これ!どう思います?

マスコミがあまり報道しない様な問題を、私なりに考えてみます。

米のウクライナ支援再開!

2024-04-22 21:39:36 | ウクライナ戦争
 アメリカの下院が一昨日(4月20日)に、『ウクライナ支援予算(600億ドル)』を可決したとの報道を読んで、私は、涙が流れそうになるほど嬉しかったです!

 ウクライナでは砲弾が極度に不足して、少しずつロシア軍が前進しています。 榴弾砲などの弾切れで、ウクライナ軍の兵士は塹壕に身を隠して、近づいてきたロシア兵を銃で攻撃するケースが増えている様です。 アメリカが早急に砲弾をウクライナに送る事を切望しています。

 繰り返しになりますが、砲弾が無いので、肉弾で対抗しているのです。 岸田総理は、ダメもとで「ウクライナに砲弾を支援する」と言う特別法案を議会に提出したら、否決されても→→日本保守党に保守の票が流れるのを止められ→→内閣支持率がアップすると予想します。

 2022年の侵攻以来、プーチンは非道極まりない事をウクライナでやっています。「ウクライナ戦争でロシアを敗北させる必要が有る」と私は怒っています。

プーチンの非道❶ :子供の拉致
 ロシアは2022年2月の侵攻以来、ウクライナ人の子供を連れ去って来ました。一部の子供は帰って来た様ですが、23年3月までに連れ去られた子供の総数は『16,226人』に達すると言われています。  出典:NHK国際ニュースナビ『ロシアに“連れ去られる”子どもたち その実態とロシアの狙いは』23年3月22日

 こんな非道が認められるはずが有りません。国際刑事裁判所(ICC)が23年3月に、プーチンに逮捕状を出しました。

プーチンの非道❷ :国家間の約束なんて『屁でもない』!
 ウクライナがロシア領の一部だった頃は、ウクライナにソビエト連邦の核爆弾が多量に保管されていました。ソビエト連邦が崩壊した1991年にウクライナは独立して、世界第3位の核保有国になったのです。

 1994年12月に、アメリカ、イギリス及びロシアの3国が『ブダペスト覚書』に署名しました。この覚書には、「ウクライナが核兵器をロシアに渡し→→その代償として3国がウクライナを保護する」と明記されていました。 そして、1996年に核兵器は全てロシアが受け取ったのです。

 2014年2月にロシア軍がクリミヤ半島に侵攻して併合してしまいました! 『ブダペスト覚書』の「ウクライナを守ると言う約束」をアメリカとイギリスは無視して、何もしませんでした。 「ウクライナで何をやっても、アメリカとイギリスは行動しない!」と言う誤ったメッセイジをプーチンに送ってしまったのです。

 この時のアメリカはオバマ大統領で、イギリスはキャメロン首相、ロシアはプーチン大統領、ウクライナはオレクサンドル・トゥルチノフ大統領でした。

 2014年にオバマ大統領とキャメロン首相が『毅然とした態度』で、ロシアに対陣していたら→→2022年にロシアが侵攻する事は無かったと私は思います。 (沢山の人間が死傷する事は避けられたのです!)

 2022年にロシア軍が侵攻する前に、アメリカはロシア軍の動きを察知していたと言われています。 侵攻の恐れが有るのだったら、『ブダペスト覚書』を盾にして、アメリカとイギリスは戦闘機をウクライナに派遣して、3国で軍事訓練/演習を実施していたら、ロシアは思い留まった思います。

プーチンの非道❸ :核兵器の使用で恫喝する
 2014年以降、ウクライナはロシアの侵攻に備えて軍備を整えていました。 2022年2月にロシア軍が四方から侵入しましたが、ウクライナ軍は『肉を切らせて骨を切る』と言う作戦で、欧米諸国の支援を受けずに首都キーウを守りました。 この時点では、ロシアは核の恫喝をしていませんでした。

 ウクライナの頑張りを見て→→バイデン大統領はウクライナの支援を始めましたが→→プーチンが『核兵器の使用』を仄めかしたので→→アメリカは小出しの支援をしたために、ウクライナ戦争は泥沼にハマった様になってしまいました。

 核兵器は使用してはいけない兵器で、脅しに使用してもいけない兵器です。 核保有国同士の直接、本格的な戦争を避ける為の兵器です。 「核を使用する」と恫喝したら、「こちらも使用する」と言い返したた時だけ抑止が出来るのです。 バイデン大統領は『核兵器のパラドックス』を理解出来ていない様に見えます!

プーチンの非道❹ :ウクライナを徹底的に破壊している!
 プーチンは、今でもウクライナ全土を掌握したいと考えている様です。抵抗する人間は殺して→→街は徹底的に破壊して→→イナゴの大群が通過した後の草原の様に、「何も残すな!」と命令しているのでしょう! 更に、対人地雷や対戦車地雷を至る所に多量に埋めている様です。

 ロシアが勝利した形で戦争が終結したとしても、ロシアにはウクライナを復興する為に必要な莫大な資金を捻出する経済力が有るとは思えません。 ロシアが『破壊し尽くして』ウクライナを占領したら→→ウクライナに傀儡政権を樹立して→→「復興は自分達でやれ!」と言いそうです。

プーチンの非道❺ :アパートを攻撃して→→二次攻撃
 ロシアは、一般市民が沢山住んでいるアパートをミサイルやドロンで破壊し、住民を救出しようと集まった消防士や一般市民の殺傷を狙って→→二次攻撃をしています。

 瓦礫(がれき)の下に埋まった人間を直ぐには救出出来ないのです。こんな非道を国際社会は決して許してはいけません!

ウクライナ戦争で核が使用されるか?

2023-09-30 07:13:11 | ウクライナ戦争
【はじめに】
 今年(2023年)6月から、ウクライナ軍は第二次反攻作戦を始め→→少しずつですが前進して→→「軍事大国だ!」と考えられていたロシア軍が予想に反して、弱く→→弱小のウクライナ軍に押される様になっています。

 「❶ロシア本土を攻撃したり、❷クリミア半島が奪還されそうになったら、ロシアが核を使用する可能性が高い」と言うコメンテーターが複数おられました。❶は既に実施されており、❷は現実味を帯びてきています。 「ロシアがウクライナ戦争で核を使用する可能性が有るのか?」私なりに考えて見ました。

【結論 :私の見立て】
 ロシアがウクライナで核兵器を使用したり、ウクライナの原子力発電所を破壊する脅威は、ほとんど無くなったと私は思います。


 プーチン大統領にとっては、「ロシアと言う国家が重要なのでは無く、自分と愛人達と子供達の安泰が重要なんだ」と思われます。 プーチン氏は沢山政敵を殺してきたと噂されており、その多くは事実だと思います。 プーチン氏が権力を手放すと、自分だけでなく、愛人達と子供達も殺される可能性が高いと恐れているでしょう! 身体が続く限り、何が何でも、大統領の椅子を守る必要が有るのです。

 ロシアの選挙では不正は許容される様ですから、来年(2024年)3月に予定されている大統領選挙でプーチン氏が再選されるのは間違い有りません。 大統領選挙の前にウクライナ戦争がどの様な状況になっても、プーチン氏は勝利します。 換言すると、核兵器を使用する必要性は無くなっているのです。

 2024年3月に予定されたいる大統領選挙で再選されたら、2030年までプーチン氏は大統領の椅子を温める事が出来ます。

★ 2024年3月 :次回大統領選挙    ・・・プーチン氏=71歳
★ 2030年3月 :次々回大統領選挙   ・・・プーチン氏=77歳
★ 2036年3月 :次次次回大統領選挙  ・・・プーチン氏=83歳

(注記) WHO(世界保健機関)のデータによると、ロシアの男性の平均寿命は『68.2歳』です。プーチン大統領は、現在すでに平均寿命を超えた『70歳』の老人です。 プーチン氏は、「あと十年は生きたい!」と考えているでしょう!

【プリゴジンの乱でプーチン氏が得たもの】
 プリゴジンの乱で、ロシア軍の中のプーチン氏に『絶対服従』しない将官/佐官をあぶり出す事が出来→→排除しました。

 『裸の王様』は国を滅ぼしますが、「自分が生きている間だけ『身の安全』が確保出来れば良い」と考えているプーチン氏にとっては、『裸の王様』になる事が理想なんです。

(余談 :私がプーチン氏だったら!) 私がプーチン氏だったら、将来、地位を脅かしそうな人間を毎年十数人暗殺します。ロシア国民は『プリゴジン暗殺?』事件の様に問題にしないと予想します。 政権の内部には無能でも良いから、忠誠な人間を集めるのです。 そんな事を続けたら、プーチン氏亡き後、ロシアには人材が残っていませんから、ロシアは大混乱になると思われます。 プーチン氏にとっては、自分が死んだ後、ロシアがどうなっても良いのです!。

 ロシアは原油/天然ガスの輸出国で、小麦の輸出量は(2020年)世界一でした。私がプーチン氏だったら、これらの輸出で稼いだ金を国民の生活向上の為に使います。そうしたら、ウクライナ戦争の失敗を国民は忘れて、2030年の大統領選挙にも勝てるでしょう! 更に、2036年の大統領選挙に勝てると思います。

 今後数年以内に、自殺したり、急病や自動車事故で亡くなると私が予想している政府高官を以下に列記して置きます。

・・・ 暗殺される恐れの有るプーチン氏の側近 ・・・ 年齢は2023年9月現在
★ ニコライ・パトルシェフ氏 :安全保障会議書記(元KGB) ・・・1951年7月11日生まれ(72歳)
★ アレクサンドル・ボルトニコフ氏 :連邦保安局(FSB)長官(元KGB)、要員数≒35万人 ・・・1951年11月15日生まれ(71歳)
★ セルゲイ・ナルイシキン氏 :対外情報局(SVR)長官(元KGB) ・・・1954年10月27日生まれ(68歳)
★ ヴィクトル・ゾロトフ氏 :国家親衛隊隊長 ・・・隊員数≒40万人 ・・・1954年1月24日生まれ(69歳)
★ ドミトリー・パトルシェフ氏 :農業大臣 ・・・ニコライ・パトルシェフ氏の息子

【核を使用するとしたら!】
 ロシアが、ウクライナで核を使用する場合に考えられるケースは、以下の❶~❹だと思います。

 ❷~❹を実行すると、ウクライナ侵攻に目をつぶっている国々も、ロシアを批判する様になると予想します。 ❶のケースは可能性が有りますが、被害が小さいので、実行しても効果が無いと思われます。

 核攻撃の目的は、「ウクライナに甚大な被害を与えて、厭戦(えんせん)気分を国民と軍に持たせる事」です。 然し、核攻撃を受けて、万一ゼレンスキー大統領が亡くなっても、ウクライナ人と軍は、(怯む事無く、)戦争を続けると私は思います。

 核の脅しのもう一つの目的は、「西側諸国に武器支援を控えさせる」事だったと思われますが、各国から戦車や戦闘車両等がすでに供与され、最近・F-16戦闘機が供与される事が決まりました。この点でも、『核の脅し』は効果が無かったのです。

ケース❶ :ウクライナの人口が少ない地域で核爆弾を一発爆発させる。 ・・・ヘルソン州には広い砂漠(オレシュキ砂漠)が有り、西部に人が殆ど住んでいない国立の広い自然公園が有ります。

ケース❷ :ウクライナの大都市で核爆弾を一発爆発させる→→広島、長崎以上の市民が犠牲になります→→西側諸国は軍事介入をすると予想します。 ・・・キーウ≒300万人、ハルキウ≒140万人、オデーサ≒100万人

ケース❸ :ウクライナの原子力発電所で核爆弾を一発爆発させる。 ・・・廃炉されたチェルノブイリ原発を除いて、ウクライナには原発が4カ所有ります。ヘウネ原発はベラルーシに近いのでロシアが破壊するとは考えられません。 ロシアが占領している『サポリージャ原発』を破壊すると、クリミア半島への農業用水が汚染されるので、脅しの道具に使用してるだけだと思います。

 フメルニッキー原発と南ウクライナ原発への攻撃は、可能性が全く無いとは言い切れません→→攻撃したら→→西側諸国は軍事介入をすると予想します。

ケース❹ :ウクライナで複数の核爆弾を爆発させる→→西側諸国は軍事介入をすると予想します。

【核使用でロシアが失うもの】
 ロシアがウクライナで核兵器を使用したら、得られる物よりも、失う物の方がずっと大きいと私は思います。ロシアのウクライナ侵攻を支持する国は、ロシアを含めても7ヶ国で、国連総会の非難決議で棄権した国は32ヶ国有りました。核兵器を使用したら→→支持国と棄権国は減少して→→ロシアは益々国際的に孤立してしまいます。

 ロシアが核兵器を使用したら→→国連の『緊急特別会期(ESS)』で、平和維持軍と被爆者に対する医療部隊の派遣を決議し→→日本を含む西側諸国は軍隊と医療部隊を派遣する事になると私は予想しています。

 ロシアが平和維持軍や医療部隊を攻撃したら→→NATOは空軍で、ウクライナに駐留するロシア軍を徹底的に攻撃して→→ウクライナ軍の反攻作戦を支援し→→ロシア軍をウクライナから完全に撤退させると思います。

 今年3月に国際刑事裁判所(ICC)が、「ウクライナの子供を強制的に移送した件」でプーチン氏を国際指名手配しました。核を使用したら、再度指名手配されると予想します。

核の使用を抑止する方法】
 「他国の核使用を抑止する手段は、核を持つ事だ!」、「核を持たない国は→→核を持つ国と同盟して→→核の傘をかぶせて貰うべきだ!」と言うのが世界の常識になっています。

 ウクライナは核を保有しておらず、核の傘を差し掛けてくれる国も有りません。そんな状況から、ロシアは「核を使用するど!」と恫喝しているのです。

 「ロシアがウクライナで核爆弾を1っ発か2発爆発させたら、NATO諸国がロシアを核で攻撃する」と予想しているコメンテーターは(私の知る限り)一人もいません。私も同じ見立てです。 然し、絶対にロシアに核を使用させては駄目です!

 「ロシアの核の使用を抑止出来る方法」を考えて見ました。

 NATOは、「ウクライナで核を使用したら→→最新の戦闘機と爆撃機で→→ウクライナに展開しているロシア軍を、徹底的に攻撃する!」とロシアに明言すべきです。 そして、多数のステルス機を集めて→→演習して実力を示し→→ロシア軍を震え上がらせるのです。

 アメリカは『B-2ステルス爆撃機』を20機ほど実戦配備しています。航続距離が12,000kmも有り、450kgの爆弾を16個も搭載可能です。 2~3機が1回・出撃したら、クリミア半島に有るロシア軍の重要な軍事施設とクリミア大橋をほぼ破壊できるのでは?!と私は考えています。

 アメリカは地中海に展開している『第6艦隊』に空母を時々・派遣している様です。ウクライナ戦争が終結するまで、空母を地中海に駐留させるべきです。

ウクライナ戦争と核の脅威

2023-07-22 09:51:05 | ウクライナ戦争
【はじめに】
 「ロシアがウクライナで核兵器を使用するのでは?」と多くの方が危惧されています。今回は、「ウクライナ戦争における核の脅威」について、私の考えを書きます。

 ウクライナ戦争が長引けば長引くほど、ロシアの中国への依存度は高まります。中国の属国になって、北朝鮮の様に『生かさず殺さず』の扱いを受ける事になりそうに思います。ウクライナ戦争が始まって1.5年にもなりますが、ロシア国民の多くは今でもプーチン氏を支持している様です。 ロシア国民よ!このままでは、将来中国に支配される恐れが有る事に気付いて下さい!

【結論(私の見立て)】
 核兵器を使用しても、ロシアが得られる物は殆ど無いと私は考えています。逆に、使用したら→→ウクライナ人は激怒して→→死に物狂いで戦い続けると予想します。 西側諸国の支援は強化され、ステルス戦闘機や爆撃機でウクライナ国内にいるロシア軍を徹底的に攻撃すると予想します。

 「核兵器の使用に踏み切るレッドラインを設けているのでは?」と考えている方がおられる様ですが、プーチン大統領は現在でも「ロシアが勝てる」と信じている様に見受けられるので、レッドラインを考慮しているとは思えません。

 プーチン大統領の精神が『正常』だったら、核のボタンは押さないと思います。彼が恐れているのは、『大統領と言う権力を失う事』と『殺害される事』だと思われます。 ウクライナ戦争に負けそうになっても、大統領の座に留まれるなら、プーチン氏は核兵器を使用しないでしょう!

 戦争が不利になって→→取り巻き連中が離反しそうになり→→身の危険が迫って来たら→→プーチン氏が精神異常になって→→核のボタンを押す恐れが有ります! プーチン氏にとっては、「ロシアの将来がどうなるか?」は問題では有りません。彼は『憂国の士』では決してないのです!

 バイデン大統領は、「兵器の支援を小出しにして→→ウクライナ軍が『ジワリジワリと反攻して』→→プーチン氏が大統領に留まれる状態で→→ウクライナ軍が勝てる様にしたら→→ロシアが核兵器を使用しないで→→戦争を終結させられる」と考えている様に思えます。

 最近始まったウクライナ軍の反抗作戦は期待通りに進んでいない様に見えます。私は少なくともロシアの大統領選挙(2024年3月)までは、反攻作戦で大きな戦果を上げない方が良いと考えます。多分、バイデン大統領も同じ考えだと想像しています。

【ロシアの恫喝】
 ウクライナ戦争でロシアは「核爆弾の使用も有り得る」様な発言を繰り返しています。特に、前大統領のメドヴェージェフ氏(1965年生まれ=57歳)が、西側諸国を威嚇する役割を担当している様で、「ロシアにとって都合の悪い事が起こると核を使用する!」脅迫しています。

 メドヴェージェフ氏の発言は無視すべきです。彼にはプーチン大統領を動かす力は有りません。点数稼ぎをしているだけで、(公式の)スポークスマンでは無いと私は見ています。

【ロシアが核を使用するメリットが有るか?】
 メドヴェージェフ氏は「ウクライナで核爆弾を使用したら→→ウクライナの政府と国民が『戦意を喪失する』から→→ウクライナ戦争は直ぐに終結する!」と言っています。

 アメリカが広島と長崎で核爆弾を使用したら→→直ぐに日本は降伏したので→→アメリカ兵の死者を少なく出来た! ロシアは、この理屈で原爆の使用を正当化しようとしています。

 原爆を投下されたら、ウクライナはギブアップするでしょうか? キーウが原爆で壊滅しても、ゼレンスキー大統領は戦争を続行すると予想します。 ゼレンスキー大統領が原爆で亡くなっても、ウクライナ人は戦い続けると私は思います。 

 原爆でウクライナ人が沢山亡くなったら、西側諸国は軍事支援を止めるでしょうか? 日本を含め、西側諸国の軍事支援は強化されるでしょう! そして、NATO軍はステルス戦闘機などでウクライナに駐留するロシア軍を攻撃して、撤退させると予想します。

(余談 :天皇の存在) 日本が第二次世界大戦で終戦を決断されたのは昭和天皇です。広島に原爆が投下されて、9日後の事でした。 天皇は神の様な存在でしたから、玉音放送を聞いて、巨大化していた日本軍も反対出来なくなったのです。

 「昭和天皇が原爆の恐ろしさを知らされていたか?」私には分かりませんが、「東京が空襲で焼け野原になってしまった事は承知されていた」と思います。軍部が主張する『本土決戦』で、更に沢山の国民が死傷するのを避ける為に玉音放送をされたのだと思います。

★ 1944年11月~45年8月15日 :東京空襲 ・・・死者11万5千人以上
★ 1945年8月6日 :広島原爆
★ 1945年8月9日 :長崎原爆
★ 1945年8月15日 :昭和天皇の玉音放送 ・・・ポツダム宣言の受諾
★ 1945年9月2日 :降伏文書に調印

【原発の破壊】
 ロシアが、ウクライナに有る原子力発電所を破壊して放射性物質を発生させる恐れが有ります。

 核爆弾を使用したら、厚顔無恥のロシアでも「ウクライナが隠し持っていた核爆弾を爆発させた!」とは言えないでしょう! 然し、カホフカダムを破壊した時の様に、原子力発電所を破壊して「ウクライナが破壊した」と主張すると予想します。

 現在、ウクライナには原子力発電基地が4カ所有ります。全てロシア製で、内陸部に有ります。どの原発でも破壊されたら、福島原発事故よりも被害は大きくなる様に思えます。 発電所近辺では長期間、農業が出来なくなると予想します。 リウーネ原発に有る『VVER-440』には格納容器が無いので、ミサイルで簡単に破壊出来る様です。

❶ ザポリージャ原発 :6基(全てVVER-1000)
❷ 南ウクライナ原発 :3基(全てVVER-1000)
❸ フメリニッキー原発 :2基(全てVVER-1000)
❹ リウーネ原発 :4基(VVER-1000が2基、VVER-440が2基)
★ チョルノービリ原発 :1986年に大事故

・・・ 原発の型式、容量 ・・・
★ VVER-1000 :ロシア製の加圧水型軽水炉(100万kW)、格納容器有り。
★ VVER-440 :ロシア製の加圧水型軽水炉(44万kW)、格納容器無し!

【原爆を使用したら!】
 ロシアがウクライナで原爆を使用したり、ウクライナの原発を破壊したら、ロシアが持っている国連の常任理事国の権利を剥奪すべきだと考えます。

 核大国が核兵器を所有しない国で、原爆を使用しても何の罰も受けなかったら、国連の存続意義が有りません。 中国は反対するかも知れませんが、日本を含む西側諸国は一致団結して国際世論を盛り上げて、ロシアから常任理事国の権利を取り上げるべきだと思います。

ウクライナ戦争とロシアの覇権主義

2023-05-27 12:02:45 | ウクライナ戦争
【はじめに】
 参議院議員の鈴木宗男氏は今でも、話し合いでウクライナ戦争が解決すると考えている様です。 鈴木氏が、ロシアの歴史を覇権主義と植民主義の視点で勉強したら、「頓珍漢な発言をしなくなるのでは?」と思います。

 鈴木氏などは、「話し合いで北方四島が返してもらえる」と考えている様です。然し、私は、「ロシア連邦が大混乱した時に、金で買い取るか!、武力で奪い取るか!しない限り北方四島を得る事は出来ない」と思います。

【ロシアの民主主義】
 ロシア連邦では、曲がりなりにも大統領と国会議員は選挙で選ばれます。然し、ロシア連邦が成立したのは1991年12月ですから、今から、たったの32年弱しか経っていません。ロシア国民の多くは、「選挙制度の意義、民主主義/自由主義思想が自分達にとって大切な物だ!」とは考えていないのだと思われます。

 日本に民主主義思想が普及したのは、第二次世界大戦に負けて、連合国から『日本国憲法』を押し付けられたからです。 私の知る限り、学校で民主主義思想を教えた事は無いと思います。従って、日本人は『てんでバラバラの民主主義思想』を持っています。

 現在でも、ロシア人の多くは『独裁制』の方が良いと考えている様に思います。その証拠に、プーチン大統領は「如何にも強そうな男」と見せるために、上半身裸の写真を公開しています。

(余談) ウクライナ戦争でロシアが負けても、ロシアの民主主義、腐敗体質は改善しないと予想します。一方、ウクライナは負けても民主主義国家に変わり、腐敗体質は大幅に改善されるでしょう!

【ロシアの覇権主義】
 第二次世界大戦後に武力で他国を侵略しても、コストパフォーマンス(費用対効果)が悪い状況になってきて→→植民地を解放してきました。 「植民地化して他国民から搾り取る事が悪い事だ」と思う様になって、覇権主義を止めて、植民地を解放した訳ではありません。  第二次世界大戦後、何年も経過して次第に、日本を含む欧米諸国は、覇権主義は『悪だ!』と考える様になって来ています。(今でも、一部の植民地は残っています。)

 ロシア国民の大半は、今でも植民地化政策は『悪だ!』とは考えていません。 1991年のソビエト連邦が崩壊した時に失った領土を、隙あらば武力で奪い返したいと考えている国民が多いい様に思います。その証拠が、世論調査で「ウクライナ戦争を支持する」と答える割合が高い事です。

 但し、富裕層の多くは「自分や息子が兵隊になって戦うのは嫌だ!」、「徴兵されそうになったら、外国に逃げよう!」と考えている様です。

【ソビエト連邦とロシア連邦の侵略】
 ロシアは大昔から戦争を繰り返してきました。 ロシア・ツアーリ国(1547年~)→→ロシア帝国(1721年~)→→ソビエト連邦(1922年~)→→ロシア連邦(1991年~)・・・東方に南方に領土を拡大して、世界一の国土を獲得したのです。

 第二次世界大戦後のソビエト連邦の侵略と、ロシア連邦の侵略の歴史を御参考までに以下に列記しておきます。

・・・ 第二次世界大戦後のソビエト連邦の戦争 ・・・
★ 独ソ戦(第二次世界大戦) :1941年~45年
★ 北方領土への侵攻 :1945年8月18日・・・南樺太、千島列島、北方四島
★ 朝鮮戦争 :1950年~53年
(スターリンが死去 :1953年)
★ ハンガリー動乱 :1956年
★ キューバ危機 :1962年
★ ベトナム戦争 :1954年~75年・・・ソ連軍は1965年から関与
★ チェコスロバキアに介入 :1968年・・・『プラハの春』を武力弾圧
★ 中ソ国境紛争 :1969年・・・珍宝島(ダマンスキー島)・・・中国の領土になった。
★ アフガニスタン侵攻 :1979年~89年
★ エリトリア独立戦争 :1991年

・・・ ロシア連邦の戦争 ・・・
★ グルジア内戦 :1991年~93年
★ アブハジアの戦い :1991年~93年
★ オセチア・イングーシ紛争 :1992年
★ タジキスタン内戦 :1992年~97年
★ 第一次チェチェン紛争 :1994年~96年
★ 第二次チェチェン紛争 :1999年~2009年
★ 南オセチア戦争(ロシア・グルジア戦争) :2008年
★ 北カフカースの反乱 :2009年~17年
★ クリミヤ半島侵攻 :2014年
★ シリアへの軍事介入 :2015年~
★ ウクライナ戦争 :2022年~

【ウクライナ】
 1922年頃、ウクライナ、ベラルーシ及びザカフカース(現在のアゼルバイジャン、アルメニア、ジョージア)がソビエト連邦に吸収されました。

 ウクライナは70年間ほどソビエト連邦の一部だった為に、汚職/腐敗が蔓延していた。この体質は、1991年に独立した後も残っていました。ウクライナ戦争が始まって、欧米諸国が支援する条件として『汚職/腐敗撲滅』を要求した為に、ゼレンスキー大統領が問題の有る政府高官を排除するなどしました。

 ウクライナ独立時点で、ウクライナ国内に核爆弾が1,800発ほど配備されていました。1994年に、「ウクライナ、ベラルーシ及びカザフスタンから核爆弾をロシアに移動させる代わりに、3か国の安全を米英が保証する」と言う『ブタペスト覚書』が、米英露間で作成されました。(米英はこの約束を守りませんでした。)

 ウクライナは貧しい国だったので、軍隊の改革、兵器の近代化が出来ず、2014年のロシア軍の侵攻に全く対応出来ず、クリミヤ半島を簡単にロシアに奪われてしまいました。その後、ウクライナはNATOのアドバイスを受けて軍を改革して、手持ちの古い兵器で何とかロシアの侵攻に対処してきました。

 「ウクライナ国民が、多くの犠牲を払いながら祖国防衛の強い意思を明確に示したので、(日本を含め)NATO諸国が武器を援助するなど、バックアップする様になったのだ!」と私は考えています。

・・・ ウクライナの簡単な歴史 ・・・
1917年 :ウクライナ人民共和国を建国→→内戦など→→ウクライナ・ソビエト社会主義共和国
1922年頃 :ソビエト連邦に吸収され→→『州』になった。
1991年 :ソビエト連邦が崩壊して→→独立して『ウクライナ』となる。
1994年4月 :米英露間で『ブタペスト覚書』・・・ウクライナ、ベラルーシ及びカザフスタンから核爆弾をロシアに移動させる代わりに、米英が安全を保証する。
1994年 :NATOとパートナーシップ
1995年5月 :ウクライナから核爆弾1,800発→→ロシアへ
2014年3月 :ロシアがクリミヤ半島を併合
2019年5月 :ゼレンスキー氏が大統領に就任しました。
2022年2月 :ロシアの侵攻→→ウクライナ戦争


ウクライナ戦争と日本

2022-04-30 13:10:01 | ウクライナ戦争
【はじめに】
 スマホが普及しているので、ロシア軍の蛮行が全世界に知れ渡ってしまいました。ロシア以外で、プーチン氏やラブロフ外相の発言を信じる人は殆どいないと思われます。それでも、彼らは連日嘘をつき続けています。

 日本と欧米諸国が団結して、プーチン政権を崩壊させるべきだと考えます。ウクライナが今年一杯頑張ってくれたら、プーチン政権は瓦解するのでは?と私は期待しています。

・・ ウクライナ戦争に関連した私の投稿 ・・・
★ 私とKGB :     投稿=2022年3月26日
★ ウクライナの問題と橋下徹氏の主張 :投稿=2022年3月19日
★ ロシアを常任理事国から外しましょう! :投稿=2022年3月12日
★ ウクライナへの侵攻      :投稿=2022年2月26日

【共産党と非常事態への対応方法】
 日本共産党の志位委員長が、4月13日の記者会見で「急迫不正の侵略を受けた際は自衛隊にも頑張っていただく」、「急に言い出したことではない。2000年の党大会で決定し、綱領に書き込んでいる方針だ」と発言されたと言う記事を読んでビックリしました。

 2020年1月版の綱領を読んで見ましたが、そんな記載は有りませんでした。 志位氏は東大卒の頭の良い方ですから、近年のロシア、中国、北朝鮮の不穏な動きを見て、「日本が緊急事態になる可能性があり、その場合の対応方法について」党内で議論していたのだと類推します。 そして、幹部の間では、「緊急時には自衛隊に頑張ってもらう」と言う方針を採用していたのだと思います。 綱領を修正する予定だったのかも?

 21世紀になっても、ならず者国家(ロシア、中国、北朝鮮)が存在します。日本は、ならず者国家に隣接しているのです。「国を絶対に守る」と言うスタンスを明確にしないと、ウクライナの様に侵略されてしまいます。

 私は、志位氏の発言を歓迎します。是非とも綱領を修正して頂きたいと考えています。

【プーチン氏のカレンダー】
 毎年・プーチン氏は、上半身裸の写真や銃を持った写真を載せたカレンダーを発行しています。ロシア人の多くは、国の指導者に誠実さなどは要求しないのです。悪い人間でも良いから、逞しい指導者を渇望しているのだと思います。

 普通のロシア人と日本人では、国家の指導者に求めるクオリティ(資質能力)が全く違うのです。ロシア人の多くは、ドンナニ汚い手段を使っても良いから、他国に侵攻して領土を拡大してくれそうな指導者を選ぶのだと私はみています。

 ロシアは16世紀以来・500年近くも覇権主義国家です。 ❶1547年:ツァーリの時代→→❷1721年:ロシア帝国→→❸1917年:ソビエト連邦→→❹1991年:ロシア連邦

 今回のウクライナ戦争でロシアが『手ひどい損害』を受けたら、500年間持ち続けた覇権主義思想からロシア国民は目覚める可能性が有ります。ウクライナ側の勝利で、戦争が終結して欲しいと私は願っています。

(余談) 安倍晋三氏が上半身裸の写真を公表したら、貴方はどう思われますか? 次回の選挙で落選間違いなしだと思います。 山本太郎氏は、まだ47歳ですから、今年の参議院選挙の選挙ポスターに上半身裸の写真を使用したら沢山票が集まるかも知れません。是非ともやってみて下さい!

【日本維新の会】
 日本維新の会の鈴木宗男参議院議員は、ロシアを擁護する発言を繰り返しています。鈴木氏は能天気なのか?今でも「話し合えばロシアが北方四島を返してくれる」と考えている様です。「いい加減にしろ」と言いたいです!

 「ウクライナ側にも責任が有る」と発言していた、大阪維新の会の法律顧問だった橋下徹氏は、先月・顧問を解任された様です。日本維新の会は、「橋下氏の考え方を支持しないから解任した」と明言すべきです。

 橋下氏の仕事(弁護士)と性格から、ウクライナ戦争がドンナ状態になっても、考え方を変えないと予想します。彼は正に『這っても黒豆』の人物です。

(橋下氏への質問) プーチン氏が正式に「北海道をよこせ!」と言って来たら、(その時、橋下氏が総理大臣だったら)「半分あげるから勘弁してください」とでも言うのでしょうか?! 北海道に住む人達に、「若い女性はレイプされるでしょうが、抵抗しなかったら殺されないかも知れない。我慢してください。」、「年金は大幅に減額されるでしょうが、我慢してください。・・・」と言うのしょうか?!

【北方四島】
 戦後、歴代の日本政府は「お願いですから、北方四島を返して下さい!」と言う様なスタンスでソビエト連邦→→ロシア連邦と交渉してきました。相手を刺激しない様な発言/交渉をしてきたのです。 岸田内閣はウクライナ戦争を見て、「北方四島は日本の固有の領土である」と明確にしました。 「従来の弱腰外交では、永遠に北方四島が返って来ない」と判断したのだと想像します。

 一方、ロシアの下院副議長が最近、「北海道の権利はロシアにある」と日本を恫喝するような発言をしました。 これは、プーチン氏が言わせたと考えるべきです。

 2019年5月11日・当時・『日本維新会』の所属だった丸山穂高衆議院議員が、「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか?、反対ですか?」と発言して、物議を醸しました。 安倍晋三氏や鈴木宗男氏が、ロシアを宥め賺し(なだめすかし)て返して貰おうとしていたので、丸山氏の発言を「トンデモナイ発想だ!」と国民の多くが考えたのです。

 私は、1991年のソビエト連邦の崩壊直後の様な混乱状況に、ロシアがなったら→→自衛隊を派遣して北方四島を奪還して→→強固な基地を建設して→→ロシアが再侵入出来ない様にする以外に手は無いと考えていました。

 岸田首相は、「5年以内に防衛費をGDPの2%まで増額する」意向を表明しました。 私は、今年の補正予算で北海道に駐留する自衛隊を増強して、「事有らば!北方四島を奪還する」と言う強い姿勢をロシアに見せつけるべきだと考えます。

 日本はウクライナに兵器を送る事が出来ない様ですが、北海道の自衛隊を直ぐに増強すれば、ロシアの東部軍管区からウクライナ方面に移動した兵器や兵隊を戻すと予想します。(既に、かなり移動している様です。) 従って、間接的ですがウクライナを支援した事になります。 ロシアが『いちゃもん」をつけてきたら、「北海道の権利はロシアにある」等と言うから仕方なしにした事だ!と弁明出来ます。

(余談 :私の夢) 私の夢は、『今回のウクライナ戦争でロシアが大敗して→→プーチン政権が崩壊し→→ロシアが大混乱になって→→日本が北方四島を奪還して→→ロシアに新しい政権が誕生したら→→日ロ平和条約を締結して→→欧米諸国と一緒にロシアの経済復興を援助して→→ロシアを民主主義国家にする』事です。

【ウクライナ戦争の私の予想】
 私なりに、ウクライナ戦争がどういう形で決着するか考えて見ました。

私の考えのベース :①ウクライナの国土≒60.4万km2(日本の1.6倍)、②人口≒4,373万人(内ロシア人≒17.3%)、③ウクライナ人の多くが反露感情を持っている、④ロシア陸軍≒28万人と少ない(内30%程は任期1年の徴集兵の様です)、⑤ロシアは制空権を掌握出来ていない、⑥欧米諸国が今後もウクライナに武器を支給する、⑦ロシア製戦車には欠陥が有る(破壊されやすい)。

予想❶ : 数日でキーウを占領して→→ゼレンスキー大統領を排除して→→傀儡政権を樹立し→→その政権に軍隊を持たせて国を治めさせるのがプーチン氏の当初の計画だったと想像します。

 現在の状況から、当初の計画を達成する事は『不可能』とプーチン氏は判断していると思われます。(ロシアの陸軍の兵数では広大な面積のウクライナ全土を平定して、治める事は誰の目で見ても不可能です。)

予想❷ :現在のプーチン氏の目論見は、東部2州(ルハンシク州とドネック州)とその西側の2州(サポリッジャ州とへルソン州)を完全に掌握し→→ウクライナ南部の沿岸地方(ミニライウ州とオデッサ州)を平定し→→モルドバのロシア占領地とクリミヤ半島を連結する事だと想像します。

 南部の沿岸地方を失ったら、ウクライナは内陸国になってしまい、経済復興と/将来の経済発展に支障をきたしてしまいます。最近欧米諸国から送られて来た兵器を南部2州に重点的に投入して阻止すると予想します。

 巡洋艦モスクワと揚陸艦サラトフが撃沈され、ロシアの軍艦が沿岸に近づくのが不可能になっています。従って、海(黒海)から南部2州に進攻する事は出来ません。(極東から複数の軍艦が出航したと言う記事が有りましたが、黒海に入る為には、トルコ領の狭い!狭い!海峡を通過する必要が有ります。トルコはNATOの加盟国ですから、ロシアの軍艦の往来は認めないと予想します。)

 プーチン氏の目論見が達成される可能性は非常に低いと私は見ています。

予想❸ :現在のロシア軍の占領地域は、クリミヤ半島と東部4州(ルハンシク州、ドネック州、サポリッジャ州及びへルソン州)の一部です。

 3月下旬以来、東部2州(ルハンシク州、ドネック州)に軍を集中させて2州の完全支配を先ず達成しようとしていますが、1ヶ月以上経過してもまだ成功していません。欧米諸国が支給した強力な兵器が前線に到着し始めているので、東部2州の戦闘は膠着状態になるか?ロシア軍が後退すると思われます。

 アントニオ・グテーレス国連事務総長が提案した「マリウポリ製鉄所の民間人を国連と赤十字の管理下で解放する」案を受け入れ、同時に現状の前線を国境にした停戦交渉を始めるのが、プーチン氏にとって最良の策だと私は考えます。 (アメリカとゼレンスキー大統領が、「これ以上民間人の犠牲者を増やすべきでは無い」と判断したら、停戦になる可能性が有ります。)

 プーチン氏が焦って、化学兵器や生物兵器を用いてウクライナ人を多数殺害したら、次の私の『予想❹』と同じ結果になると思います。

予想❹ :ウクライナ軍が頑張って→→ロシア軍を押し戻し→→クリミヤ半島及び東部4州を奪還し→→本来の国境線を挟んで両軍が対陣し→→膠着状態になる。(ウクライナが、ロシア領に侵攻する事は無いと思います。)

 ロシア軍が劣勢になって後退が余儀ない状態になったら→→化学兵器や生物兵器を使用して、ウクライナ人を多数殺害する(ゼェノサイドを行う)と予想しますが→→ウクライナ人は一層果敢に反撃するでしょう→→欧米諸国は強力な兵器を更に多数ウクライナに送ると思います→→結局、ロシア軍はロシア領まで後退するでしょう。

 こう言う状態になっても、プーチン氏から停戦交渉を始めるとは思えません。 敗北を認めたらロシア国民の多くはプーチン氏を支持しなくなるでしょう。 プーチン氏は国家親衛隊(約34万人)を総動員して→→反政府運動を抑えようとするでしょうが→→経済制裁が漢方薬の様にジワジワ効果を出して→→ロシア国民はプーチン政権を倒すと予想します。

 ロシアがゼェノサイドをしたら→→国連はロシアを常任理事から外すでしょう→→その時、まだプーチン氏が大統領だったらロシアは国連から脱退するでしょうが→→新しい政権が誕生したら、ロシアは国連に復帰すると予想します。

 『常任理事国から外す』と言う前例が出来たら、中国が「台湾に進攻して、併合する」と言う野望を諦める可能性が有ります。→→世界は平和になります。