政治資金規正法の改正について :24年5月25日
★ 岸田文雄氏に物申す!       :24年4月20日
★ 自民党を刷新する方法(その1)~(その3) :24年3月2日~3月23日
★ 政党、派閥と国会議員の支出   :24年2月24日
★ 選挙運動の体験談        :24年2月17日
★ 政党、派閥と国会議員の収入   :24年2月10日
★ 政治と黒い金の作り方       :24年1月20日
★ 政治家が黒い金を集める昔の仕組み :24年1月13日
★ キックバック事件         :23年12月16日
★ パーティー券問題         :23年12月9日
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★ 岸田さん!憲法改正ですよ!     :23年11月18日
★ 岸田さん!自動運転レベル4の軽トラですよ! :23年10月28日
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★ 岸田文雄氏は何をしたいのか?!    :23年2月4日
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★ 国政選挙への提案            :20年4月4日
★ 政治家や官僚と賄賂(その1)~(その6) :20年2月8日~3月28日